90分一本勝負

2003年11月20日 日常
主婦仲間たちとランチバイキングに行く。
行き先は最近リニューアルオープンした飲茶バイキングのお店。

電車に乗って出かけるのは情けないことだがホントに久しぶりだ。
「お出かけ」なのでたまにはスカートでもと思い、ほぼ10ヶ月ぶりに冬のスカートをはいてみる。
・・・・・きつい。
息を止め、腹をへこませてファスナーをしめる。よし。イケる。

上着はなんだ?靴は?
・・・勘がにぶっている。
ここんとこずーーーっとジャージやトレーナーの生活だったので、いざお出かけのときに何を着ればいいのかわからなくなっていた。
まだ早いとも思ったが、とりあえず季節が季節なので、フェイクムートン(襟元と袖口にニセ毛付き)の上着をはおって出かける。
鏡に映ったひさびさのお出かけ服のはずの私は、にせムートンのおかげで山に熊でも撃ちに行くかのようないでたちだった。

さて「飲茶バイキング」は90分一本勝負!
私は自他ともに認めるバイキング女王である。
顔色ひとつ変えずに淡々と同じペースで平らげていく。
実はふだんからあまり空腹感も満腹感もそれほど感じないので、そこにあるだけ食べられる。
バイキングに行くとたいていは並んでいるすべての種類を制覇するので、「磯野さんってすごいわあ〜」といつも感心されるのだが、こんなことでほめられるのは喜んでいいものかどうか・・・。

が、今回は少し様子が違った。
なんと私は終盤失速してしまったのだ。
・・・数々の飲茶や中華料理・屋台ラーメン・ピータンがゆなどを平らげ、ゴール(桃饅頭)まであと少し!というところで・・・。
ジャスミン風味のお茶を「お風呂のお湯みたいー。飲んだことないけどー」なんて笑いながら3杯も飲んでいるうちに、スカートのキツサが限界に。
目の前を桃饅頭やごまだんごなどの温かいデザート(?)のワゴンが何度も横切る。
が、腹のキツさのためオーダーできない・・・。

東京国際女子マラソンの高橋尚子風に言えば、
「自分らしく果敢に攻めていけましたが、『初歩的なミス』を犯してしまいました。
終盤、体が一本のハムのようになってしまいました。
バイキングは終わるまでわかりません・・・」。

高橋尚子は当日の朝、いつも食べる餅を食べなかったためにエネルギー不足だったという。
エネルギー不足は「初歩的なミス」である。
私は・・・「キツいスカートをはいてバイキングに臨んだ」。
これぞ「初歩的なミス」と言わずしてなんといおう。
いつもの仕事着のジャージ・スーツ(プーマの上下)で行けばこんな結果にはならなかったと思うと、くやしい。
ああ、桃饅頭・・・。

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