愛しのヨン様

2004年5月7日 日常
母の日のプレゼントを買いにいく。
「母の日」というより「敬老の日」の年齢の母だが、まあ慣例ということで。

「小さめの財布がほしい」という母の言葉を受けて購入し、帰りに本屋にも寄る。
母のため「微笑みの貴公子ペ・ヨンジュン」のグラビアが載っている雑誌でも買ってあげようと思ったのだ。

正月に実家に行ったときもそうだったが今回の実家行きのときも母の中での「冬のソナタ」ブームは続いており、またまた熱く語られてしまった。
「ヨン様は美しい顔立ちをしている」「日本の若者はみんなナヨナヨしててだめだけどヨン様はなんとも言えずかっこいい」
「冬のソナタは見逃せない。ストーリーも最近のドラマにはないほどおもしろい」
「日本でヨン様に対抗できるのは氷川きよしだけ」などなど。
かなり惚れ込んでいるとみた。
いったいその魅力はなんなのか。

実は私は今までのブームに乗らず「冬のソナタ」は見始めたばかりだった。
先週放送の第五話「罠(わな)」が「冬ソナ」との出会いとなる。
ドラマは初めて見る人にも親切に「今までのお話」を放送してくれる。
最初は違和感があった。
外国モノドラマ特有の日本人の吹き替えのため。
なーんかわざとらしい感じが・・・と思ったり半ばつまらない展開にダレたりして「こんなもんかあ」と思ったりしたが・・・
最後にはまんまとこの世界に引き込まれ女主人公であるユジンにかなり感情移入。
・・・続きはっっっ?この続きが早く見たいっっ!となっていたのである。

確かにヨン様はかっこいい。
笑顔が限りなく優しくさわやかで見ているだけで癒される感じがする。
真面目そうで背筋がしゃんと伸びているふうなのも好感が持てる。
この手の俳優さんは確かに日本には・・・いない。
ストーリーの流れでこの先、ヨン様が愛の言葉をささやくことになるのは知っているので、その愛の言葉や表情など「早くみたいっっ」と思ってしまう。
女主人公がまるっきりクセがなく誰でも感情移入できそうなところもいい。
音楽も昼メロみたいでやけにおおげさなのだがそれもまた良し。
全体的になつかしいような昔の少女漫画のようなテイストが漂っている。

本屋で母のために購入した雑誌には、全部のストーリーが紹介してあった。
「交通事故での記憶喪失」「三角関係」「出生の秘密」「異母きょうだい」などなど・・・不幸のてんこ盛り、というかコレって昭和40年代によくあった少女漫画のパターンではないか。
確かにいまどきこんなベタな展開のドラマなんてない。
こりゃーおばさんたちがハマるのもうなづける。
そして私も次回から何が何でも「冬のソナタ」は見よう!と決心したのであった。

母に送った雑誌には「ヨン様特大ポスター」がついていた。
夏休みに行ったとき床の間にでも飾ってあったりしたら・・・。
70のばあさんのハートをわしづかみにするとは・・・おそるべしヨン様。

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