週末「スーパーマン・リターンズ」を見る。

オープニングの音楽と映像だけで全身トリハダ!
リンクのハマちゃんが「パースのついたタイトルがガーッときてビューンといく」と表現しているがまさにソレ。
心躍るテーマソングとあいまって、大画面の中の宇宙空間にひきこまれそうになるほどのド迫力。
昔夢中だった人にまた会えたよおー・・・みたいな、胸がキュンとする思いも手伝って、あまりの感激にナミダまで出てきそう。

もうこの最初の映像と音楽だけで1800円払ってもいいと思った。
無料招待券で見てしまったが、つくづくバチ当たりでした。
そしてラストの「クリストファー・リーブ夫妻に捧げる」の文字・・・。

そう。スーパーマンと言えばクリストファー・リーブ。
落馬事故による頚椎損傷のため、42歳の若さで首から下が不随になり、10年間の闘病生活の末、2004年の秋も深まるころ天に召された「車椅子のヒーロー」である。

「スーパーマン」が公開されたのは、ちょうど「スター・ウォーズ」の時期と重なり、学生だった私は毎年夏休みのハリウッド超大作が待ち遠しい何年かを過ごした。
「スーパーマン」や「スター・ウォーズ」、「未知との遭遇」「E.T.」、少し後の「インディ・ジョーンズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などのハリウッド映画たちが、私を映画好きにしてくれたのは間違いない。

若い時代をともに過ごしたという思いがあるから、クリストファー・リーブが42歳で落馬事故を起こし、直後は「二度と自力では動けないし話もできない。息もできない」と伝えられたときは驚いた。
が、その後のテレビのドキュメンタリーや彼の著書「車椅子のヒーロー」により、懸命なリハビリの結果話せるようになるまで回復したのだということも知る。
どんな状況でも前向きに、そして今できることとして財団を作りみんなのために福祉に力をそそぐ・・・その姿勢はまさしくヒーローだなあと思った。

「スーパーマン」シリーズは4作あり、「1・2」はとてもおもしろかったが、「3」はダメダメで「4」は映画館では見る気もしなかった。
「2」の後半から監督が変わり、リーブ本人も「3・4」は気がすすまなかったということを後日談としてクリストファー・リーブが著書で書いている。

さて「スーパーマン・リターンズ」。
今年の夏の映画の中では最高!
「スーパーマン」は自分の中で別格、ということもあるけど・・・。

なんといっても新スーパーマンのブランドン・ラウス!
美しい!背も高く胸板も厚い!
世の中にカッコイイとかイケメンとか形容される人は多々いるけれど、彼こそ正統派の美男子なのでは。
(日本で言えば岡田くん@V6?)
ブランドン・ラウスの端正すぎる顔立ちにおばさんは萌えーでしたよ・・・。
ひとつひとつのポーズも美しく決まり、重いものを持ち上げるときの力の入った表情や痛い悲しいとかいうときの苦悩に満ちた表情もまた良し。
美しい青年は何をしても良し、なのだった。

旧作で見せた、落ちるヘリコプターを片手で止めるだとか地球の自転を逆回転させるだとかのありえないような力技も今回も健在。
旧作を知っている人なら思わずウレシクなる設定やセリフもちりばめられている。
スーパーマンとロイスの恋も前作までと違ってストレートにはいかないから、それによってまたお話が深みを増している。
つらいよねえーリチャード(ロイスのダンナ)も。

何より映像がとってもキレイ。
夜間飛行の場面は浮遊感があってとっても美しい。
スーパーマンの衣装の赤もシックな色合いになっていていいカンジ。
えっこの子が!という登場人物も。
これって続編がありそうかなあ。
男前のスーパーマンがまたまたリターンズだとうれしいんだけど。

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