ここらの学校では学期の初めに子供たちから「ぞうきん2枚」ずつ集める。
仕事で行っている小学校では提出されたぞうきんを委員会が集めてナンバリングして管理している。
たまたま係の小学生たちとぞうきんを分けるお手伝いをしたときのこと。
子供たちから提出されたぞうきんをじっくりと見る機会なんてなかったのだが・・・。
それぞれ別の家庭からきたぞうきんの「規格」がやけにそろっていることに気づく。
家でぞうきんを作るとへんに厚ぼったくなったりするのに、薄さもちょうど良く大きさも手ごろ。
名前を書くための名札もついている。
・・・これは市販されているぞうきん。
「なんだあ。みんな100均のぞうきんじゃん」と私が言うと「うちもー」「うちもヒャッキン」「うちミシンないし」と小学生たち。
100円ショップなら3枚100円で、ドラッグストアなどでも5枚セットなどで売られているぞうきん。
集める側にまわって初めて、こんなにできあいのぞうきんが出回ってるんだと知る。
そういう私も娘に今学期持たせたのはヒャッキンのぞうきん。
だって正月明けでバタバタしていてぞうきん作る時間なんてなかったし。
それにだいたいぞうきんを作るための白いタオルも今回はうちになかった。
白タオルがうちにない場合、どうするか。
「わざわざ白タオルを探して買ってきてミシンで縫う」という作業をしなければならない。
模様のない白いタオルなんて探すとなるとなかなかないもの。
こんな手間とお金をかけるならできあいのものを買ってきたほうが早いよなあ・・・。
そもそも「ぞうきん」なんてものは、使わなくなったボロ布とかそんなものをおろして使うものだろう。
学校側だって別にそれでいいと思っているはず。
が、子供たちが学校にもって行きたがるのは「まっ白いぞうきん」。
以前、台所で使ったふきんが少し汚れたのでそれでぞうきんを作ってやったら、
「おかあさん。こんなの持ってきてる人いないよ。新しいぞうきん持っていかなくちゃ」と娘。
新しいぞうきん、というのもヘンな表現だなあとも思ったが、それ以来、白いタオルをもらったりするとそれをとっといて時間があるときに「学校用ぞうきん」をまとめて縫ったりしていた。
介護の仕事でお年寄りのお宅にいくと床もトイレも「ぞうきん」を使ってお掃除することが多い。
こう書くとごく普通のことのようだが、私は最初ちょっと変な感じになったのを覚えている。
だってうちでは床はダスキンやクイックルワイパー、トイレは流せるシートを使っているから。
テーブルをふくのは台所用のふきんだが、何かこぼしたときなどはティッシュとかおしぼりウェッティなどをつい使ってしまう。
汚れたらそのまま捨てる、という使い捨てに慣れていたので、ぞうきんをしぼって水ぶきする・繰り返し使うということに最初少し抵抗があったのだった。
「ぞうきん」は学校用には用意するけれど、家ではそれほど使わないものだったりする。
だからこそ買ったほうが早いのだった。
私の世代でもそうなのだから、若い小学校低学年のおかあさんたちだって使い捨て世代だろうな。
集められたぞうきんの三分の二以上ができあいのぞうきんだった。
そのうち「水ぶき」という言葉も死語になり、「ぞうきん」は学校用に特別用意するものになったりして。
仕事で行っている小学校では提出されたぞうきんを委員会が集めてナンバリングして管理している。
たまたま係の小学生たちとぞうきんを分けるお手伝いをしたときのこと。
子供たちから提出されたぞうきんをじっくりと見る機会なんてなかったのだが・・・。
それぞれ別の家庭からきたぞうきんの「規格」がやけにそろっていることに気づく。
家でぞうきんを作るとへんに厚ぼったくなったりするのに、薄さもちょうど良く大きさも手ごろ。
名前を書くための名札もついている。
・・・これは市販されているぞうきん。
「なんだあ。みんな100均のぞうきんじゃん」と私が言うと「うちもー」「うちもヒャッキン」「うちミシンないし」と小学生たち。
100円ショップなら3枚100円で、ドラッグストアなどでも5枚セットなどで売られているぞうきん。
集める側にまわって初めて、こんなにできあいのぞうきんが出回ってるんだと知る。
そういう私も娘に今学期持たせたのはヒャッキンのぞうきん。
だって正月明けでバタバタしていてぞうきん作る時間なんてなかったし。
それにだいたいぞうきんを作るための白いタオルも今回はうちになかった。
白タオルがうちにない場合、どうするか。
「わざわざ白タオルを探して買ってきてミシンで縫う」という作業をしなければならない。
模様のない白いタオルなんて探すとなるとなかなかないもの。
こんな手間とお金をかけるならできあいのものを買ってきたほうが早いよなあ・・・。
そもそも「ぞうきん」なんてものは、使わなくなったボロ布とかそんなものをおろして使うものだろう。
学校側だって別にそれでいいと思っているはず。
が、子供たちが学校にもって行きたがるのは「まっ白いぞうきん」。
以前、台所で使ったふきんが少し汚れたのでそれでぞうきんを作ってやったら、
「おかあさん。こんなの持ってきてる人いないよ。新しいぞうきん持っていかなくちゃ」と娘。
新しいぞうきん、というのもヘンな表現だなあとも思ったが、それ以来、白いタオルをもらったりするとそれをとっといて時間があるときに「学校用ぞうきん」をまとめて縫ったりしていた。
介護の仕事でお年寄りのお宅にいくと床もトイレも「ぞうきん」を使ってお掃除することが多い。
こう書くとごく普通のことのようだが、私は最初ちょっと変な感じになったのを覚えている。
だってうちでは床はダスキンやクイックルワイパー、トイレは流せるシートを使っているから。
テーブルをふくのは台所用のふきんだが、何かこぼしたときなどはティッシュとかおしぼりウェッティなどをつい使ってしまう。
汚れたらそのまま捨てる、という使い捨てに慣れていたので、ぞうきんをしぼって水ぶきする・繰り返し使うということに最初少し抵抗があったのだった。
「ぞうきん」は学校用には用意するけれど、家ではそれほど使わないものだったりする。
だからこそ買ったほうが早いのだった。
私の世代でもそうなのだから、若い小学校低学年のおかあさんたちだって使い捨て世代だろうな。
集められたぞうきんの三分の二以上ができあいのぞうきんだった。
そのうち「水ぶき」という言葉も死語になり、「ぞうきん」は学校用に特別用意するものになったりして。
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