台風が来る前に・・・と子供たち・主婦仲間たちとリゾートプールに行く。

と言っても流れるプールあり波のプールありスライダーありの「市営プール」。ここは近くてチャリで行けるのがお手軽。
去年までは毎年夏になるとみんなで誘い合わせて何度も行っていたプールだ。
今年はもう子供たちも大きくなり友達と勝手に行ったりしてるので、行かないものと思っていた。
が、やっぱりプールはともかくたまには集まっておしゃべりでも、ということで行くことになる。

先発場所取り部隊としてまず息子たちが朝イチで出発。私たちは10時ころ到着。
トイレや売店にも近く日よけになる藤棚の下の「いつもの場所」にちゃんとレジャーシートで場所が確保してあった。よしよし。
コドモたちは友達と勝手にあちこち行って泳いだりしているので、私たちはアイスコーヒーやお菓子でのんびりくつろげる。

曇り空だがプールを渡り藤棚を吹き抜けていく風が気持ちいい。
木々が葉の裏を見せながらさわさわと風に揺れる。
セミの鳴き声が耳に心地よく響く。
学校があるときは主婦仲間たちともしょっちゅう顔を合わせる機会はあったが、夏休みになってからというものみんなで集まって話すこともなかったので楽しく話がつきない。

・・・思えば子供たちが小さい頃はプール来るのも大変だったよねえ、と昔の苦労話になる。
そうそう、おにぎりにぎって持ち物は全部ひとりで準備して、子供たちに水着着せてやってチャリの前と後ろにのせて浮き輪もふくらまして・・・。
プールに入るんだっていっしょに入らなくちゃ危なかったし。
トイレだってついていってたし、売店でジュースやポテト買うのだって行って並んで買ってやって・・・。
一日中子供につきあってプールにつかってて疲れてるのに、またチャリに乗せて帰ってタオルや水着洗濯して、すぐに夕食の準備して・・。
よくやったよねえ。若かったねえ。などと話す。

今年などは、「プール行くよ」と言うだけで、当たり前だがコドモたちは自分のプールバックにレジャー用水着とタオルを詰める。
しっかりものの娘は空いているペットボトルに麦茶まで入れて準備した。
「先に行ってるよー」とそれぞれのチャリでそれぞれの友達と出発する。
私はあとでコンビニで麺類やおにぎりを買っていけばいい。
・・・・コドモたちも成長したんだなあ・・・・。

そう思うと同時に、いつもの主婦仲間たちが苦労をともにした「戦友」というか「同志」みたいに思えた。
ほんとはコレはまずダンナに対して感じるべき感情なのだろうけど。
(ダンナは子育てに関して苦楽をともにしたとは言えない・・・)
私はつるむのが好きじゃないので、固定したグループでいつもいっしょにということはない。
が、こうして彼女たちとここ何年か苦楽をともにし、共通の思い出があることを思うと、連帯感みたいなものを感じる。

毎年恒例だった「市営プールツアー」もこれで最後だろう。
子供が幼稚園・小学校がいっしょだった主婦仲間たちとは、これからは「子供を介しての」つきあいではなくなる。
適度な距離があって利害がからまなくなって、それでもやっぱり仲良くしたい、と思えば彼女たちとも繋がっていくだろう。
まあ、こうしてたまにでも集まって「あのころはこうだったよねえ」と笑いながら話せる仲間がいるってしあわせなことなんだなあと思う。

夕方までプールにいた。
3時過ぎにはプールもすきはじめ予測不能な行動をする危険な小学生も少なくなったので、私たちも流れるプールでしばし流れた。
曇天の合間の夏空が気持ちいい。
浮いている白い雲やスイスイと気持ちよさそうに飛んでいるトンボたちは、やがて来る秋を思わせた。

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