きのう映画館で「ラストサムライ」のチケットを買ったときのこと。

シネコンのチケット売り場は前の人がどんな券を買ったのかマイクの声を通して聞こえてくる。
私の前にひとりで並んでいた男性。
年のころは20前後。全体的にもっさりはしていたがまだ若者と思われる。
「ゴジハム1枚」とチケットを買い、先着何名さまかにもらえる「ゴジハム変身ごっこ」の人形を受け取り、それをじーっと見ながら映画館へ入っていった。

彼にとってその人形をもらったことは本意だったのかどうか・・・。
一部マニアの間では高額(?)で取り引きされているという「ゴジハム人形」。
顔がハム太郎で体がゴジラ、というなんともかわいらしい一品である。
でもほしくない人には全然ありがたくもなんともない品物だろう。

私は平成になってからの「ゴジラ」は全部観ている。
ついでに言うと「平成ガメラ3部作」も。
こちらは古代の文明など取り入れなかなかロマンのある仕上がりだと思う。
「ゴジラ」は息子が幼稚園のころからいっしょに映画館にも行き大画面でその迫力ある映像を堪能したものだ。
「こりゃーありえない」とか「Gフォースの方々はさっぱり学習してないな」とかツッコミながら観るのもゴジラ映画の楽しみだった。

が!!!
2年前からなぜかゴジラ映画はハム太郎と2本立てなのである!
どうして「ゴジ」と「ハム」がいっしょなのか。
このふたつはあきらかに客層が違うとアタシは思うがどうなんだろう。
2本立てになったことで喜んでる人はいるのか。
ゴジラ映画は30代や40代のマニアも多いと思うがハム太郎といっしょになってしまったことで映画館に行きにくくなったのではないか。
内容的にも「ハム」といっしょになったことで、子供だましかなあと思ったりする。

最初は「ゴジ」と「ハム」がいっしょになったと聞いて「便利かな」とふと思った。
うちのコドモは兄と妹。
私と息子はずっとゴジラ映画は観に行っていた。
娘もハム太郎が好きな年頃だった。
うちが「ゴジハム」に行かなくて一体だれが行くのかと思ったほどだ。
でも当時、息子は「ゴジラは見たいけどハム太郎は女のものだから行かない」と言い、娘は「ハム太郎はみたいけどゴジラはこわいからいやだ」と言った。
私も「ハム太郎といっしょに上映されるゴジラ映画なんてお子様のものかなあー」と思い、「ゴジラ2000ミレニアム」を最後に映画館には行っていない。ビデオでは見たが。

今年は「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ・東京大決戦」である。
モスラが出るゴジラ映画は好きなほうだし国会議事堂や東京タワー、六本木ヒルズがどっかんと破壊されるという。
うー観たいー。
ハム太郎映画は「ハムハムグランプリン・オーロラ谷の奇跡リボンちゃん危機一髪」。
ハム太郎もなんだかんだ言ってテレビではおなじみで、職業柄ハムちゃんずのキャラだってざっと15匹は言えるし何匹かは書ける。
ミニモニがハムになっているミニハムズもかわいい。
どんなストーリーなのか一度くらいちゃんと観てみたい気もする。

でも私だってこの2本立てをひとりで観るとして、チケットをシネコンの窓口で買うのはどうも抵抗がある。
「ゴジハム、お一人様ですね」なんてマイクを通して復唱され、ゴジハム人形を手渡されたらなんだか気恥ずかしい。
かといってコドモたちだって「ゴジハムは行かなーい」と言うし。
バラで上映していれば観に行っていたのに、というゴジラファンは私だけではないと思うけどな。

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