田舎にいるとどこか輪郭がふわっとした田舎の顔になる。
さまざまな日常雑多なしがらみから逃れ、田舎のゆったりした時間の流れの中、父母のもとで緊張もほぐれるからだろう。
広い空に流れる雲を見ていたりどこまでも広がる山並みを見ていると、仕事や毎日の生活に追われていた日々は遠い幻のような気がしてくるから不思議だ。
3日もいると眉もボサボサになってきて化粧をしなくても気にならなくなり、大きめのTシャツやウエストゴムの短パンを身につけるようになる。
今年の夏は冷夏だったので、母が押入れの奥から引っ張り出してきた20年前のジャージなどを羽織ったのでコーディネイトなんてまるっきり無視した重ね着ができあがる。
田舎娘・・・いや、田舎のおばはんいっちょあがり!である。
テレビは見るが新聞を見なくても気にならなくなる。
携帯は電池切れのまま。パソなんてない。
でも別に不便は感じない。
畑から毎日その日食べる野菜をとってきて新鮮な食材で献立を考える。
とれたてのキュウリやトマトはざくざく切って大皿盛りにし、家の裏からミョウガを採ってきて戸別に売りに来る手作り豆腐といっしょに味噌汁にする。
梅干も味噌も自家製。
・・・といっても山奥でもなく、歩いて5分にはコンビニもあり車で10分も行けば都会では見られないような巨大スーパーもある文化生活だ。
新幹線で東京日帰りだってできないわけではない。
近くに温泉もあり少し行けば渓流釣りができる川や山菜の宝庫の山も控えている。
自分がコドモのころは車なんて運転できないし街にあこがれたので「どこにも行けない!不便!」と思ったりもしたが、良く考えればこれこそが「自然からいただく豊かな生活」なんだろうな。
効率と速さと合理性を第一とする大手ファストフード店でフロアマネージャーをしている妹が言う。
「ねーちゃん。年とったらさーここで二人で自給自足で暮らすー?
犬とかにわとりとか飼ってさー。畑で野菜作って山菜とったりして」
「あーいいね。焼き物焼いたり本読んだりして晴耕雨読でさー」
妹も日々の生活に追われて疲れているし、私と同じくダンナとの老後を思い描けないからこんな現実逃避みたいな言葉が出るのだろう。
私たちのその話を聞いていた娘たち。
「・・・ママたち夢みたいなこと言ってるね」
「電気代だってガス代だってかかるんだよ」「車だってガソリン入れないと走らないよ」
・・・・小学生に冷たく指摘されるほど私たちの話は現実的ではなかったか!
やっぱり先立つものがないとうふふなナチュラルライフは送れないのである。
さまざまな日常雑多なしがらみから逃れ、田舎のゆったりした時間の流れの中、父母のもとで緊張もほぐれるからだろう。
広い空に流れる雲を見ていたりどこまでも広がる山並みを見ていると、仕事や毎日の生活に追われていた日々は遠い幻のような気がしてくるから不思議だ。
3日もいると眉もボサボサになってきて化粧をしなくても気にならなくなり、大きめのTシャツやウエストゴムの短パンを身につけるようになる。
今年の夏は冷夏だったので、母が押入れの奥から引っ張り出してきた20年前のジャージなどを羽織ったのでコーディネイトなんてまるっきり無視した重ね着ができあがる。
田舎娘・・・いや、田舎のおばはんいっちょあがり!である。
テレビは見るが新聞を見なくても気にならなくなる。
携帯は電池切れのまま。パソなんてない。
でも別に不便は感じない。
畑から毎日その日食べる野菜をとってきて新鮮な食材で献立を考える。
とれたてのキュウリやトマトはざくざく切って大皿盛りにし、家の裏からミョウガを採ってきて戸別に売りに来る手作り豆腐といっしょに味噌汁にする。
梅干も味噌も自家製。
・・・といっても山奥でもなく、歩いて5分にはコンビニもあり車で10分も行けば都会では見られないような巨大スーパーもある文化生活だ。
新幹線で東京日帰りだってできないわけではない。
近くに温泉もあり少し行けば渓流釣りができる川や山菜の宝庫の山も控えている。
自分がコドモのころは車なんて運転できないし街にあこがれたので「どこにも行けない!不便!」と思ったりもしたが、良く考えればこれこそが「自然からいただく豊かな生活」なんだろうな。
効率と速さと合理性を第一とする大手ファストフード店でフロアマネージャーをしている妹が言う。
「ねーちゃん。年とったらさーここで二人で自給自足で暮らすー?
犬とかにわとりとか飼ってさー。畑で野菜作って山菜とったりして」
「あーいいね。焼き物焼いたり本読んだりして晴耕雨読でさー」
妹も日々の生活に追われて疲れているし、私と同じくダンナとの老後を思い描けないからこんな現実逃避みたいな言葉が出るのだろう。
私たちのその話を聞いていた娘たち。
「・・・ママたち夢みたいなこと言ってるね」
「電気代だってガス代だってかかるんだよ」「車だってガソリン入れないと走らないよ」
・・・・小学生に冷たく指摘されるほど私たちの話は現実的ではなかったか!
やっぱり先立つものがないとうふふなナチュラルライフは送れないのである。
コメント