きのうの新聞。
見開き2ページを使って100人の老若男女がずらりとならぶ。
それぞれが胸に「15才(女)」とか「64才(男)」とか年齢が書かれた白いTシャツを着ている。
真ん中に「40才(男)」と書かれているダウンタウンの松本人志。

「日本っておじさんおばさんの国なんだ」のコピーが踊るツーカーの広告。
日本が100人の国だとすると・・ということで日本人の年齢構成・男女比を表しているということ。
へー。そうなんだ。と思ってよく見るとたしかに20代前半まではひとりずつだが、50代はふたりずつ、とか100人のうち半数以上は40代以上だとか気づく。
ま、何歳からが「おじさんおばさん」なのかは人それぞれの解釈だろうけど。
私としては不惑を越えたら間違いなく仲間入り、だと思うけどね。

そして「最近のケータイは若い人のことばかり見てはいないか」の文字。
「私たちが作らなければいけないのは、普通のおじさんおばさんにとって使いやすい、シンプルでカンタンなケータイ。通話以外の機能は思い切って削ぎ落とし、そのかわりに取り扱い説明書もいらないくらいの使いやすさをめざしています」とある。

それはいいかも。
私も9月に携帯を買い換えたとき「シンプルでいい」と思った。
シンプルさでいってドコモのプレミニがいいと思ったが、機種変更だとバカみたいなお高い値段だったのでやめた。
新規なら安かったのに。
結局写真も撮れる普通のにしたが、ほとんど通話以外には使っていない。取説も読んでいない。

機械にヨワくなってる、たしかにそれはそう。
だいたい日々の生活に忙しくて取説読んでまでいろんな機能を使う、そんな時間もない。
携帯でだれかとつながっていたい、とも思わないし。
そんなつながりよりも、もっと地に足をつけた現実の生活とか目を見て話ができる人間関係のほうに時間とられてるし。

広告の100人のみなさんは、元気な笑顔で笑っていて年齢のわりには若々しく見える。
「年齢のわりには・・」というのも失礼な言い方で・・・
今どき、本当の年齢より実感年齢が若いと思っている人が7割を占めているという。(博報堂調べ)
私だって本当の年齢をぴったり言い当てられたらガックリくるもんなあ。

新聞の100人の写真をじーっと見ていた娘。
「周りにこんなにおじさんもおばさんもいないよ。おじいさんもおばあさんもいない。日本は子供の国みたい」。
・・・そうか。そういえば私の周りにも20代の若い男女は生息していない。
ついこのあいだまではおじいさんおばあさんも接点がなかった。
ダンナは主婦の人たち(おばさん)とはほとんど接点がなく、「主婦はひるまっから寝っころがってテレビ見て家の中にいるから、自分とは接点がない」と言い、私のひんしゅくを買った。
それは、主婦に対する誤ったイメージでしょう・・。

ふだんの生活では私も「日本はおじさんおばさんの国」という実感はないな。
まあ、それぞれ住み分けされてるってことか。

ケータイはシンプルでいい。
私は買ったばかりだからしばらく買えないのが残念。
次に買い換えるときにはより小さいのが主流で、私みたいなパカパカ(二つ折り)で写真も撮れるでかいヤツは化石と化しているんだろうか。

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