学校という場所は修行の場かと思うほど暑い。
(・・ある意味それは正しい)
私も仕事で行かなければ、オトナになってまでこんなに汗をかくことはなかっただろうと思うほど。

当たり前だろうがここらの公立の小中学校にはエアコンがない。
他市で「小中学校にエアコン導入」という新聞記事を読んでホントにうらめしく思う今年の暑さ。
職場の小学校でも、朝イチで全校ストレッチと朝マラソンがあるので朝の8時半には汗がだらだら。
パンツもブラも汗でぐっしょりになってしまう。
そのまま一日過ごすことになるので、Tシャツと短パンの代えは必需品。
頭や首にタオルでも巻きたいくらいだ。

先生たちも実用本位で、みなさん海にでも行くようなかっこうをしている。
もーとにかく普通教室はお子様たちの熱気でサウナ状態なのだ。
ただいるだけで汗が流れる。
昼近くなると窓から熱風が吹き込み、ますます教室の気温は上昇する。
本日の室温36度。・・・見るだけでぶったおれそう。

きょうは「着衣水泳」が行われた。
ここのところのうだるような暑さで、私も子供たちと同じく水泳の授業がとっても楽しみ。
別の行事でつぶれたりすると「えーーーっっ!なんでよっ!」と心の中で叫んでしまう。

低学年は水着の上にTシャツ短パンだけだが、高学年は長袖長ズボンにスニーカーでプールに入る。
水着だけのときと着衣状態のときの泳ぎにくさを比べ、水にぬれた服を脱ぐのがどんなに大変か体験する。
また、ペットボトルやスーパーの袋に空気を入れたものを持つことで体が浮くという体験をする。
スニーカーもけっこう空気を含んでいるので、体の力を抜くと足も浮かんでくる。

・・・と理屈はそうだが・・・。
お子様たちはばちゃばちゃと無駄に動くのでなかなか浮けない。
ペットボトルなど持っても、それに体をあずけるためには力を抜かなければいけないのだ。
私もやってみたが、一度頭が沈むのを覚悟して体の力を抜かないと浮かばない。
いきなり川や海に落ちたらパニックにおちいって力なんか抜けないだろう。
「私はきっとおぼれるなー。顔に水かかったら一発でだめだな」と言うと、6年の子「私も。ゴーグルないとおぼれちゃう!」。
するとそこらにいた子たち口々に「オレも!」「私も!」。

聞くと、ゴーグルがある状態だからこそ泳げるけれど、なければ一発でおぼれてしまうとのこと。
それもそうだな。
うちのコドモたちだってそうだ。
昔のように水慣れの第一歩として「水の中で目をあけましょう」なんて今はない。
「水に顔をつけられない」という子がいれば、「ゴーグルするといいよ」というアドバイスをする。

水着とゴーグルはセット。
着衣してようがしてまいが、そんなことよりゴーグルの有無が溺れる溺れないの分かれ目なのであった。
・・・ということを学んだだけでも意味があったか、着衣水泳。

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