職務遂行

2007年7月17日 日常
あれっ。気がつけば10日以上放置。
忙しいよー。

コンタクトレンズの件は一ヶ月もかかって、ちゃんと眼科(コンタクト屋併設のではなく)に行って検査してもらって一件落着。
乱視用コンタクトはトラブルが多いんだと。
倍の値段の乱視用を売りつけられたのでは?と。
もともと使っていた近視用に戻したら、近くも見えるし遠くも見えるし薄いから違和感もない。
こんなんなら最初から近視用でよかったじゃん・・・。

きのうの新潟中越沖地震。
揺れを感じた午前10時過ぎ。
ちょうど私は寝たきりのおばあちゃんのオムツ替えの途中だった。
キレイに洗って拭いて、さてテープで止めるかというときにゆらゆらゆら・・・。
テレビがついていたので目をやると、すぐにニュースに切り替わり「新潟で震度6強」の文字。
「新潟の地震の揺れがここまで?」と思うとあらためて日本列島が地続きなんだなあと思う。

揺れはけっこう長くて、古い家だから木枠のガラス戸がガタガタと音をたてる。
昭和50年代くらいから時が止まったような古い家の中で私と寝たきりのおばあちゃん二人きり・・・。
「○○さーん、地震、地震。新潟で地震!」。
故郷が新潟だって前に言ってたなあと思いながら声をかけるが、最近は意志の疎通が難しくなってきた○○さんにはなんのことやら。
とりあえずパジャマのズボンだけでもはかせなくちゃ。

立っている足元が横揺れして乗り物に乗っているよう。
立っててこれくらいなら、座っていたらさぞ揺れているだろう。
祝日の午前中。ダンナは仕事だが家には昼から出かける息子と娘。
地震が大キライですぐに心臓がバクバクしてしまう娘はだいじょうぶだろうか。
パニクりやすい息子ははだしで外に飛び出していないだろうか。

天井のほうでミシッと建材がきしむ音がする。
そういえばこの家はあちこち床がぬけそうなところもあるし、二階に重いものが置いてあれば天井が落ちる可能性も。
うわー・・・。
もし危険なことになったらどうすればいい?

一瞬の間にアタマの中をさまざまな思惑がかけめぐる。
こんなところで、赤の他人のばあさんと心中するわけにはいかない。
寝たきりで動けないし意識もぼんやりなので、置いて逃げるのは簡単なことだろう。
コドモたちのために私はこれからも働かなくちゃいけない。
こんなところで死ぬわけにはいかないのだよ。
でも・・・私だけ助かって世間から非難されることもいやだ。
きっと自分でも「あのとき私はあのおばあちゃんを見捨てた」と自責の念にかられるだろう。
もし家屋倒壊みたいなことになりそうだとしたら、たぶん私は職務を全うするだろうな・・・と思う。
それは本望ではないけれども。
なんてことを考えているうちに地震の揺れはおさまった・・・ああよかった。

今回の新潟中越沖地震では何人ものお年寄りの方々が家の下敷きになって亡くなった。
地震は突然だから怖い。
その直前までなんの予測もしていないことに突然巻き込まれる。
ニュースによると、今回の地震の3秒前に「地震が来ますよ」と予知情報が流れたらしい。
3秒前ってさー・・・。
せめて30秒前なら、車を道端に寄せるとかガスの火元を消すとかはできるかなあ。

7月も半ば。
夏らしいオレンジ色のノウセンカズラも咲き誇り、プチ家庭菜園のピーマン・きゅうり・ナス・ミニトマトも豊作。
コドモが小学生までなら夏休みへのワクワク感がふくらんでくる時期だったけど。
今年はコドモたちは部活の日程がびっちり。
ダンナは長い夏休みで金もないから家にゴロゴロ。
ダンナとふたりで家にはいたくないから、私は働けってかー。

いや、私だけ実家に行ってもいいんだけども。
3人置くと、経済観念のないダンナがエアコンや食費で浪費しそうでイヤだ。
実家の父母にコドモたちの成長した姿も見せてあげたいのにな。
毎年行っていたから楽しみに待っているだろうに。

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