プロデュース?

2005年11月23日 日常
娘、宿題の音読をしている。
お題は「人類よ、宇宙人になれ」。

「太陽が死ねば地球も死ぬ・・・だっちゃ」。
文末に「だっちゃ」。
これは『野ブタ。』バージョンの音読。
ひととおり終わって、娘「はい。次、『電車男』バージョン。「たたたたたたたいようがしししししねばちちちちちちきゅうも・・・・」。
・・・さっぱり進まない。

さて、話は変わって。
私が行っている介護の会社のメンバーはオバチャンよりも若いママたちが多い。
歳のころは30代前半。
保育園に預けて朝から晩までバリバリ働いていて、家に帰ればまだまだ手がかかる子供のお世話。
ホントにアタマがさがる。

先日、事務所で報告書を書きながら保育園ママたちの会話を聞くとはなしに聞く。
「あした、『野ブタ。』だよねー。楽しみー♪」。
「うんうん。一時間あっという間に終わっちゃうよねー」。
「ふたりともいいよね♪」「どっちが好き?」「んーやっぱり『だっちゃ』のほう?」「あーそうだよね」。
などと盛り上がっていた。
ふうーーん・・・「ふたりともいい」のか・・・?

「野ブタ。をプロデュース」の「ふたり」とはNEWSの山下くんとKAT-TUNの亀梨くん。
「だっちゃ」の方が山下くん。
私としてはふたりとも「いい」とは思えない。
だらだらした話し方、だらしのない服装、何も考えてないっぽい会話・行動。高校生なのにホストみたいだ。
高校生ならもっと若いエネルギーを何かにぶつける、みたいなのがあってもいいだろ?とつい思ってしまうのだった。

「野ブタ。」のお話自体が、周囲に合わせて浮かないように気をつかうイマドキの高校生の閉塞感を描いているのだから、役作りなのかなーとも思うけど。
でも、ごくせんの亀梨くんもドラゴン桜の山下くんも今の「野ブタ。」のキャラとそんなに変わんないもんなあ。
「素」なんだか役柄なんだか。
原作と違ってプロデュースもさっぱり進まないし。
というより絶対アレじゃ設定にムリがあると思うなあ・・・。
修二が信子をプロデュースする必然性がないもん。
原作どおり修二が人気者から嫌われ者に一転する場面はあるのか?

比べるのもなんだが、WATの小池徹平くんとウエンツくんはカワイイし、速水もこみちだってカッコイイと思う。いい顔してるもん。
ウエンツくんは前から「なんて整った顔立ちの子だろう」と思っていたし、Mステで小池くんが感激のあまり思わず泣いた場面など「ああっなんてカワイイっっっ!」と私だけではなく、全国のオネエサマオバサマの心をわしづかみしたに違いない。

でもなあ・・・山下くんと亀梨くんのよさは私にはわからない。それでもNEWSもKAT-TUNも人気なんだから「いい」んだろう。
よくわからないな・・・と思っていた。
「まあ最近の若い子はああいうだらだらしたのがいいんだろうな」くらいに思っていた。

しかし!30代の保育園ママたちまであのふたりを「いい」とは・・・・。
「いいの?あの二人ってかっこいいの?」と聞くと、「うーん・・・カッコイイってわけじゃないけど『いい』よねえ」と。
「私はさ、WATの小池くんは『いい』と思うよ。カワイイし。ポルノのアキヒトの若いころに似てるじゃん」と言うと、「磯野さん、『○○の若いころに似てる』ってそういうほめ方はヤバイよ!」と笑われる。
そういえば、「中井喜一は、佐田啓二の若いころに似ていていい男だねえ」と母が言うのを聞いて、「ふーん?」と思ったもんな。

10歳くらい年下の世代とジェネレーションギャップを感じたひととき。

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