これ、おもしろかった!
海堂尊といえば「チームバチスタの栄光」か。
作品はおもしろかったけど、映画はダメだ。・・・見てないけど。
配役を聞いただけであの世界観は表現できないでしょう、と見る気になれない。
竹内じゃーダメだって。
さて、この「ジーンワルツ」。
医療モノが好きな私のツボにハマり一気読み!
海堂さんは現役のお医者さまなのね。
ページをめくるとすぐ「生命の基本ビートは三拍子、つまりワルツ」ときた。
「遺伝子はDNA配列。A・T・G・Cの塩基の3つの組み合わせが一種類のアミノ酸を指定する」・・・うわー。
そういえば昔勉強したよ。高校の生物で。
超文型だったけど「生物」はけっこう好きで、特に「遺伝」は好きだった。
ほら、あのショウジョウバエの目の色が、とか羽の縮れが、とか。
エンドウ豆のシワシワが、とか。
三毛猫はメスにしか出現しない、とか。
この作品では、崩壊する産科医療現場の実態をとりあげていてとっても興味深い。
不妊治療・代理母出産・少子化問題などなど。
ついこの間ニュースを賑わした、せいいっぱい手をつくしたにもかかわらず妊婦を結果的に死に至らしめてしまった産婦人科医が無罪か有罪かといった事例も取り上げてられていて、ついつい読み進めてしまう。
産婦人科医がいなくなって安心してお産ができないとか、緊急を要する妊婦が救急車でたらい回しされたあげく死んでしまうとか、そんなニュースに「ひどいなあ。これじゃあ少子化だって当たり前じゃん」と思っていたが・・・。
現状が描かれているこの作品を読めば読むほど、これじゃあ産婦人科医なんてなり手がなくなっちゃうよなあと思わされる。
「赤ちゃんが生まれるのは当然と考えている患者さん、そういかなかったときに医療を訴えるようにたきつける、遺族や弁護士の方たち、そうした体制を誘導しておきながら、個々の問題をあたかも部外者のような顔で糾弾する担当省庁の役人たち」・・・そう作品中にも書かれている。
妊娠すると出産するのが当たり前ではなく、実際はものすごく奇跡的なことなんだということもあらためて考えされられる。
まあ若干、主役の女医さんのすることが神の領域であって「ええー?」って部分はあるけれど。
それはエンターテイメントってことで。
もっと読んでみようっと、海堂尊。
海堂尊といえば「チームバチスタの栄光」か。
作品はおもしろかったけど、映画はダメだ。・・・見てないけど。
配役を聞いただけであの世界観は表現できないでしょう、と見る気になれない。
竹内じゃーダメだって。
さて、この「ジーンワルツ」。
医療モノが好きな私のツボにハマり一気読み!
海堂さんは現役のお医者さまなのね。
ページをめくるとすぐ「生命の基本ビートは三拍子、つまりワルツ」ときた。
「遺伝子はDNA配列。A・T・G・Cの塩基の3つの組み合わせが一種類のアミノ酸を指定する」・・・うわー。
そういえば昔勉強したよ。高校の生物で。
超文型だったけど「生物」はけっこう好きで、特に「遺伝」は好きだった。
ほら、あのショウジョウバエの目の色が、とか羽の縮れが、とか。
エンドウ豆のシワシワが、とか。
三毛猫はメスにしか出現しない、とか。
この作品では、崩壊する産科医療現場の実態をとりあげていてとっても興味深い。
不妊治療・代理母出産・少子化問題などなど。
ついこの間ニュースを賑わした、せいいっぱい手をつくしたにもかかわらず妊婦を結果的に死に至らしめてしまった産婦人科医が無罪か有罪かといった事例も取り上げてられていて、ついつい読み進めてしまう。
産婦人科医がいなくなって安心してお産ができないとか、緊急を要する妊婦が救急車でたらい回しされたあげく死んでしまうとか、そんなニュースに「ひどいなあ。これじゃあ少子化だって当たり前じゃん」と思っていたが・・・。
現状が描かれているこの作品を読めば読むほど、これじゃあ産婦人科医なんてなり手がなくなっちゃうよなあと思わされる。
「赤ちゃんが生まれるのは当然と考えている患者さん、そういかなかったときに医療を訴えるようにたきつける、遺族や弁護士の方たち、そうした体制を誘導しておきながら、個々の問題をあたかも部外者のような顔で糾弾する担当省庁の役人たち」・・・そう作品中にも書かれている。
妊娠すると出産するのが当たり前ではなく、実際はものすごく奇跡的なことなんだということもあらためて考えされられる。
まあ若干、主役の女医さんのすることが神の領域であって「ええー?」って部分はあるけれど。
それはエンターテイメントってことで。
もっと読んでみようっと、海堂尊。
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