息子の音楽事情

2005年5月18日 日常
最近、息子が「ipodほしいなー。中間で○番以内だったら買って」とうるさい。

息子の所有は私の使い古しのCDウォークマン。
主婦仲間から中学生の音楽事情を聞くと「友達とMDのやりとりしてるみたい」なんて言ってたし、イマドキMDでもないのはまあ不便はしてるだろうとは思っていた。
でも、外で聴くわけでもないし、そもそも部屋にこもって音楽を聴く・・・というタイプでもない。
音楽よりゲーム、今までの息子ならそうだった。
だいたい息子が持っているCDだって、私のポルノCDのコピーとか「ボーボボ」のテーマ「ワイルドチャレンジャー」とか。

特に必要ないじゃん、と思って「なんでipod?いつ聞くの?何聞くの?」と言うと・・・
「実はもう買ってある」と出してきたのはオレンジレンジのCDアルバム2枚。
ヤマダカードでポイントがたまっていたから、一枚はポイントで一枚はこづかいで買ったという。

オレンジレンジのほかにもいろいろと聞きたい音楽があるけど、お金がなくて買えないし、借りたとしてもMDウォークマンがないからコピーしても聞けなくて困る、今から買うならipodがいい・・・というのが息子の言い分。
「MDなら居間にコンポあるんだからそこで聞けばいいじゃん。じゃなかったら、CDに焼いてCDウォークマンで聞けばいいじゃん」と私が言うと、それではだめらしい。
息子としては「外で聞くわけではないけど、どんな音楽を聴いているのか誰にも知られずにひとりで聞きたい。イマドキMDもないのは自分だけだし」ということのよう。

そうかー。
そういえば、私も中学1年のとき、親にものすごくワガママ言ってCDラジカセ買ってもらったもんなあ・・・。
「ステレオあるんだからそれで聴けばいい」と言われたのに、「自分の部屋でイヤホンで聴きたい」と言い張ってケンカした、そんな覚えがある。
初めて自分のお金で買ったレコードはふきのとうの「白い冬」だったか。
NSPとかとんぼちゃんとかフォークソング系のレコードを自分のお金で買って聴いて、なんだかオトナになった気分になったっけ。
「自分の世界を持つようになる」ってことかな。

それにしても、いつのまにひとりでオレンジレンジなんて・・・と息子の決断と行動に感心する。
お金を使うならゲームだと思っていたし、大きい買い物をするときは必ず「買ってきて」とか「いっしょに行って」とか言っていたのに。
知らないところで成長してるのか。

ま、ipodがほしいという要望は承った。
調べてみると、1万円ほどで買えるタイプもある。小さくて便利そう。
でも「テストの結果のごほうび」は私としてはバツ。
だってテストってそんなもんじゃないでしょ。

さて、オレンジレンジ。
これにはヤラレた!
ポルノの「アポロ」「ヒトリノ夜」を聞いたとき以来の衝撃!
「花」「ミチシルベ」くらいしか知らなかったけど、2枚目のアルバムなんていろんな曲がびっちり入っていて、聴いていてホント楽しい。
低音の人、なんというお方か知りませんが声に艶があって聞きほれてしまう。
私としては15曲目の「papa」のぶっとび加減なんてツボで、聴いたあとには必ず「うーんすばらしい・・・」と毎度毎度ため息が出る。

2枚目アルバムは「musiQ」。
きのう息子に「オレンジレンジの2枚目のアルバム、ほら、『むしきゅう』のさ・・・」と話を振ったら、
「・・・『ムジーク』!」と思いっきりあきれた顔をされる。
んなの、読めないよー。

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