鎌倉あじさい寺

「6月」と聞くと札幌と鎌倉に行きたい病が発症するここ数年。
(札幌＝よさこい。鎌倉＝あじさい)

今年は諸般の事情で札幌行きを泣く泣く断念したので鎌倉は絶対行ってやるー！と固く決意していた。

が。
「あじさいの時期に鎌倉に行くなんて」「先週行った人の話だとめちゃ混みでトイレも行けないしレストランもいっぱいで入れないし」「水も売り切れで買えないからペットボトル持っていったほうがいいよ」「ついでにオムツもしていけば？」などなどの声。
どんな秘境に行くんだ？ってハナシだが・・・。

梅雨の中休みの水曜日。
主婦友たちと行ってきました！
あじさいの鎌倉♡

今回のコースは、北鎌倉で降りてあじさい寺で有名な明月院→鎌倉五山のひとつ建長寺→鎌倉観光定番の鶴岡八幡宮→鎌倉駅から銭洗い弁天へ。
途中、明月院近くの古民家風カフェに立ち寄りお抹茶とうさぎ饅頭をいただき、ランチは鉢の木カフェで精進料理的なセットを。
なんだかんだでやっぱり10キロほど歩いたのでシメは鎌倉駅前の鳩サブレのお店2階の老舗茶寮で。

充実してたわあーー！
我々の日頃の行いが良かったためか、奇跡的にあじさいの時期なのに空いていた模様。
お茶したお店のほんわかしたおねえさんも「この時期いつももう窓の外が歩いている人でいっぱいで、道路向こうのあじさいが見えないほど。きょうはラッキーですよ」と言っていた。
ランチした店の着物姿がキリリと似合う女将も「先週の木曜日はザンザン降りの雨なのにたくさんのお待ちのお客様がいて・・・きょう来たのは当たりでしたね」と。

そして天気も我々に味方した。
少し前から雨マークは出ていたが、合わせた休みはこの日だから変更不可。
当日の朝の予報も「埼玉は昼から雨。鎌倉は15時過ぎに雨。風も強いのでカサはあまり役に立たず、足や靴が濡れますのでぬれてもいい靴と替えの靴下を」。
ああー・・・湿気で髪はボンバって足元がぐちゃぐちゃ？考えるだけでテンション下がるが、雨天決行。取りやめという選択はないのだった。

一日お天気はなんとかもち、前の日までの不快指数MAXな蒸し暑さもなくきょうみたいな台風の雨降りでもなく、ホントきのうで良かった！

やっぱり古都鎌倉にはしっとりしたあじさいが良く似合う。
おととし行った長谷寺のあじさいは色とりどり種類もさまざまだったが、明月院はブルーのヒメアジサイという種類が大半らしい。
いわゆるあじさいっていうのはコレ、といった定番の種類というか。
あじさいというのは、なんというか豪華さの中にも可憐さがあり和にも洋にもそれなりに似合って守備範囲の広い花だなあと思う。
桜と同じく集団で美しい。紫から青のグラデーションもなんとも心が落ち着く。
こういうのは日本人の心の琴線に触れるのかな。

さて最後にこれから鎌倉に行く人のために。
あじさいはそろそろ終盤です。
きのうもちょっと花弁のふちが茶色っぽくなりかけたのがちらほら。
やっぱり6月半ばくらいがいいのかな。

北鎌倉から鎌倉(鶴岡八幡宮方面)に歩くのはアリですが、逆はNG。
坂道が続くので、我々はまあ下り坂なので良かったけど、すれ違う人々はバテバテでした。
北鎌倉から歩けば鶴岡八幡宮も一番高いお宮のところに出るので延々と階段をのぼらずにすみます。

あちこち観光したあとで最後に銭洗い弁天に行こうと思う方々には鎌倉駅西口からタクシーがおすすめです。710円で行きました。
頭数で割ればそれほどの料金でもなく、何よりいろいろ歩いて疲れ切って最後にあの道のりは・・・最後の坂がとどめの断崖絶壁に見えてたどりつけないでしょう。
帰りは下りなので徒歩もラクラク。

鎌倉観光。特にあじさいの時期はめちゃめちゃ混んでいて何があるかわからないので、ペットボトルの水と帽子と折り畳みカサ、小腹を満たすものは必需品。
ついでに言うとオムツもしくはリハパンはいていったほうが安心かもね？