時間がほしい

2004年9月17日 日常
「一日が24時間じゃたりない!30時間くらいほしい!」。
息子の言葉。
それを聞いて、よしよしやっと正しい中学生らしい生活になってきたなと思う。
一学期までがけっこうのんびりしていたので、中学校なんてこんなもんかーとなめてた部分もあるのだろう。

自分の中学高校のころを振り返ると、とにかく時間がいくらあっても足りなくて睡眠時間を削るしかなかった、という記憶がある。
暗くなって学校から帰ってきてすぐ夕ご飯。
疲れきっていたのでとりあえず9時くらいから仮眠をとって、家族が寝る夜中の12時頃すぎに起きる。
それからオールナイトニッポンなど聞きながら3時か4時くらいまで勉強したり好きなことしたりしてまた朝方仮眠。
そんな生活。
それでも中学生のころは、勉強も部活も生徒会も友達も恋愛もなんでも楽しくてものすごく充実していた、って気がする。

ところが中学生になった息子の生活を見ていると、あまり活発な部ではないからかそれほど大変そうでもない。
正しい中学生っていうのは暗くなってから帰ってきて・・・と思っていた私にとってはものすごく拍子抜けした、って感じだった。

が、近頃の息子は、中学の文化祭も近いし部活の新人戦もひかえているとあって暗くなってから帰ってくる。
大急ぎで宿題や明日の準備をしてシャワーをするともう夕食。
宿題だけじゃなく勉強もしたいしテレビをみてのんびりもしたいし、ゲームもしたいし本も読みたいし・・・
もっともっと時間があったら、と思うのは確かにそうだろうな。

私もそうだ。
一日40時間くらいほしい。
やるべきことがあって、やりたいことがあって・・・
ホントに時間がいくらあっても足りないのだった。

主婦仲間との電話で恒例ランチバイキングに行った話など聞くと、「ああー・・・」とちょっと悲しくなる。
行けなかったことが悲しかったのではなく、自分が主婦である彼女たちと少し距離ができてしまったんじゃないかと思ったことが私を悲しい気持ちにさせた。

あちこちでお得なバイキングを見つけてはみんなでちょっとおしゃれして連れ立って出かける。
それが恒例だったのだけど、今回はちょうど仕事の日だったのでいけなかった。
というより、行かなかった、というほうがいいのかも。
「ランチ用の新しいお出かけのための服を準備する」ということからして、気持ちが彼女たちについていけなくなっている自分がいた。
今回のランチの場所は都内だったので、行けば貴重な平日休みのまる一日がつぶれる・・・そう思った時点で気持ちがのってなかった。
やりたいことはたくさんあるんだもんなあ・・・。

やりたいことが消化しきれなくて微妙に落ち込んでいる私と息子に、娘が言う。
「おかあさんとにいちゃんはいろいろやることあっていいじゃん。私はないからつまんないかも。
やりたいことがたくさんあることはしあわせだ、って前におかあさん言ってたじゃん」。
そんなこと言ったっけかー・・・。
忙しいことは充実していること、なのか。
充実していることは幸せってこと、なのか。
んー・・まあとりあえずそういうことにしておこう。

さてさて。あしたは職場の小学校の運動会。
仕事で学校に行くとき、小学校では運動会、中学校では合唱コンクールが私は好き。
どちらも時間をかけて「創り上げる」ものだから。
みんなでいっしょに何かやるってことは楽しいし、やりきったあとは達成感がある。
連日、汗と校庭の土ぼこりにまみれながら練習した成果があしたはうまく発揮できるか。
いい天気でありますように。

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