お米にカイロ

2006年1月21日 日常
一週間がたつのなんてあっという間だ。
もう土曜日?
こんなに月日がたつスピードが速いなんて私も老境に足を踏み入れたかなあ。

朝起きたら一面の雪。
きょうが土曜日でよかったあー・・・。
平日だったらお仕事のため車を出さなくちゃいけない。
息子は雪で部活休みになって朝からゲームしてるし、娘は昼まで寝てるし、ダンナはセンター試験監督のため仕事に行ったし。
雪だから家事に追われなくても出かけなくてもよさそうだし。
こういう日はなんとなくうれしい。

こよみの上ではきのうから「大寒(だいかん)」。
2月4日の「立春」までが一番寒い時期となる。
去年までは必需品だった使い捨てカイロ。
学校のお仕事は寒くて寒くて・・・朝足腰が冷えたらそのまま一日、ってことが多かった。
裏起毛のジャージに遠赤外線のほかほかソックス(一足2000円)、そしてカイロがなくちゃ冬の寒さは乗り切れなかった。
いやいやマジ寒かったもんなー。
体育館なんて冷蔵庫の中みたいだったし。

今年は学校に行かなくなったので、一個も使っていない。
暖まってない車の中はちょっと寒いけど、訪問するお年寄りのお宅はどこもポカポカで快適。
ちょっと動けば体はすぐあったかくなるし。
訪問介護の仕事始めるときに「夏は暑いし冬は寒いよ」と聞いていたけど、学校の「夏はサウナ・冬は冷蔵庫状態」に比べればどんなにラクか。

というわけで、去年から持ち越しのカイロが10パックくらいあまっている。
経験上、安売りのカイロは年を越すと暖かさがいまいち、なのでコレはどうしたもんか。

と思っていたところ・・・。
訪問したお宅の台所の米の袋の中で発見!
物知りで流行に敏感なおばあちゃんSさん。
にがりがいいと聞けばにがり、寒天がいいと聞けば寒天、と何でもやってみる方である。
ビニール袋に米といっしょに使い捨てカイロが入っていてぴっちりと封がしてある。
「コレどうしたの?お米も寒いからあっためてるの?」と私が聞くと、Sさん笑いながら、
「そうそう。お米もお茶も寒くてかわいそうでしょ」。
Sさん、日本茶やコーヒーのビンや缶にもちっちゃいカイロを入れている。

・・・米にカイロ?
ウソのようなSさんの返事に、もしや認知症が・・とちょっと思ったりもしたが、
「カイロはね、空気中の酸素とくっついてあったまるのよ。きっちりしめた入れ物にカイロを入れれば酸素がなくなって酸化しないから、米も保存がきくってわけよ」とSさん。

へえーそうなんだ。
モノがいたむということは酸化すること、と考えれば、確かに酸素がなくなれば酸化もしないし保存がきく。
意外な活用法にびっくり。
ポイントは密封すること、なんだそう。

実用性もそうだが、「お茶も寒くてかわいそうでしょ」と言ったSさんの言葉があったかくてほのぼのしていて、ほんわかとした気持ちになったひととき。
私もやってみようかな。

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