部活引退

2008年6月5日 日常
娘の中学校総合体育大会も終了。
予定通り一回戦負け・・・だった。
6番、7番が5ファウルで退場してしまったため、スタメンではない娘の出番も多く、ばっちりビデオ撮影もできた最後の大会。

ああー・・・終わっちゃったよー、と私のほうが気が抜けた・・・。
息子のときも県大会まで(夏休みまで)あったから、あれれーーこれで終わり?と。

思い起こせば30ウン年前。
私の中学時代も部活部活だった。
県大会出場常連校だったため、練習内容もハードで先輩後輩の上下関係も厳しかった。
夏の暑い日に、倒れるまで走りこんだことや、シュート百本決めるまで泣きながらやったことは、当時の映像もリアルに思い出せる。
それでもいっしょに泣いたり笑ったりした仲間との連帯感は特別なものだったし、コーチやささえてくれる大人たちとの関係も濃かった。
勝つということを全員で目指すすばらしさも部活を通して学んだことだ。
中高生は部活をやってナンボだと思うし、夏休みまでやるもんだったけど??

6月のこんな時期に「引退」(←言葉の響きはいいよね)しちゃってどうするの。
まだまだ受験モードにはなりそうもなく、3時半なんかに帰ってきてからの娘の行動は目に見えるようだよ。
ソファにぼん!と座って靴下を脱ぐ。スカートも脱ぐ。
靴下とスカートはそのへんに脱いだ形のまま放置される。(この状態で、上は制服のブラウス。下は体育着のハーフパンツ。そのまま風呂に入るまで)
おもむろにテレビのスイッチオン。しばらくぼやーっと見る。
のっそりと立ち上がって冷蔵庫からジュースを取り出し、菓子ボックスごとソファの近くへ。(うちでは小さめの段ボールに買い置き菓子が各種入れてあり、それを「かしボックス」と言う)
ボリボリぱりぱり食べながら撮っておいたドラマやバラエティの鑑賞。
あー至福のときー♪

娘のこの2年ちょっとの部活の様子を見ていると、特に体力づくりや走りこみをするわけでもなく、部活としてはお遊びみたいなもの。
だから一回戦敗退なんだけどね。
その反面、こういう狩猟民族系スポーツの女子特有の縄張り争いだかグループ抗争が激しくて、仲間はずれだのボス争いだのなんだのめんどうなこと・・・。
争いがきらいな農耕民族系の娘は、長いものには巻かれろであっちについたりこっちについたりうまく立ち回るのに大変だったようだ。
それでも最後にはみんな仲良くにっこりとピースサインで写真に納まり、よかったよかった無事に終わった・・と。

「高校行ってもやる?」と聞くと、「バスケはいいんだけどさー。もうね、人間関係疲れちゃって。人に合わせたり顔色見たり愛想笑いしたり、大変で大変で。集団のスポーツはもういいかなー。やるなら個人競技だね」と。
・・・そうですか。
部活で学ぶべきは、友情・協力・勝利のはずだったんだけどな。
学んだのはそっちだったか。

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