ハナハトマメの人たち
2005年8月31日 日常介護のお仕事。
ちょっと前までは、70代・80代前半の元気なお年寄りを訪問することが多かった。
最近は、90歳以上の方のところへいくことも多くなった。
90歳過ぎると半分くらい夢の世界と現実の世界を行ったり来たりしていて、なかなかみなさんかわいらしいおじいちゃんやおばあちゃんだったりする。
息子さんがその場にいても「どなたですかね。ご苦労様ですね」と言ってにっこり笑ったり、体温はかったすぐあとに「熱はないかな。はかってみなくちゃね」と言ったり。
半分寝たきり状態のお年寄りをかかえたご家族の苦労は並大抵ではないと思うし、近いうちに自分にも起きること。
このお仕事は人生劇場を見せていただいているなあと思う。
私たちは決められた時間だけなので、やるべきことをしっかりとやりなおかつご家族の方にもお年寄り本人にも外の風と元気を運ぶように・・・と思ってはいるが。
90歳もとうに過ぎたお年寄りというのは、とにかくなんというか笑顔に邪気がなくて菩薩のよう。
大正生まれ以前の方は、小学校1年生のとき「ハナ ハト マメ」で始まる教科書を暗誦している。
夢の世界に生きているようなお年寄りも、「○さん、ハナ ハト マメ」と呼びかけると、続きの「ミノ カサ カラカサ」をもれなくみなさんうれしそうな顔で返してくれる。
声をあわせていっしょに歌うみたいでとってもいい笑顔になる。
そのときはくりくり頭の男の子かおさげ髪の女の子に戻っているみたい。
手足をマッサージすると、「若い人の手はすべすべしていていいねえ」とよく言われる。
私も娘の手をさわると、そのあまりのみずみずしさと弾力にむぎゅっとしたいっっと思うが、そんなもんか。
きょうも手のマッサージをしていて「いいねえ。若い人はつるんとしていて」と言われたので「いやーもう若くはないんですよ」と返す。
すると「あたしはね94歳。もうばあさんだけどね。若くないって言ったって、あなたはまだ80歳にもなってないだろ?」と言われる。
・・・うー80歳にはたしかになってないけど・・。
若い若いとか言われるのはこのお仕事ならではのラッキーなおまけかな。
ちょっと前までは、70代・80代前半の元気なお年寄りを訪問することが多かった。
最近は、90歳以上の方のところへいくことも多くなった。
90歳過ぎると半分くらい夢の世界と現実の世界を行ったり来たりしていて、なかなかみなさんかわいらしいおじいちゃんやおばあちゃんだったりする。
息子さんがその場にいても「どなたですかね。ご苦労様ですね」と言ってにっこり笑ったり、体温はかったすぐあとに「熱はないかな。はかってみなくちゃね」と言ったり。
半分寝たきり状態のお年寄りをかかえたご家族の苦労は並大抵ではないと思うし、近いうちに自分にも起きること。
このお仕事は人生劇場を見せていただいているなあと思う。
私たちは決められた時間だけなので、やるべきことをしっかりとやりなおかつご家族の方にもお年寄り本人にも外の風と元気を運ぶように・・・と思ってはいるが。
90歳もとうに過ぎたお年寄りというのは、とにかくなんというか笑顔に邪気がなくて菩薩のよう。
大正生まれ以前の方は、小学校1年生のとき「ハナ ハト マメ」で始まる教科書を暗誦している。
夢の世界に生きているようなお年寄りも、「○さん、ハナ ハト マメ」と呼びかけると、続きの「ミノ カサ カラカサ」をもれなくみなさんうれしそうな顔で返してくれる。
声をあわせていっしょに歌うみたいでとってもいい笑顔になる。
そのときはくりくり頭の男の子かおさげ髪の女の子に戻っているみたい。
手足をマッサージすると、「若い人の手はすべすべしていていいねえ」とよく言われる。
私も娘の手をさわると、そのあまりのみずみずしさと弾力にむぎゅっとしたいっっと思うが、そんなもんか。
きょうも手のマッサージをしていて「いいねえ。若い人はつるんとしていて」と言われたので「いやーもう若くはないんですよ」と返す。
すると「あたしはね94歳。もうばあさんだけどね。若くないって言ったって、あなたはまだ80歳にもなってないだろ?」と言われる。
・・・うー80歳にはたしかになってないけど・・。
若い若いとか言われるのはこのお仕事ならではのラッキーなおまけかな。
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