3rd ステージ

2007年2月27日 日常
県立後期受験。
きのうは5教科の学力テスト。
きょうは面接。

私立受験のころとはくらべものにならないほど春めいてきた朝の空気と光の中、息子はファイナルステージへと出かけていった。

きのうの学力検査の結果はテレビの採点速報で確認済み。
息子の中では各種模試に比べて最高点がとれた。
でも数学はやっぱり7割。
記述問題や作文はどれくらいとれてるかわからない。
字がヘタなので減点もされているだろう。
何より倍率が高いし今年は平均点も例年より高いらしいから・・・ちょうどボーダーかな?
ギリギリで受かるか?
思ったより減点が多くてダメか?

・・・前期発表からの18日あまり。
長かったこと長かったこと。
前期の結果でショックを受けてピリピリと思いつめて熱を出して・・・。
ヤケになって問題集を投げつける息子に「まだ終わってないんだからしっかりやりなよ!」と両腕を押さえつけたり、声を殺して泣く息子をぎゅっと抱きしめたり。
こんなのも何年ぶりか・・・。
「受験」という特殊状況下だからこそ。

でも、この期間で息子も私もものすごくいろんなことに気づいたし考えさせられた。
人生の味わいがぎゅっと凝縮された意味のある18日間を過ごしたな。
こんな経験はしたくもなかったけどさ。
娘のときは危ない橋は渡りたくないよ・・・。

それでもね、ふと見上げた夜空でまたたいていた冬の大三角がやけにきれいだなあと思ったり。
庭のすみっこに福寿草のつぼみを見つけて、ああ春はそこまできてるんだなあと思ったり。
心配した友達がアイスやお菓子を持ってきてくれたり、励ましの電話をしてくれたりして、あらためて友達のありがたさを感じたり。
いろんなことに感謝の気持ちを持てた。

一日一日、人生の味わいをかみしめながらやっとここまで来たってところか。
この苦しみは今までなかった種類の体験だなー。
自分にふりかかる出来事なら自分の気持ちの持ちようとかいろんなことで対処のしようがある。
でも自分にはなすすべもなく。

先週末に息子が熱を出したことはしょうがなかったと今は思う。
長距離マラソンでゴールがやっと見えてきたのに、転んで靴のひもがほどけてしまった・・・といったところか。
元気になったところで「こんなときにこんなことってありえないよなー」と言うと、息子「でもおかげでなんだか開き直った。みんなはゴールまでよろよろ走ってるけど、自分は少し休んで遅れたけどまたダッシュできる」と。

よく「前の日は確認にとどめて早く寝ましょう」なんてアドバイスに書いてあるが、息子、最後の最後まで理科・社会を詰めていた。
おかげで「やるだけやったんだからなー。これでダメならしょうがないな」「数学がダメだったんだから、これで入っても進度についてこれないと判断されて落とされたらしょうがないな」と言っていた。

発表までの一週間。
学年でディズニーシーに行ったり、部活や塾の仲間とボーリング大会があったり、楽しい企画が目白押し。
発表後は英語教室の仲間とハワイ行きだ。
楽しい春休みが待ってるよ。
ただし県立志望校に合格した場合は春休みの宿題がどっさり・・・それもなんだかなあ。

リンクのありすさんが「神様は一番良い結果を用意してくださいます」と書いてくれた。
どんな結果が出るにしても、それは息子にとって神様が用意してくれる一番いい結果なんだ・・・本当にそう思う。

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