初暦

2014年12月29日 日常 コメント (3)
それでも年末は来る。
はい。実家です。
iPhoneから書けるってことはこんなに便利なのねえ。

日中でも氷点下だけど極暖ヒートテックと普通のタートルのヒートテック2枚重ねのおかげで寒くない!
下も足首までのヒートテックとヒートテックハイソックス、それに裏フリースの暖パン。これは最強の組み合わせ。
ユニクロさんホントにありがとう。

驚いたことに母はまたまた復活していた。
はあーーーよかった!

「食べるようになったみたいだよ」と父が言うので半信半疑で施設訪問。
外の極寒とは別世界の暖かい部屋のベッドに母は横たわっていた。
部屋に来てくれた看護師さん「だいじょうぶ。少しずつだけどまだまだ食べられるし、痰もからまないし」。
寝ているのかずっと目は閉じていて、話しかけても前のように目をあいたり返事をしたりすることはない。
それでも母のほっぺも手も温かい。
手をきゅっと握ると少し握りかえしてくる。
だいじょうぶだ。まだまだ生きている。


初暦(はつごよみ)未知の月日の美しく

実家には来年の新しいカレンダーがたくさんあった。
新しいカレンダーを1枚ずつめくるとき、決まってこの句を思い出す。
今は亡くなってしまった仕事での訪問先のおじいちゃんの句。
90歳近くまで一人暮らしでいつもにこにこ穏やかな笑みをたやさない方だった。

「初暦」という言葉、「未知の月日」という言葉。
だれも足跡をつけていない清らかな新雪のよう。
思わず背筋が伸びるようだ。
これからの一年。まっさらな一年。
何かこう希望に満ちあふれているかのような未知の月日。
母の命はいつまであるのか。父は元気でいられるのか。
人生いくつになっても初めてのことばかり。
とにかく未知の月日がまた始まる。






コメント

ねこって
2014年12月29日21:32

いい句ですね。
「未知の月日」というコトバには「期待」めいたワクワク感があって素適。
ホント、1日先に何があるかもわからないけれど、
ガンバロ、っていう気持ちが保てるように過ごして行きたいです。
来年もどうぞよろしくお願い致します。

ポピー
2014年12月29日22:50

お母さん、食べられるようになってよかったですね! なんか、身をつまされるようでコメントもできなかったんだけど。
妹さんもこのタイミングで?! それは少し休んでという合図なのかもしれないし、お母さんも自然とがんばってらっしゃるのかもね・・

来年のカレンダーをめくる時、私もどんな年になるのか想像してしまいます。
できることなら、心穏やかに、あまり傷つきたくもないし、楽しく過ごしたい。素人のお年寄りが詠んだ句とは思えないほどステキですね。

磯野コンブ
2014年12月30日0:14

ねこってさま
ホント素敵な句でいつ思い出しても背筋がしゃっきり伸びるような気持ちになります。そうそう、何があっても気持ちを前向きに穏やかに保っていきたいと思ってます。

ポピーさま
ええーこのタイミングで?って思ったけど、今までもこんなふうにアクシデントが起きてもそれは流れの中で意味があることだったりするから、今回もそうなのかも。
あとで一連の物事の流れを思ってあのときタイミングよくああだったからこうなって良かったね、ってね。

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