娘、いつまでたっても受験モードにならない。
新聞のテレビ欄が何より楽しみで、バラエティもドラマも欠かさず見る。
学校帰りも1キロちょっとの道のりなのにどこにひっかかってるんだか1時間もかけて帰る。
ちょっと目を離すといつでもどこでもすぐ寝てる。
「なんかさーどうもやる気になんないんだよねー」と娘。

休み明け、夏休みにどれだけがんばったかの成果を問われるテストが立て続けに二回あった。
親とすればどんだけ結果が出てるか、とちょっと楽しみでもあったんだけどね。
夏期講習、投資したもんなー。その分きっちり回収してもらわないと。
・・・それにホラ、身長160センチで体重が40キロの人はがんばってもなかなかやせないけど80キロの人はがんぱればやせられるでしょ。
それと同じく、偏差値70の人はあまりあがらないかもしれないけど、娘みたいに○○な人はがんばりによってはぐーんとあがるかも、と。

ひとつめのテストは学校の実力テスト。ふたつめのテストは県統一模試。(←コレ重要!)
自己採点しながら「あっちゃー」「ん?キタんじゃね?」「あっ。バーカ。ミスったあー」などとつぶやく娘。
フタを開けてみれば結局のところどちらも夏休み前までのテストの点数と変わらず。
あれーあれれー?こんなはずじゃなかったよなあ。
「偏差値5アップ!」なんて言ってたはずなのに。アップどころかダウンだよ。

夏休み中は毎日朝から晩まで夏期講習。
先生たちや友達とのおしゃべりや弁当タイムが楽しくていそいそと通っていた。
まあ、親とすれば弁当持たせて出してやれば丸一日(しかも夏休み中ずっと)預かってくれて、勉強もさせてくれてお昼も食べ適当に気晴らしもしてくるようなのでとても安心。
息子の受験が「塾におまかせ」ではなかったため精神的にキツかったことを思うと、はじめはバカみたいな値段だと思った夏期講習費用もしょうがないかと思える。

・・・いや実際、塾で娘は何をしていたかはアヤシイ。
ノートのはしっこにお絵かきしてたか寝てたか。
ノートをきれいに書くことに命かけてて頭に入ってない場合もアリ。
デキる子が多い塾なのでついていけていたのか。
・・・競馬場で俊足のサラブレットたちに混じってレースに出てしまってトコトコ走っているポニーちゃん・・・そんなイメージ。

受験システムは都府県によって違うだろうが、うちの県の受験は実質9月の県統一模試ですでに始まっている。
9月から12月までの月イチ模試の結果で私立校はほぼ決まってしまう。
9・10・11・12月の模試の偏差値の中でデキが良いもの2回分、または3回分の結果を私立校の個別面談に持参して、入れるかどうかお伺いをたてるのだ。
早く良い結果が出ていれば10月くらいには私立校が決まってしまい、安心して県立校受験にのぞめる。

・・・娘、先日やった9月の模試は結果がイマイチ。
ということはあと残り3回じゃんよ。
もういいかげん本気モードにスイッチオンしてもいい時期では??

夏休み中に、高校説明会もいくつか参加した。
息子とは偏差値が10違うので2年前の高校訪問の経験は役にたたず、女子高にも行ってみたりしたので、まあそれはそれであちこち行けるのでけっこう楽しい。
でも女の子の学校選びは難しく、私立は特にどこもピンとこなかったというのが実感。
選択の基準が明確じゃないと迷っちゃうんだなあー。

女の子は・・・娘は特に流されやすいので、学校全体の雰囲気がユルーいところに入ってしまうとそうなってしまうのがコワい。
女子は生活面で心配するような高校はちょっとどうか、と。
勉強もそんなにそんなにガツガツやらなくてもいいんだけれども、でもいざ進学と考えたときに、最初から私立大にしか行けないカリキュラムを一年から組まれているのも困るなあ。
けっこう多いんだよね。
よーくパンフ見たり説明会でちょっとつっこんで聞くとわかるんだけど、上のクラスじゃないと国公立は対応できません、下のクラスは1年から日東駒専クラス(3科重点指導)です、みたいなコース分け。
そのほうが効率がいいんだろうが、予備校じゃないんだからさ。

なにしろ、娘は特に行きたい高校があるわけでもなく、やりたい部活があるわけでもない。
満員電車で何度も乗り換えするようなのもイヤだし、かといってチャリで10キロも行くのもイヤ。なんて言ってるからさっぱり選べない。
だから本気モードにもなれないんだろう。

二学期からは塾も5教科受講になり、さらに県統一模試対策講座も別料金であるので、今までよりも毎月2.5万出費が多くなる。
娘の今の塾は、前に行っていた個別指導みたいにボッタクリではなく、お金をかけた分だけ丁寧に面倒みてくれてるなあと思うので、転塾して正解だった。
息子の受験のときは手漕ぎボートで荒海に出て大波に翻弄されるってイメージだったけど、娘はエンジンがついた大きな船に乗せてもらっているような安心感がある。
そういうことと結果が出るかどうかってことはまた別モノなんだけどね。

とにかく、この半年は緊縮財政だよ。
日々、モヤシや豆腐やニラやキノコ類の安くていろいろ使える食材で節約生活だ。
2年前にビンボ生活を経験しているので、そのときのことを思えばなんとかなるだろう。
あのときは、次から次へと来る出費に泣きたい思いをし、半透明ゴミ袋も買えずレジ袋ですませたり、町まで行く電車代もなくてチャリで息子の体育着を買いにいったもんだったが、人生に無駄な経験はなかった。
あのときのビンボ生活は人間の幅(?)を広くしてくれたよ・・・。

レースに出るよりのんびり草でも食べているほうが好きなポニーちゃんな娘。
人間は何かに全力で取り組んで乗り越えていくことで成長できるんだから、やるときはやれよ!と思うが、どうしたもんか。

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