忙しさにかまけてなかなか書けない。
というか、これもトシのせい?
今より3つ4つ若かった「だいありーのーと」の時代は、早朝起きて書く時間を捻出したり、みんなが寝静まったあとに書いたりもしてたけど、その元気もないっつーのは・・・。
ここのところ読んだ本はどれもこれもおもしろくて。
おもしろかった本の感想くらい書きとめておかないと、どんな内容か忘れてしまうっっっ。


「武士道セブンティーン」、コレはよかったあー。
読後感さわやかな女子高校生の青春剣道小説。
「一瞬の風になれ」を読んだあとみたいな爽快感。

二人のヒロインの空港での別れの場面から始まるこのお話にはじめはスッと入っていけなかった。
前作「武士道シックスティーン」の続編ということもあり、ページのはじめから生き生きと動いている登場人物たちのキャラ・人物関係がつかめなかったから。

でも読み進めるにつれ、剛のカオリと柔のサナエという個性がくっきりと立ち上がり、二人をとりまく同級生や先輩後輩たちもはっきりとイメージできて、それぞれが躍動感いっぱいで動き始めるのだった。
息子が一時期剣道をやっていたので、剣道の練習や試合の場面も「ああこんなカンジ」と場面が浮かぶ。

剣道をスポーツととらえるか武士道ととらえるかのくだりはかなり深く、ああそうだよなあと読んでいて考えさせられる。
「武者の生業は戦うこと、武士の生業は戦いを収めること」はなるほどと思うし、ラスト近く、カオリが不良グループに対して竹刀で応対するか木刀で応対するかの自問自答場面は手に汗を握る。
・・・「できるだろうか、このあたしに武士の戦いが」のセリフは背筋の伸びたカオリのたたずまいが想像できて思わずゾクゾク。

前作「武士道シックスティーン」も読まなくちゃ!
「武士道エイティーン」も当然アリだろう。
ドラマ化したらさぞおもしろいと思う。
二人の正反対の剣道少女、だれがいいかな。
「鹿女」堀田イトちゃんこと多部未華子ちゃん、上野樹里みたいな短髪にして硬派のカオリをぜひやってほしい。
・・でも朝ドラ主役決まってるんだよね。
うーん。イメージぴったりなのに。

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