いざ鎌倉

週末、別件で上京した妹と鎌倉に行った。

いやー・・・歩いた歩いた歩いた。
1万5千歩、10キロ以上。
自分の体重で足の裏が痛いです(泣)。

いつも実家の父母のお世話をまかせきりにしている・・・という妹への負い目もあり、これは「接待」かな、と。
妹にとっては初めて行く鎌倉。
初めての鎌倉に満足してもらえるよう、るるぶや知恵袋でいろいろと事前調査してとりあえず定番のコースを回ることに。

朝遅めに出発してそのまま稲村ガ崎の海の見えるレストランでランチ。
江ノ島を臨む窓際の席を予約してあったので、ロケーションもばっちり。
オーダーは私はマグロのステーキ。妹はエビやホタテがたっぷり入ったトマトクリームのもちもちパスタ。
ミネストローネ、サラダ、パン3種とコーヒーつき。
「こんなパスタ初めて！もちもちのパスタもトマトクリーム味も初めて！」と妹大感激。
サーブしてくれるおにいさんたちも竹野内豊とかエグザイル風でイケメンぞろい。
海岸をいいぐあいにレトリバー2匹を散歩させてる外人夫婦がいたりして、これまた感激していた。

江ノ電に乗り長谷へ。
大仏なんて見たってな、とは思ったが鎌倉といったら大仏ははずせないだろうと。
大仏に行くまでに小物や雑貨の店が延々とつらなり、テンションあがってあちこち見ながら行ったのでさっぱり大仏にも到達せず。
オバマっちゃソフト(オバマさんが食べた抹茶ソフト）と書いてある店で「あじさいソフト」を食べて休憩。紫芋と抹茶のコラボで色があじさいっぽくてキレイ。

大仏の胎内にも入り「大仏よかったー」と感激していたので、あ。やっぱり来てよかったんだ、と思う。
今の時期ならちょっと早いがやっぱりあじさい寺。
明月院は別方向なので、大仏の流れで長谷寺へ。
ここは山道ですね・・・。ええーまだ登るの？とはるか上のほうを歩く人々を見て思う。この時点で残りＨＰ半分以下に。
あじさいも咲いてはいたがまだまだこれから。満開ならさぞきれいだろう。
ただあじさいと言ってもさまざまな種類があって、色も深いブルーからくっきりとピンクがかった赤紫まである。花びらも４枚のものからフリフリのちっちゃいバラみたいなものまで。
海が見える高台で休憩。

江ノ電で鎌倉へ向かい、メインの鶴岡八幡宮見学へ。
小町通り。
ここがまた小物や雑貨の店ばかりで一軒一軒見てたらきりがないほど。
若い頃には特にそそられなかった小町通りのお店たちもなかなかに楽しい。
手ぬぐいやのれんのような和モノの店。黒っぽい青の深海とんぼ玉を使ったアクセサリーの店。
外国の方なら大喜びだろうと思われるハチマキやＴシャツの店。店主がまるで売る気がなく趣味でやってるといった風情の店。
だれが使うのか？といったようなフシギなオバチャンテイストのバッグや帽子の店。
あいまあいまにいなりずしやおせんべいやウインナなどの立ち食い？できるものがあり、ノリで行列に並びついつい食してしまう。
雑多なんだけど鎌倉という立地のおかげですべてがセレブに見えるフシギな空間。

やっと鶴岡八幡宮に到着。
そそりたつ階段が途方もない断崖絶壁に見えたが、ここは登らなければ・・。
参拝してひととおりざっくりと見て、今度は若宮大路経由で鎌倉駅へ。
途中の漬物屋さんで疲れた体に試食がうれしい。われわれだけではなく、みなさんそうなのか試食を片っ端から食べている人たち多し。

鎌倉観光定番の鳩サブレ本店へ寄りみやげを買い、「生シラスあります」のお店でシラス定食の夕ご飯。シラスとタマネギのかきあげ・生シラスの小鉢・鎌倉野菜のサラダ・シラス入りだし巻きたまご・ごはん・味噌汁。
本当は銭洗い弁天も行きたかったがもう日も暮れ体力も限界に。
帰りの電車もずっと座れて助かりました・・・。

鎌倉は私もかれこれ20年ぶり。
江ノ電・大仏・八幡宮・小町通りなんかは初めていったときとそれほど変わらず。
このあじさいの時期ははじめてだが、お店にもあじさいの鉢があったりあじさいっぽいものが売られていたりしてとても風情があってよかった。
やっぱり「鎌倉マジック」なんだよねえ。すべてがちょっといいカンジ。

「よかったーー。鎌倉！満喫したーー！」と大喜びしてもらえたのでよかったよかった。