三文のトク

曇り空で風がそよそよ。
室温26度。
きのうの34度の暑さに比べればなんて楽なんでしょう。
素足に板の間が気持ちいーい。
足先にさわさわとあたる風が気持ちいーい。

娘の大会のためきょうも早起きだった。起床4時。
日の出が4時20分ころだから4時でも薄明るい。
ここ何年か「今度の大会は熊谷(くまがや)」と子供たちが言うと「ええー！早起きじゃん！」ということが続いた。
息子が中学のとき、そして娘は高校で、部活の大きい大会は熊谷。
熊谷行きだと、集合時間が早く移動にも時間がかかるので超早起き。
しかも３日とか４日連続。
今の時期なら朝は薄明るいし寒くないからいい。でも秋や冬の大会とかになると寒いし暗いし。

熊谷と言えば2007年に40.9度を記録した街。
駅前にでかい温度計があってよくテレビ中継にも出る。
食べたことないけど、「雪くま」というふわっふわのかき氷が名物。
きのうも娘は熊谷行きで、きのうの熊谷の最高気温は39.8度！
前の晩の天気予報で「37度」と出て「えっ。ありえない数字なんだけど」と言ってはいたが軽く超えたらしい。
ここらも暑かったもんなー・・・。
風が吹いたはいいけど熱風だったし。関東地方では150人ほど熱中症で搬送されたとか。

4時、ときには3時半起きに慣らされるとたまに息子が「あしたはめっちゃ早起き。いちおう起きなかったら起こして。4時半！」と言っても「ああ・・。明るいじゃん」とびっくりしなくなる。
それに、早起きすると時間が有効に使えてとてもいい、ということにここ何年かで気づいたので夏場は特にちょっとトクする気分になる。
自分ではあえて4時なんかに起きないので、うれしいようなつらいような、なんだけど。

きょうの朝もそう。
早朝5時半、朝露も残り風がさわやかなうちにわんこのお散歩をすませ、庭の草取りをし伸びてきたつるモノのお世話。
初めて作成した緑のカーテンのゴーヤや朝顔を誘導し、クレマチスもからませ、プチ家庭菜園のトマトやきゅうりのつるも誘導したり縛ったり。
ゴーヤは黄色い小花を咲かせ、トマト・きゅうりも初の収穫。
朝のうちなら木や家の影になって日があたらないからお手入れも楽。

寝不足で起きてしまうと頭がクラクラするのだが、前の日早めに寝て4時頃起きると一日が(特に午前中)信じられないほど有効に使える。
ゆっくり新聞に目を通したり土曜日は特に多いチラシを眺めたり。
掃除機をかけて洗濯機を回して干してもまだ8時。
特に早起きの必要がなければ休みの日なんて8時スタートで午前中あっという間に終わってしまうので、「早起きは三文のトク」というけどホントだよねえー。

前にテレビでやっていた。
「三文の得」か「三文の徳」か。
「三文」は今の金額では60円から80円ほどだそう。
だから「ちょっとばかり」の意味。
一般には「三文の得」が使われていて「早起きするとちょっと得するよ」みたいな意味合い。私もそう思っていた。
でもそうではなくて「三文の徳」なんだと。
「徳」には恩恵とか品性とかいう意味があって物理的に「もうけがあるよ」に重ねて精神的にも「いいことがあるよ」ということらしい。

確かに早起きしたことでやれるあれこれのことは、精神的にもちょっとした充実感があるもんなあ。
いつもはできないことだからなおさら。
早朝のわんことのお散歩で見られる景色もいつもと違って生まれたての朝みたいにみずみずしい。

あしたも早起きです。さすがに3日連続だとキツいけどね。