モーツァルトくんのバッハ
2005年2月14日 日常「磯野さん。モーツァルトくん来るけど・・・来る?」と主婦友。
モーツァルトくん、というのは主婦友が勝手につけた呼び名で、年に一度来るピアノの調律のおにいさんのこと。
去年もおととしもその青年が来て「ほんとにもうかっこいいんだから!」と話には聞いていた。
顔立ちは主婦友曰く「ツマブキと中村獅童をたして割ったようなカンジ」。
・・・ツマブキと獅童は足せないじゃんか、と私は思ったものの、主婦友が言うには「とにかく、お育ちが良さそうっていうか、プリンスっていうか貴公子っていうか、指なんか長くて細くて10センチ以上ありそうで・・・」なのだそう。
去年の調律が終わったときに「何か一曲弾いてもらえませんか?」とお願いしたらモーツァルトを弾いてくれたから「モーツァルトくん」だという。
さて、モーツァルトくんのお仕事が終わるころ私たちは連絡をもらっていざ主婦友宅へ。
調律も終わり、モーツァルトくんは仕事の後の紅茶の時間。
気になるその風情は・・・まさに(ツマブキ+獅童)÷2!
なんというか、この前、飲酒でタクシー運転手をなぐった中村七之助をもっとさわやかにキリっとさせたようなカンジ。
このクソ寒い中、白い綿シャツ一枚にチノパン。
ここらでは見られないような繊細な貴公子タイプ。
指も長くてきれいでそれこそ手を広げれば2オクターブも届きそうである。
「うちはエレクトーンなんで調律お願いできなくて残念です」と言うと、「そうですね」と笑う口元には韓国スターなみの歯並びのいい白い歯。
昔の漫画などにあったキラリンという星などを書きたくなる。
ついでに背景にはバラでも背負わせて。
なんつーか浮世離れしているというか、芸術の国から来たプリンス、って雰囲気。
紅茶のお皿のかたわらには、クッキーの小袋が小さく折りたたまれて置いてある。
幼い頃からのしつけも行き届きお育ちも一流と見た!
主婦友「去年ね、モーツァルト弾いていただいて。今年ももし良ければ一曲弾いてもらえれば、と思って」。
モーツァルトくん、「あっ。・・・・バッハでいいですか」。
バッハ!!!・・・・よし。
最近、私は一枚300円で購入したクラシックシリーズのCDを車の中で聞いている。
シューベルトとかモーツァルトとかあるが、今一番のお気に入りはバッハ。
なんというかバッハの音楽は神がかっていて大変よろしい。
雨の降る中、「トッカータとフーガ」なんぞを聴きながら車を運転していると、私はどこかで殺人でも犯して逃亡しているのでは?とマジでそんな気になるからすごい。
残念なことに弾いてくれた曲の名前は忘れてしまったが、音がどんどん移り変わっていくバッハらしいすばらしい曲。
目の前で生で奏でられるバッハに私たちはほうっっ・・・と大感激。
演奏終了後、「昔はね、バッハは嫌いだったんですけど・・・今はバッハの良さがわかるようになりました」とモーツァルトくん。
音楽についてはド素人の私たち、何か気の利いたコメントを、と思ったものの思い浮かばず「・・・バッハは神がかってますよね」と私。
・・・・・。
そのコメントが見事にハズしたことを一瞬の「間」が物語る・・・・。
モーツァルトくんが帰った後、「なにさっきのコメント。意味不明だし」と私たちはしばらく笑ったが、とっても素敵なバレンタインのひとときを過ごさせていただきました♪
モーツァルトくん、というのは主婦友が勝手につけた呼び名で、年に一度来るピアノの調律のおにいさんのこと。
去年もおととしもその青年が来て「ほんとにもうかっこいいんだから!」と話には聞いていた。
顔立ちは主婦友曰く「ツマブキと中村獅童をたして割ったようなカンジ」。
・・・ツマブキと獅童は足せないじゃんか、と私は思ったものの、主婦友が言うには「とにかく、お育ちが良さそうっていうか、プリンスっていうか貴公子っていうか、指なんか長くて細くて10センチ以上ありそうで・・・」なのだそう。
去年の調律が終わったときに「何か一曲弾いてもらえませんか?」とお願いしたらモーツァルトを弾いてくれたから「モーツァルトくん」だという。
さて、モーツァルトくんのお仕事が終わるころ私たちは連絡をもらっていざ主婦友宅へ。
調律も終わり、モーツァルトくんは仕事の後の紅茶の時間。
気になるその風情は・・・まさに(ツマブキ+獅童)÷2!
なんというか、この前、飲酒でタクシー運転手をなぐった中村七之助をもっとさわやかにキリっとさせたようなカンジ。
このクソ寒い中、白い綿シャツ一枚にチノパン。
ここらでは見られないような繊細な貴公子タイプ。
指も長くてきれいでそれこそ手を広げれば2オクターブも届きそうである。
「うちはエレクトーンなんで調律お願いできなくて残念です」と言うと、「そうですね」と笑う口元には韓国スターなみの歯並びのいい白い歯。
昔の漫画などにあったキラリンという星などを書きたくなる。
ついでに背景にはバラでも背負わせて。
なんつーか浮世離れしているというか、芸術の国から来たプリンス、って雰囲気。
紅茶のお皿のかたわらには、クッキーの小袋が小さく折りたたまれて置いてある。
幼い頃からのしつけも行き届きお育ちも一流と見た!
主婦友「去年ね、モーツァルト弾いていただいて。今年ももし良ければ一曲弾いてもらえれば、と思って」。
モーツァルトくん、「あっ。・・・・バッハでいいですか」。
バッハ!!!・・・・よし。
最近、私は一枚300円で購入したクラシックシリーズのCDを車の中で聞いている。
シューベルトとかモーツァルトとかあるが、今一番のお気に入りはバッハ。
なんというかバッハの音楽は神がかっていて大変よろしい。
雨の降る中、「トッカータとフーガ」なんぞを聴きながら車を運転していると、私はどこかで殺人でも犯して逃亡しているのでは?とマジでそんな気になるからすごい。
残念なことに弾いてくれた曲の名前は忘れてしまったが、音がどんどん移り変わっていくバッハらしいすばらしい曲。
目の前で生で奏でられるバッハに私たちはほうっっ・・・と大感激。
演奏終了後、「昔はね、バッハは嫌いだったんですけど・・・今はバッハの良さがわかるようになりました」とモーツァルトくん。
音楽についてはド素人の私たち、何か気の利いたコメントを、と思ったものの思い浮かばず「・・・バッハは神がかってますよね」と私。
・・・・・。
そのコメントが見事にハズしたことを一瞬の「間」が物語る・・・・。
モーツァルトくんが帰った後、「なにさっきのコメント。意味不明だし」と私たちはしばらく笑ったが、とっても素敵なバレンタインのひとときを過ごさせていただきました♪
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