消えた日記

2003年11月24日 日常
知り合いのネット日記が全部削除されていた。

心配になってメールする。
「書いているのが自分だと家族や周囲の人たちにばれてしまって大変だ。どうしていいかわからない」という返事がかえってくる。
自分のことにおきかえてその大変さを思う。

知り合いとは高校のときの友人で、年賀状をやりとりしてメールを半期に一度する程度。
「だいありー」ではないけどネット日記のアドを教えてもらって彼女の日記を読むことで、以前より彼女が身近に感じていたところだった。
今年の冬には会おうか、なんてメールもしていた。

彼女のネット日記には「住んでいる地域・家族構成・パートの内容」がずいぶんくわしく書いてあり、彼女を知る周囲の人が読めば人物を特定するのはカンタンだったかもしれない。
パート仲間の高校生の娘がそのネット日記を見つけておかあさんに読ませ、「ネット日記書いてる?」と聞かれたとのこと。
日記にはパート先の人間関係が仮名だがくわしく書いてあり、もちろんグチや批判、不倫関係なども書いていたので、それがバレた、となると・・・これは大変なことだなと想像できる。

人物を特定できるのは客観的なデータだろう。
どこに住んでいるのか・家族構成はどうなのか・仕事は何か。
そう考えるとこわい。
私のこのだいありーだって、私という人物を知る周囲の人が読めばすぐわかるだろう。

日記は個人的なものなんだから何を書いてもいいだろう。
私はだいありーを「備忘録」であり「心のお掃除箱」だと思って書いている。
でもネット上の日記は公に開かれた場でもある。
個人的なことを書いているうちはいいが、他人のことを書くとこういうことになる可能性もあるんだな。
たしかにもし私がだれかの公開されている日記のネタになっていて、「磯野さん、書かれてるよ」なんて、職場の人や周囲の人に読まれたら、と思うとやっぱり嫌だ。
その書いている本人を悪く思うだろう。
文句のひとつも言うだろう。
・・・・・そう思うとパート仲間の娘から日記を見つけられた、という彼女の「どうしたらいいかわからない」気持ちはものすごくよくわかる。

彼女のメールには「パートはもういられないからやめるしかない。自分の信用をすっかり失くしてしまった」と書かれてあった。
私だって他人事じゃない・・・とだいありーに書く内容についてここ何日かずっと考えている。
でも考えすぎると何も書けなくなってしまうのも事実。他人の目を意識することを忘れないで書いていくしかないか、と思っている。

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