映画見ました!
ずーっと胸がしめつけられる思いで見ました。
私の中では今年一番の映画。
原作を読んだのが今年の春。
それから大東亜戦争や特攻に興味を持ち本を読んだり靖国神社に行ったり。
そして年末の今。
春から追ってきたものを映像として見られるということにまず感激。
空母やゼロ戦、戦闘の様子がリアルに描かれていて、ああこんなだったんだと思う。
宮部役の岡田准一も孫役の三浦春馬ももちろん良かった。
岡田くんの「棺桶に片足つっこんだ顔」は鬼気迫るものがあったし、春馬が祖父の話を聞いて回るごとに「ちゃんとしていく(?)」様子は手に取るようにわかった。
物語を語るベテラン俳優陣がいぶし銀のごとくすばらしかった。
ちょうど原作本を読んでいた時に訃報を聞き「遺作となるのは『永遠の0』」と知ってまたまた驚いたものだったが、その夏八木勲さんのお元気な姿を見て涙。
若い頃を演じる役者たちも期待の若手演技派がそろっていてホント良かった。
ガン末期で余命少ない元特攻隊員が病院のベッドの上で宮部の孫たちに語る。「余命3ヶ月と言われて半年。まだ生きています。なぜ生きているか。あなたたちにこの話をするためだった」・・・泣ける。
明日特攻に行くという日に美しい風景の中で宮部と大石が語る。
「水の冷たさや木々の美しさが身に沁みます」「私たちの子供や孫の時代にこの国はどうなっているのでしょうね」・・・ううう。あなたたちが命に代えて守ってくれたこの国のはずなのに。申しわけなさでいっぱいになる。
ラストに流れるサザンの歌も心にしみた。
原作を読んでいたので話の展開に驚くことはなかったし、やっぱり原作の方がたくさんの知識なりストーリーなりが詰め込まれていて2時間半では語りつくせないのだろうなとは思った。
中盤の歴史認識に関わる誤解のエピソードでも、原作と違った形で何も考えてない若者を持ってきたことも違和感あった。
そうすることによってより若者向けのメッセージにしたかったのかな、とも思う。
原作を読んだときも思ったけれど、この映画もひとりでも多くの特に若い人に見てもらいたい!と思った。
見て知ってほしいと思った。
先の戦争のこと。特攻のこと。あの時代を生き抜いたひとりひとりに「物語」があること。
そして、今の私たちの生活があるのは祖父の世代が命に変えて国を守ってくれたからであること。
安倍首相の靖国参拝が物議をかもしだし、映画界でも今年は「風立ちぬ」や「終戦のエンペラー」が公開されたのに続いて「永遠の0」。
残念なのはそのことを「右傾化」だとか「戦争賛美」だとか同列に語るメディアがあること。
「永遠の0」原作者百田尚樹さんは以前テレビで語っていた。
このお話を「思想とかそういうことではなく、ただとにかく戦争のことを知ってほしい、という強い思いで書いた」と。
その言葉通り、教科書では教えられていない歴史や「特攻」などひとことで表される言葉の実態など、原作にはたくさんのことが語られている。
「永遠の0」は百田さんのデビュー作で、舞台設定は戦後60年の2004年。
小説でも映画でも「この戦争のことを知っている世代はあと10年もすれば語れなくなってしまう。だから語っておかなければ。聞いておかなければ」という言葉がある。
終戦のとき20歳だった人たちは今年米寿(88歳)。
10年前、私が仕事先で出会ったお年寄りたちの中には戦地や満州から帰ってきた人たちが何人もいて興味深く話を聞いたものだった。
今仕事先で出会うお年寄りたちは、戦争当時まだまだ10歳ちょっとくらいだったので「とにかく食べるものがなくて」とかそんな話が多い。
当時もっと聞いておけばよかった。残念なことをしたものである。
ずーっと胸がしめつけられる思いで見ました。
私の中では今年一番の映画。
原作を読んだのが今年の春。
それから大東亜戦争や特攻に興味を持ち本を読んだり靖国神社に行ったり。
そして年末の今。
春から追ってきたものを映像として見られるということにまず感激。
空母やゼロ戦、戦闘の様子がリアルに描かれていて、ああこんなだったんだと思う。
宮部役の岡田准一も孫役の三浦春馬ももちろん良かった。
岡田くんの「棺桶に片足つっこんだ顔」は鬼気迫るものがあったし、春馬が祖父の話を聞いて回るごとに「ちゃんとしていく(?)」様子は手に取るようにわかった。
物語を語るベテラン俳優陣がいぶし銀のごとくすばらしかった。
ちょうど原作本を読んでいた時に訃報を聞き「遺作となるのは『永遠の0』」と知ってまたまた驚いたものだったが、その夏八木勲さんのお元気な姿を見て涙。
若い頃を演じる役者たちも期待の若手演技派がそろっていてホント良かった。
ガン末期で余命少ない元特攻隊員が病院のベッドの上で宮部の孫たちに語る。「余命3ヶ月と言われて半年。まだ生きています。なぜ生きているか。あなたたちにこの話をするためだった」・・・泣ける。
明日特攻に行くという日に美しい風景の中で宮部と大石が語る。
「水の冷たさや木々の美しさが身に沁みます」「私たちの子供や孫の時代にこの国はどうなっているのでしょうね」・・・ううう。あなたたちが命に代えて守ってくれたこの国のはずなのに。申しわけなさでいっぱいになる。
ラストに流れるサザンの歌も心にしみた。
原作を読んでいたので話の展開に驚くことはなかったし、やっぱり原作の方がたくさんの知識なりストーリーなりが詰め込まれていて2時間半では語りつくせないのだろうなとは思った。
中盤の歴史認識に関わる誤解のエピソードでも、原作と違った形で何も考えてない若者を持ってきたことも違和感あった。
そうすることによってより若者向けのメッセージにしたかったのかな、とも思う。
原作を読んだときも思ったけれど、この映画もひとりでも多くの特に若い人に見てもらいたい!と思った。
見て知ってほしいと思った。
先の戦争のこと。特攻のこと。あの時代を生き抜いたひとりひとりに「物語」があること。
そして、今の私たちの生活があるのは祖父の世代が命に変えて国を守ってくれたからであること。
安倍首相の靖国参拝が物議をかもしだし、映画界でも今年は「風立ちぬ」や「終戦のエンペラー」が公開されたのに続いて「永遠の0」。
残念なのはそのことを「右傾化」だとか「戦争賛美」だとか同列に語るメディアがあること。
「永遠の0」原作者百田尚樹さんは以前テレビで語っていた。
このお話を「思想とかそういうことではなく、ただとにかく戦争のことを知ってほしい、という強い思いで書いた」と。
その言葉通り、教科書では教えられていない歴史や「特攻」などひとことで表される言葉の実態など、原作にはたくさんのことが語られている。
「永遠の0」は百田さんのデビュー作で、舞台設定は戦後60年の2004年。
小説でも映画でも「この戦争のことを知っている世代はあと10年もすれば語れなくなってしまう。だから語っておかなければ。聞いておかなければ」という言葉がある。
終戦のとき20歳だった人たちは今年米寿(88歳)。
10年前、私が仕事先で出会ったお年寄りたちの中には戦地や満州から帰ってきた人たちが何人もいて興味深く話を聞いたものだった。
今仕事先で出会うお年寄りたちは、戦争当時まだまだ10歳ちょっとくらいだったので「とにかく食べるものがなくて」とかそんな話が多い。
当時もっと聞いておけばよかった。残念なことをしたものである。
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