あけてびっくり!

2004年12月20日 日常
12月に入ってお歳暮をあちこちからいただく。

とはいっても、誰もお世話してないので御礼にいただくということでもなく、まあ慣例で身内で回しているようなもんだけど。
だいたいいただくものも決まっていて、○さんからは洗剤のセット、△さんからはのりやだし、かつおぶしのセット。
これはこれで「必ず使うもの」なので重宝。

でもやっぱり「贈り物」というのは、「自分では買わないけれどあったらうれしいもの」がもらえるとありがたい。
北の国から届くイクラやホタテは、「クール宅急便でーす」という声を聞いただけで「おっ今年も!」とうれしくなる。
いつだったかは大きな発砲スチロールで生きたカニを送ってくれたこともあった。
京都からの「白だし」も、私の料理が「料亭の味」になるスグレモノ。

さて、うちにはコドモがいるということで毎年ジュースやカルピスのセットを送ってきてくれる親戚がいる。
カルピスのセットは、あけなければ日持ちもするし買えば安いものではないのでいただきものとしてはうれしい。
今年も12月の始めには届いていたがまだ開けないでとってあった。

きのうのこと。
縄跳びの特訓を娘として(特訓したのは私のほう)、とてものどが渇く。
「そういえばカルピスあったよね。あけて飲もうよ」とお歳暮の箱を出してくる娘。
気がきいて、ふたつのコップに氷と水まで入れて持ってくる。
渇いたのどを潤すカルピスの甘い味を想像しながら包装紙をはがしにかかる。
早く飲みたいよぅー。

そのとき、娘の一言、「『しょうわ』って書いてある・・・」。
包装紙から透けて見える箱の文字を読んだらしい。
「ショウワ?それじゃあ『油』だよ。カルピスなんだから『カルピス』。C・A・L・P・I・S!」。
と言いながらにじんだ汗をふきつつ、包装紙をはがした箱に見えるのは・・・間違いなく「SHOWA」の文字。

んんんー?
いやな予感がしふたを開けると・・・そこにずらりと並んでいるのは「天ぷら油」「菜種油」etc.。
油が光を反射して黄金の輝きをはなつ。
それは間違いなく「SHOWAギフトセット」なのだった。
すっかりカルピスモードになっていた私と娘はとりあえず無味無臭の水を飲み干し、スーパーにカルピスを買いにいきましたとさ。

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