朝、仕事に出かける前に時間があるときはハムちゃんとのふれあいタイム。

きのうの朝のこと。
エサがもらえると思ってさっそくモソモソと巣から出てくるハム子とクリーム。
目はまだ細くてねむそう・・・。
いつもならまっ先にかけ寄ってくるはずのチョコがでてこない。

・・・・チョコ?
ゲージの中にいるはずのチョコがいない。
巣の中にもいない。
おがくずの中にももぐってない。
「クリーム、あんたチョコに出てけって言ったんじゃ・・・」などと言いながらあせって探すがゲージの中にはいない。
入り口は閉まっていたので、ゲージの隙間から脱走したとしか考えられないのだった。
安売りで買ってきたばかりのゲージには、組み合わせ部分に1.5センチほどの隙間がある。
ゲージでうんていもする身軽なチョコなら脱走可能と思われる。

過去、何匹もうちのハムは脱走している。
だいたいは私や娘がゲージを閉め忘れるからだけど。
ハムちゃんはすみっこと低いところが好き。
部屋の壁に沿って移動し、低いところに落ちている。
だから、台所の勝手口やお風呂場、玄関のたたきなどで発見される。
一度は玄関のスニーカーの中に入っていて、ふと見たら靴の中から見上げるハムちゃんと目があってびっくりしたこともある。

チョコもどっかに落ちてるだろう・・・と軽い気持ちで探すが、あちこち見ても見つからない。
ついでに、と掃除機を持ち出して家具の後ろ側も捜索。
「おっ」と思って見ても、それはまるまった紙くずに綿ボコリが降り積もったものだったり、台所のスポンジの変わり果てた姿だったり。
いつのものとも不明なボールペンやリップクリームなども発見。
それでもカンジンのチョコはいない。

探すべきところはすべて探したのにいない。
しばらくしてどっかで遺体で見つかるのもなあーとは思ったが、探している時間もエネルギーもなかった。
捜索打ち切り。
学校から帰ってきた娘、「チョコー!!」と言いながらひととおり探すがやっぱりいない。

夜、寝るときになって。
娘「きょうはここで寝る」とチョコがいなくなった居間に、自分の枕やタオルケットを運んでくる。
「もういないよー。あれだけ探したんだから。それに、ハム子たちと寝ると回し車がうるさいから寝られないよ。あきらめなよ」と私。
いくらハムが夜行性だって、都合よくゲージのところに戻ってくるような生き物でもないし。
ハムだから呼んでも来るはずもない。
それにもし夜中にチョコが出てきたとしても、熟睡している娘のこと、すばやいチョコを捕まえられるはずもない。
無理だなーとは思ったが、それで娘があきらめがつくなら、と思う。

一夜明けて。
居間に下りていくとソファで熟睡している娘。
やっぱりハムたちはうるさかったらしく、回し車ははずしてある。
そして、テーブルの上に娘のお手紙。
「チョコがみつかりました!」。

ええーー!
娘を起こして聞いてみると・・・
夜中にカサカサ音がしたからゲージを見た。
ゲージの横に立っているチョコと目が合った。
いそいで捕まえた。
ということ。
「ちゃんと戻ってきたじゃん。ここで寝てよかったあー」と満足げな娘。

巣の中を見ると、何事もなかったかのようにいつもどおりまるまって寝ているチョコとクリーム。
まさか夜中に出てくるとは思ってなかったから、無事発見されてよかったよかった。
隙間があるゲージにはぼてっとした動きの遅いハム子を入れ、チョコとクリームはハム子が入っていたゲージへ。
ハム子なら脱走はまず不可能。
一件落着、でした。

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