「デイ・アフター・トゥモロー」を見る。

急に思い立ったのは、きのうの台風中継のアナウンサーが「デイアフタートゥモローの空みたいですね」と言ったから。
ここらはちょうどコドモたちの帰宅時間に台風が荒れ狂い、息子も娘もびしょぬれで帰ってきた。
私は異常気象を見物するのが好きなので(家の中からです。すいません)しばらく2階の窓から見ていたが・・・
空はごうごうと不気味な音をたてて鳴り、大粒の雨が地面をたたきつけるように降る。
黒雲は風にあおられ、時折吹く強風に家が揺れる。
自然の猛威を前にして我々はなすすべがないのであった・・・。

さて、「デイ・アフター・トゥモロー」。
感想は・・・うーん。
台風一過で気温35度、という超あっちーい本日に見たことは良し。
雪と氷の映像にじゅうぶん涼ませていただいた。

地球の温暖化が進むと氷河期に突入する、っていうのも初めて知ったことだし、異常気象の映像はすごい。
竜巻や津波。直径10センチもあろうかと思われるヒョウ。
凍結されたニューヨークの街や一秒ごとに10度気温が低下する、そのときの映像も手に汗にぎった。

が、なんとなくしっくりこなかったのはテーマがはっきりしないからなのか。
パニック映画ならパニック映画として作れば楽しめたのだろうけど。
後半から妙にヒューマンドラマっぽくなったが、異常気象が起こす圧倒的な害をもっと見せつけてほしかった。

おとうさんが気象学者でおかあさんが医者で、その一人息子を父が寒波で凍結したニューヨークに助けに行く・・・。
家族の設定、息子がニューヨークに取り残される状況、その他さまざま、なんだか「作りすぎ」の設定のよう。
いくら極地用の装備をするといっても車一台で向かうとは。
息子の救助のためにおとうさんと同行した人が亡くなる場面も、けっこうあっさり描かれてるのも「?」って感じ。

そしてラスト。
「インデペンデンス・デイ」もそうだったが、こういう映画ってその後あの人たちはどうなるの?ってものすごく気になる。
今回も、無事親子が会えて、凍結されたニューヨークでも生き残りの人々が助かった・・それはいいが、この後「氷河期」が続くわけでしょう。
いったい、助かった人々はどうするんだろう。
「南へ行け」ってか。

「デイ・アフター・トゥモロー」では最後、北半球が氷に閉ざされた地球が映し出され、日本もしっかりと凍結していた。
アメリカの人たちは地続きでメキシコに避難すればいいかもしれないが、私たち日本国民はどうなるのかなあ。
宇宙人が襲来した、とかいうよりもなすすべがない自然の猛威。
小さい島国の中で逃げ場もなく凍結されちゃうわけですね。

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