時々、オトン

2007年4月21日 日常
きょうとあしたはダンナお休み。
この土日は私も仕事を入れていないので、「あー顔を合わせるとストレスたまるな・・・」と心の中で思っていた。

なんにもしゃべらないしなんにもしないのにただそこにいて、昼間っからくだらないテレビなんか見てる。
そんな状況を想像するだけでなんかいやーな気分になってしまうのだった。

午前中は娘が髪切りに行くのにつきあい、「帰ってもつまんないし」と思い、そのまま娘とショッピングモールなんかをふらふらと見る。

途中、娘とファーストキッチンに寄って休憩。
「あのさあ、おとうさんってあんたがクラス変えして、どんな友達といっしょになったか、どんな先生になったか知ってるのかなあ」と私。
「知らないんじゃない。聞かれないし」。
「どうして聞きもしないんだと思う?知りたくないのかな。興味ないのかな」。
「んー・・・聞いてもくわしくしゃべんないから、聞くだけムダって思ってんじゃない」とあっさりと娘。

新学期が始まってはや2週間。
ダンナの仕事も新学期で忙しいんだかなんだか、帰りは連日深夜。
私は寝てるしコドモたちも部屋に入っている時間。
学校からもらうプリント類はテーブルの上に置いてはいるが、はたして見てるんだか。
今までの経験上、コドモのクラス変えとか新しい先生のことをこちらから話してもあまり興味を示さないので、私も最近ではわざわざ話さなくなった。
だって、まったくもって話すはりあいがないんだもん。
ダンナとの楽しい会話なんてムリ・・・と、すっかりあきらめの境地。

ダンナもめんどうなんだか興味ないんだか、コドモに自分から関わろうともしない。
私にも、だけどさ。
思春期のコドモたちだから、ふだんから話していないと話づらい、というのもあるんだろう。
だからさ、前から何度も何度もダンナには言ってたのに。
ふだんからずっと関わってないと、いざっていうときだってダメなんだよ、って。

今に始まったことじゃないけど、息子が受験で大変だったときだって他人事みたいだったもんな。
それならせめて金だけでも用意してほしいもんだが・・・結局のところ貯金どころか借金作ってたし。
ほんとにほんとにダンナにはがっかりさせられた。

借金なんてダンナがしたもんだから・・・とは思ったものの、自分にはねかえってくるものだから、結局は清算するしかない。
どれだけ私が苦渋の決断で借金を清算したか、なんてダンナはわからないんだろう。
コドモたちの教育とか何かあったときのために私が貯めていたのは貯金ではなくあくまでもヘソクリだったのに。
夫婦なんだから当たり前だくらいに思ってるとしたら、一生許さない!と思う。

娘、ぽそっと言う。
「・・・時々、オトン」。
「あーそうだよねえ」と私。

そうか、時々、オトンか・・・。

何がスタンダードな父親像なのかはわからない。
ただいえるのは、うちのダンナみたいなのはちょっと違うってこと。
「おとうさん」の理想的モデルも「夫婦」のモデルもないうちの息子や娘がちゃんとした「家族」を築けるのか・・・と思うととても絶望的で申しわけない気持ちになってしまう。
特にダンナは私たちとは会話もなくあしたも過ごすんだろうな。

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