朝ドラデビュー

「純と愛」で朝ドラデビューしてみた。

今までの朝ドラをまともに見たことがないので比較はできないけど、おもしろいんじゃない？この先どうなるの？と思った！

朝ドラは母もずっと見ていたし、仕事先のお年寄りも見ているので「今期の主役は？内容は？」は十何年も前からけっこう知っていた。
でもまともに見たことはなかったんだよね。

だって朝のあんな時間忙しくてテレビなんて見てられない。
15分なので録画してみるのもどうかと思ったし。
何より朝ドラの定番コンセプト、真っ直ぐで元気だけど未熟な主人公が周囲の人々と交流し助けられながら成長していく物語ってのがどうも見る気になれなかった。
大家族でわいわい言いながらの食事シーンとかご近所さんが平気で家に入り込んでくる濃密すぎる人間関係とか。
出てくる人がみんなおせっかいで話好きで人が良くて・・・どうもそういうのって苦手。

が。今回の朝ドラ。
たまたま予告編を見て「これは！」と思った。
予告編がとにかく今までの朝ドラっぽくなかった！
夏菜（ピカルのバラエティ色イメージ強いです）のような個性的な顔立ちがヒロインというのも意外。
時代が昭和じゃないのも新鮮。人間関係も濃くなさそう。
風間俊介くんも朝ドラっぽくない。

ついでに言うと、風間俊介・森山未来・松山ケンイチは以前より注目している好きな若手俳優。
役が憑依するタイプでどんな人物でも演じられるというのがすごいところ！

そして脚本家が「女王の教室」「家政婦のミタ」の遊川和彦。
女王の教室はかなり衝撃的でひきこまれた。
が、ミタは私は少しもおもしろいとは思わなかった。
初回から3回がんばって見て「まあいいか」と見なくなり、その後評判になってからラスト２回見たがどこがいいのかわからず。
でもまあ、一筋縄ではいかない人物設定をし、まっすぐな定番の人間関係を描く脚本家ではないということがちょっと期待させられる。

朝ドラっぽくないと思ったことが、見たいと思ったこと、ってのも動機としては不純かとも思うが。

それでも私だって立派な中高年。
これからは戦時中とか昭和の古き良き時代を懐かしむ朝ドラだけではなく、私たち世代も楽しめる朝ドラにシフトしていくことも大切ですね、ＮＨＫさん。
今回始まったばかりで次を語るのもなんだが次回作の脚本はクドカンだという。これまた楽しみだ。