思い込み大王

2004年6月26日 日常
「ウコツが痛い。部活でぶつけた」と息子が言う。

・・・ウコツ?
チコツなら知ってるけどなあ・・・と思い、「どこ?ウコツって」と聞くと、「ここ」と指差すのは右側の鎖骨。
「それってさあ、サコツっていうんだよ」と言うと「サコツは左。こっちは右だし!」ときっぱりと言い切る息子。
はいはい。
確かに右側だけど・・・それは左でも右でも鎖骨(サコツ)って言うんだよー。

息子はけっこう思い込みが激しい。
今までそれで何度も笑わせてもらった。

貯金通帳に記入してある「受取利子」の文字を見て、「リコさん(名字はウケトリ)っていう名前の女の人が自分の通帳にお金を入れてくれてる」と勝手に思っていたこと。
・・・リコさん、名字まであるとは。私の通帳にもたくさん入れてほしいもの。

駅の階段に表示してある「おり口(おりぐち)」を「おりろ(←命令形)」だと思っていて、「じゃあ『のぼり口(のぼりろ)』って何だろう」と思っていたこと。
・・・確かに漢字の「口」とカタカナの「ロ」の区別は小さいころはわかりにくいと思うが。
「おりろ」に対して「のぼりろ」っていったい・・・。

小学校の校歌に「♪幼きわれら手をとりて集えば」とあるところを「♪幼きわれら目をとじて集えば」だと卒業近くまで歌っていたこと。
・・・娘といっしょに校歌を歌って発覚。
幼い子たちが目を閉じながら集まってくる、ってヘンだと思わなかったのか。しかも卒業間近まで。

そんな話を思い出して「またひとつ追加されたね。気をつけなよ、思い込み大王」と笑う。

すると息子、「実はさー、小学校の3年くらいまで『アメリカには行ってもいいけど外国には絶対行きたくない』って思ってて」。
アメリカやイギリスは楽しそうだけど、本などで見ると「外国」とはドラキュラがいたりする恐ろしいところで、しかもコドモが誘拐されて売り飛ばされる先も「外国」というところで・・・。
友達が「外国に行きたいなあー」などと話しているのを聞いて「よくそんなこと思うな。オレは死んでも外国だけは行きたくない」と思っていたらしい。
外国、ってのも国の名前だと思ってたということか。

息子のそんな話を聞くと、もっと「笑える話」があるんじゃないかと心配半分・期待半分の気持ち。
とりあえず「ウコツ(右側の鎖骨)」に湿布を貼ってやった。

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