「チャーリーとチョコレート工場」を見る。

ティム・バートン&ジョニー・デップ。
フツーの映画じゃないだろう、もしかしてキワモノ?と期待半分・不安半分で見に行く。
意味不明映画だったらやだなあ、と。

しかし!
これはすっかりヤラレた。
見終わった後は、ディズニーランドのアトラクションに乗って楽しんだあとの気分かな。
または「不思議の国のアリス」読後の気分。

予告一本のみ、すぐに本編の開始。
なにやらコトが起こりそうな音楽にのせて、私たちは一気にウォンカさんのチョコレート工場に!

ぐいぐいと引き込まれていく展開、リズミカルにすすむお話。
シュールでブラックなんだけど、ラストにはほんわか暖かい。
オコサマもおっけー・・・だと思う。
(教育的配慮のある親御さんはやめたほうがよし)
特にチョコレート工場内部の場面は、ホント夢の国みたいで楽しくなる。
お菓子でできた色とりどりの草木や実。チョコレートの川や滝。
その川を船に乗って下る・・・ううー楽しそうっ。
リスのナッツ選別工場もすばらしいっっ。

私としては、ツボにはまったのがウンパ・ルンパ。
チョコレート工場で働いている人々なのだが、同じ顔のちっこいオジサン。
これが・・・ザザーッと出てきたかと思うと、みんな並んで歌って踊るんだよ・・・。
もうー私はホント、ツボであのアヤシイ踊りに笑えてしょうがなかった!

そしてジョニー・デップ!
これはすばらしい。ジョニデってキレイな顔してるんだなあーとあらためて思う。
ウォンカさんはハマリ役ですね。
ときどき見せる逝っちゃってる表情は彼ならではでしょう。

主人公のチャーリーがやさしくいいコなんだなあー。
チョコレート工場に招待されたほかの4人がワルガキなので、チャーリーの笑顔にはほっとさせられる。
家が傾いていてすぐにでも倒れそうでも、おとうさんが失業してビンボーで連日キャベツスープだけでも、合計381歳の老人がぎゅうぎゅうとひとつのベッドで寝ていても・・・
「家族がいるから元気になれる」とさわやかな笑顔のチャーリー。

チャーリーになかなかゴールドチケットが当たらない場面では、(予告編見て当たるってわかっているのに)ハラハラしたりホロリとしたり。
チョコレート工場に勤務していたというチャーリーのおじいちゃんもまた良し。
おばあちゃんも笑顔がカワイイ。
ウォンカがおとうさんと和解する場面もしみじみ。
ドゥークー伯爵(またの名をサルマン)、今回は普通の役だよ。
ラストシーンがまた素敵。

見たらきっとチョコレートが食べたくなるだろう・・・という予想に反して、これでもかのチョコで食傷気味。
都内?の映画館では、チョコレートの香りを漂わせる機械を導入したところもあるとウワサで聞いたな。
匂いつきの映画、そんなの見たらもっともっと楽しいかもね。

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