「トロイ」

2004年6月1日 映画
映画の日「トロイ」を見る。

愛するブラピ様の肉体美を鑑賞するのはもちろんのこと、歴史モノは好きなのでかなり良かった!
映画の日価格では安かったかなという気分。

その昔、学生のころにホメロスの叙事詩「イリアス」を読んだ。
といってもじっくり読んだわけではないが、壮大な神々の物語・・だったように記憶している。
トロイに押し寄せるギリシャ勢の幾多の船や兵士、その海の美しさやトロイの城塞のすばらしさを想像して心が躍ったものだった。
いつかはギリシャやトロイ遺跡に行ってみたいなあとも思った。

そのときの気持ちが映画「トロイ」によってよみがえる。
スクリーンいっぱいの船。スクリーンいっぱいの兵士たち。
古代の神殿や町並み・・・映像としてこれらを見られた!というだけでもかなり満足。
戦いで死んだ兵士が焼かれるとき「黄泉の国への渡し舟代」として死者の目にお金が置かれる・・そんな慣わしもあらためて映像で見てしみじみする。
有名な「トロイの木馬」も「ああこんなだったのね!」と感激。
この映画はやっぱり大きなスクリーンで見てこそ!

トロイの町並みもすごい。
堅固な城壁、その中に住む町の人々・・・うーんこれはどこかで・・「ロード・オブ・ザ・リング」に通じるものがある雰囲気。レゴラス王子も出演(?)してるし。

映像は文句ないのだが、そしてホメロスの「イリアス」と違っていても別にいいのだが・・・戦争の原因が「愛」だというのがちょっと・・・。
その「愛」もなんともおそまつだったりして。
あそこでギリシアの王妃を略奪してトロイへ連れ帰れば戦争になる、ということなど、普通の判断力があれば想像できるだろうが。
そして略奪して連れ帰った王妃をトロイの人々も兄も父もパリス王子とともに表向きでは歓迎するのもなぜ?

オーランド・ブルームのパリス王子、全篇通じていかにもおバカ、って感じ。
弓を持たせれば「レゴラス」って感じなのだが、そんな他作品を彷彿とさせる見せ場でいいのか?
まあ、役者としての幅を広げたってことですか。
オーランド・ブルームは「パイレーツオブカリビアン」でもそれほどいいとも思わなかったのだが、なぜにレゴラス王子のときはかっこよく見えるのか。
「冬のソナタ」のヨン様はかっこいいが、その他のヨン様はオーラ出てない・・・と思ったのと同じ感じを受ける。

トロイのもう一人の王子ヘクトルは、まさにあの時代・あのシーンにぴったり。
精悍な雰囲気が、高校のとき写生したダビデ像そのもの、と思う。
・・・どこかで見た顔、と思ったらヘクトル王子役のエリック・バナって「ハルク」の人だったとは。
「ハルク」もそれなりに良かったが、「トロイ」は彼の代表作になるのでは。

そしてなんといっても愛するブラピ様!!!
あの時代、あのシーンにブラピ様の金髪ロンゲ甘いマスクはいかにも場違いな感じはあるが、とにかくかっこいい!
今までこういう正統派(なのかな?)な大作の主人公を演ずることってなかったように思うけど。

ブラピ様のハダカがおがめるとかなんとか前評判が高かったのだが、露出度は私が期待したレベルを下回っていたのが残念。(・・・どんな期待を?)
私はオトコの太ももの内側にヨワいのだが、アキレスの太もものなんとセクスィーなこと!
ジャンプして相手を刺す、というシーンの多用はその太もも内側を見せるためか?と思われるほど。

昔から、やんちゃでかわいい少年の雰囲気と精悍でセクシーな大人の魅力をあわせもつブラピ様。
今回も「トロイ」のアキレスにすっかり悩殺されました。

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