遅ればせながら「いま、会いにゆきます」を見る。

ホントは「カンフーハッスル」を見ようと思ったのだが、シネコンのポイントがたまって映画一本無料になったので、もしハズしたとしてももともと。
「セカチュウ」は泣けなかった主婦友たちも「こっちはいいよ」と言ってたし、ずっと見たいなあと思っていたので。
でもいまひとつこの類のお話は覚めた目で見てしまいそうだったのも事実。

11月公開なので空いているかと思った映画館はかなりの入り。
若い女の子やカップルが多い。
予告編からしていつものハリウッド映画とはまた違ったラインナップ。
私はあまり見ないラブストーリーものの予告が続き、「ほうー。こんなのも悪くないなあ」と思わされる。
「着信アリ2」は予告だけでも超コワい。かなりびびった・・・。
あんなの真っ暗な閉鎖空間で見たら最高にこわいに違いない。
ほんでもって「東京タワー」。
大好きな岡田くんのあんな姿こんな姿。
ああー・・・なんだか胸がキュキューンとしてしまう。
映画館で見る勇気はないけどこれは必ず!と誓う。

・・・とびびったりせつなくなったりと予告編でかなり気持ちに揺さぶりをかけられた状態で本編にのぞむ。
いわば「畑が耕された状態」。

「いまあい」といえば「泣ける映画」。
ホントか?と初めはちょっと懐疑的な部分もあり、おいおいこれって拉致監禁じゃ・・と思ったりもしたが・・・。

まず情景がすばらしい。
雨に濡れた森がとても美しい。降る雨が奥行きを感じさせ萌える緑が生命の息吹を感じさせる。
父と子が住んでいる家や小学校の校舎も懐かい雰囲気。
そして子供たちがかわいい。
肩に揺れる黄色い札は「いちねんせい」の印。
一年生の教室の感じは、みんな小学生に慣れてきたころなんだなあと思うだけでけなげに感じる。
子役の祐司も表情・しぐさ・声ともにかわいく、母を慕う姿はどこまでもせつない。

周囲の方々がズズッと鼻をすすったりハンカチを目に当てたりするのが臨場感を盛り上げ、わたくしも泣けましたよ。
素直な気持ちを失わずに流れにのって泣けた自分にほっ・・・。
「おわかれ」だから悲しくて涙が出たのではない。
「決断」だから胸を打たれた。
ああそうなんだ、そういうことなんだ・・・と。

やっぱり子供がからむとヨワい。
職場の独身女性は「ふたりの運命の出会い」に感激して涙した、というけれど、私の感動ポイントはやっぱり子供がらみだなあ。
おウチでひとりで見ていたら箱ティッシュが必要だったことだろう。

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