大相撲初場所始まりました。

きょうはツィッターやデータ放送と連動してて新しい試み。大相撲の画面の下にツィッターが!いっそのことニコ動みたいに文字が流れる日があっても楽しいかも?

さて。2016初読みは「なぜ、日本人は横綱になれないのか」舞の海秀平。

大相撲解説は正面が北の富士さんで向正面が舞の海さんってのがイイ。
北の富士さんはお顔立ちが良くてお着物姿も粋でテレビ映えするから正面ね。たまーにヤクザみたいな格好で来るのもご愛嬌。なんといっても毒舌が効いてる!
それをうまくフォローするのが舞の海さん。穏やかな語り口で解説が丁寧でわかりやすい。

その解説と同じようにこの本もとてもわかりやすくて読みやすい。あっという間に読了。舞の海さんの半生や力士の生活、給料などとっても興味深く読みました。

日本人横綱は、’98年に三代目・若乃花(現・花田虎上さん)が誕生したのが最後。貴乃花(現・貴乃花親方)が’03年に引退して以来日本人横綱は10年以上いない。日本人力士の優勝も’06年の初場所で栃東(現・玉ノ井親方)が優勝してからない。

日本人が横綱になるのは難しいだろう、と舞の海さんは書いている。
そうだろうなあー。モンゴルの若者たちのように「お金をいっぱい稼いで故郷の親や親戚たちに親孝行しよう」という強い気持ちがないと上には上がれない。

今の日本の若者は生まれたときからそれなりに恵まれている。平等で民主主義の世の中なので競争とか勝負もしなくていい。そこそこで幸せだからだいたいは穏やかで優しい。

サッカーや野球選手のように何十億も稼げる仕事でもなく(白鵬の年収は2億だそう。対してマーくんは23億 )、しきたりや上下関係が厳しく相撲の世界に飛び込んでひと旗上げようという若者はいないかもねえ。
その昔息子が言ってたよ。「ケツ出す時点でムリ」。

最近、遠藤人気のあたりからまたまた大相撲チケットがとりにくくなり、大相撲人気は喜ばしいがちょっと困る。
数年前なら「うわ!あしたの取り組み絶対見たい!」なんて思いたってネットでポチッととれたのになあー。

今年はおそらく照の富士が横綱になるだろうな。
ずっと注目している稀勢の里、私の推しの妙義龍、勢。ううーん足踏み状態だし年齢的にあとがない。
ビジュアルもいい遠藤には期待したもののこれまた迷走状態。
モンゴルの若者たちに大相撲は支えられているとはいえ、日本人の若くて美しくて強い力士が彗星のように現れてくれないかなあ。

コメント

ポピー
2016年1月15日23:47

日本人の横綱が若乃花以来生まれてないなんて・・モンゴル勢に押されっぱなしで、ウルフや貴乃花時代が懐かしいです。
照の富士や稀勢の里が白鵬と取り組む時は、こっちも自然と日本人力士を応援してしまうけど、やっぱりもうひと踏ん張りが足りなくて歯がゆいこともたびたび。
「ケツ出す時点でムリ」とは息子さん、いまどきの若者を代表してズバリついてるね~!

磯野コンブ
2016年1月16日18:58

ポピーさま
照ノ富士も逸ノ城も栃ノ心もモンゴル勢よー。
今の大相撲を支えてくれてるのはモンゴルの若者たちです(笑)
日本の若者たちはケツも出せないしデブにもなれないよね。

磯野コンブ
2016年1月17日7:50

すみません栃ノ心グルジアでした。彫りが深いものね。

ポピー
2016年1月19日21:01

そうだったわ、照ノ富士の話し方は少したどたどしくて、それがかえって好感持てたのを思い出しました。
となると、ホント、今の大相撲はモンゴル勢だらけなんだね~ 

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