「王国 1 アンドロメダハイツ」
byよしもとばなな より

「少し前は失ったものを嘆いてばかりいたが、今となっては何も失ってなんかいなかったことがわかる。
自分の体と魂、それを持っていれば欠けるものはいつでも何一つなくて、どこにいようと同じ分量の何かがちゃんと目の前にあるようなしくみになっているのだ」

「恋愛とか病気の治癒と同じで、ものごとは正しい時間をかけて順当な道をたどって変えていかなくては絶対に収まるところに落ち着くはずはない。
人間だけがそれをはしょったり急いだりする」

☆☆☆☆☆

はあ〜。なんか癒されます。
だからなんだってことないんだけど、よしもとばななの小説には特別の時間の流れがあって、読んでいるときは異空間に飛ばされる気分。
ほっと一息。

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