プチ世界旅行

2004年3月31日 日常
鬼怒川にある「東武ワールドスクウェア」へ行く。

うちのコドモたちはミニチュアとかジオラマとか想像力がかきたてられるものが大好き。
実は私にとっても「一度は訪れたい場所」のひとつだったので、息子の卒業おめでとう旅行で那須の温泉に行くついでに立ち寄ったのだった。

ここは世界の有名な建築物や遺跡が25分の1の縮尺で再現されているテーマパーク。
建物だけではなく身長約7センチのお人形が計14万体いて、それぞれに建築物の周囲で観光や行進・ダンスしている。
ラッシュでにぎわう東京駅からは中央線や新幹線が本物そっくりに発車したり到着したり。
東京ドームからは応援の声や選手が打ったときの歓声もリアルに聞こえる。
アメリカゾーンではテロで破壊された今は無き世界貿易センタービルがそびえたつ。

次々と本や雑誌で知っている遺跡や建築物があって、またそれぞれに人形たちのドラマがあったりして見ていて飽きない。
噴水や周囲の植林もすべてそれらしくつくってある。

私が大感激したのはエジプトのピラミッドと中国の万里の長城。
バチカンのサンピエトロ大聖堂やフランスのベルサイユ宮殿にも感激。
ミニチュアとはいえかなり本物そっくり。とはいっても「本物」を知らないのだけど・・・。
やっぱりエジプトや中国は一度は行きたい場所だ。
エジプトなどは小学生のころから行きたいと思っていて、「新婚旅行はエジプト。ふたりで白い服を着てラクダに乗るの」なんて夢みていたものだ。

スペインのバルセロナ大聖堂を見ていたとき、そばにいた初老のご夫婦が話していたのを聞く。
「ここは旅情をかきたてられる場所ねえ。ああ今度はここに行きたいわあってねえ」
「バッキンガム宮殿もよく作ってあったなあ。そのとおりだったな」。
ふーん・・ご夫婦で悠々自適な老後を過ごし二人連れ添って海外旅行か。
私たちが「老後」を送るころには一体世の中はどうなっているんだろう。
私はダンナと二人で海外旅行する気にはならないとは思うけど。

息子、ジオラマにかなり興味を持ちなんとか木の一本・人形の一体でもお持ち帰りできないものかと物色していたが・・・。
その様子はかなり不審者ぽく「あーその動きだけで防犯カメラでチェックされてるよ」と娘に言われるほど。
実はベルサイユ宮殿の庭園の池に子供の天使の像が落ちていたのだ。
手を伸ばせば取れる至近距離に天使の像。
すべて人形は固定されているのに、その像だけがたまたま折れて池に落ちている・・・。
何度もその前をウロウロしていたが結局小心者のため取れず。

半日ゆっくり見て世界一周旅行した気分になる。
ふうー。それにしても「本物」を観に行くことなんて残りの私の人生で経験できるんだろうか。
というより、金とか時間とかの問題じゃなくおっくうになるんじゃないだろうか。
安が心配とか飛行機は気圧の関係で不安、とか。
まっとりあえず「東武ワールドスクウェア」楽しい時間でした。

☆フランスとスペインの有名建築物、写真館に追加しました。

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