「梅シロップは3週間目からが飲み頃」。
でも、うちの梅シロップは10日目にして完売。

作って3日目のとき、すでに子供たちと試飲。
ほんとうはお酒の成分をとばすため沸騰させるらしいが、そのまま5倍にうすめて飲んだ。
「かなりうまいし♪」「いけるねー♪」
喜んで飲む娘と息子。炭酸で割るとまた良し。甘いから飲んでるっていうだけかも。
でも喜んでもらえてうれしい♪

その後「味見」と称して毎日のできぐあいチェックのたびに飲む。
これじゃーなくなるって!

シロップ作りは梅酒のついでだったのであまりたくさん作らなかった。
でも梅酒と違ってシロップは毎日目に見える変化を見せてくれるから、見ていておもしろい。
まるくてつるんとしたいかにも生命感あふれる緑色の青梅が3日もたたないうちにうす茶色になり日々しなびていくのだ。
10日もすればすっかりしなびて骨と皮ばかり・・・いや、種とわずかにはりついた果肉ばかり。

ふう〜・・・。
台所でしなびた梅を見つめて私は、ついつい「盛者必衰・諸行無常」などという平家物語の言葉を思う。
私も日々しなびていくのねえ〜なんて。
いやいや、それを「しなびる」と見るか「美しく年月を重ねる」と見るか。

梅本体は養分を出してしなびたとしても、エキスが残り「おいしい」と言って人を喜ばせたり人を健康にさせたりする。
そういう恩恵を受ければこそ、人はしなびた梅を「美しい」と思えるのでは?
・・・あまりに無理やり?

すべての生命の運行は神の采配なり。
そんな言葉はなかったっけか。
まあ、母なる大地の自然の流れにゆだねます。
プチ悟りの境地ですか・・・?

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