主婦仲間と話をしていたら、先日のテレビ「一ヶ月10万円以内で生活できる田舎暮らし」の話になる。

首都圏(といっても房総とか伊豆とか)、北海道、湯布院、種子島などなど各地で実際10万円以内で生活している人の暮らしぶりを紹介する番組。
タイトルは正確には覚えていないし、2時間の番組を家事などしながら飛び飛びに見た程度だったが、なかなかおもしろかった。

番組を見る限り、都会からの移住組が多く夫婦二人暮しが多い。
なにしろ「一ヶ月10万円以内」。
なので、抑えるべきは食費と通信費・交際費。
庭の畑に作物を作り近くの川で魚を釣り、食卓には海の幸山の幸が並ぶ。
近くの山で拾ってきた竹で作った炭や木酢液を売り、新聞・テレビもなしという家族もいた。
みなさん、自然に囲まれて夫婦仲良くのんびり過ごしている、といった印象。

私も主婦仲間も思ったこと。
その1「うちなんてコドモ二人で軽く10万はかかる!」。

うちも彼女のところも子供二人きょうだい。
テレビを見ながら私も頭の中で計算したのだが、学校の給食費教材費、スイミング・英語・ヤマハetc.・・・
コドモたちが小さいときは服だって「ファッションセンターしまむら」の280円のTシャツで良かったが、今はあれこれうるさくそれぞれの単価も上がってきている。
「ハラへったハラへったー」と食費もかかる。
コドモたちにかかるお金だけで10万はいくだろう。
主婦仲間のとこなんて私立中学に行っているので二人で10万どころではないらしい。
子供がいなければ「もしものときの生命保険」も必要ないだろうから、うちみたいに生命保険だおれしそうになることもないだろう。

その2「陸の孤島みたいなとこに住んでる人が多かったけど、交通費や交際費はかからないのかなあ」。

人関わることなく仙人みたいな暮らしをすれば確かにお金も使わないだろうけど。
私の実家の父母も「夫婦二人の田舎暮らし」を地で行く、ってカンジだが「交際費が大変」と母は言う。
近所からのいただきものや庭の畑のものなどで確かに食費は抑えられている。
が、田舎生活に車は必需品。車の維持費がけっこうかかる。
そして田舎にいるからこそかかる交通費。
親戚づきあいや人と会うために街に出るときかかる必要なお金。
孫たちに(時には私や妹に)あげるおこづかい。

今の時代、田舎にひっこむなら私だったらやっぱりネット環境も整備したいしケーブルテレビも引きたいし。
これで通信費がプラス何万・・。
そんなことに惑わされているうちは10万円の田舎暮らしはできないってことか。

でもまあ、美しい自然に囲まれてとれたての旬のものを大自然からいただく田舎暮らしの良さは、盆暮れのカナダステイで私も実感している。
コドモたちが大きくなり手が離れる何年か後には、私は実家に戻ろうと思うこともある。

が、私の未来の青写真にはダンナの姿はないのだ!
主婦仲間も言っていたが「夫婦仲良く二人暮しなんてねーえ!」。
口数の少ないダンナ二人で生活したっておもしろくもなくともない。
そのへんにゴロゴロされたんじゃストレスがたまるだけ。
それなら一人のんびり誰にも気をつかわずに過ごしたほうがずっといい。
たまに来る分には泊めてやってもいいけどさ。

・・・とまあいろんなことを検証して盛り上がる。
が、実際「10万円生活」の方々だって10万はかかっているわけで。
それは何から出てるのかな。
年金?うーん・・・それだけじゃあ・・。
自分の自由になるお金がないと「田舎で悠々自適な一人暮らし」もできないってこと。
何はともあれやっぱり「お金はだいじだよー♪」なのであった。

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