2016年本屋大賞ノミネート作品。「ツナグ」の作者さんの辻村深月。
ええ?これで終わり?なんの解決もないしむしろここからがものすごく重要だしこの人たちがこの後どうやって関わっていくのか知りたい。このあとどうするの?
ってのが350ページ一気に読んだあとの素直な感想。
おもしろいんだよ。文章もわかりやすいし、先を読みたくなる興味深い話で一気に読める。
特に前半部。
長い不妊治療が実らなくて、特別養子縁組という生まれたての赤ちゃんを授かる夫婦視点の展開。
具体的な不妊治療の方法や特別養子縁組を仲介する民間団体の取り組み、それぞれの両親・子供への真実告知、ママ友とのトラブルなど読んでいるこちらが胸が苦しくなるほど迫ってくる。
ところが、突然拍子抜けしたように子供視点の展開に切り替わり、後半部へ。
後半は産みの親の少女視点から描かれる。
前半がとてもとても良かっただけにこのありきたりな転落人生の少女のお話がなんとも。
そしてそれ以上にラストがほんっとに残念!
「子供を返してほしい。そうでなければお金がほしい」と言ってきた産みの親。経済力もありきちんと愛情を持って子育てしている育ての親。子供を介してそれぞれの人生が交差して・・・そこで終わり。
常識も愛情もある育ての親のまっとうな気持ちに触れて、社会常識に欠ける産みの親の転落人生も前向きに・・・なるのかなあ?
そんな希望を持たせたようなラストだったけど。
普通に考えれば、突然目の前に現れた育ての親の女性は養親から見たら不安の種だろうと思う。
だからこそこの先どうなるか、それこそを描いてほしかった。残念。
ええ?これで終わり?なんの解決もないしむしろここからがものすごく重要だしこの人たちがこの後どうやって関わっていくのか知りたい。このあとどうするの?
ってのが350ページ一気に読んだあとの素直な感想。
おもしろいんだよ。文章もわかりやすいし、先を読みたくなる興味深い話で一気に読める。
特に前半部。
長い不妊治療が実らなくて、特別養子縁組という生まれたての赤ちゃんを授かる夫婦視点の展開。
具体的な不妊治療の方法や特別養子縁組を仲介する民間団体の取り組み、それぞれの両親・子供への真実告知、ママ友とのトラブルなど読んでいるこちらが胸が苦しくなるほど迫ってくる。
ところが、突然拍子抜けしたように子供視点の展開に切り替わり、後半部へ。
後半は産みの親の少女視点から描かれる。
前半がとてもとても良かっただけにこのありきたりな転落人生の少女のお話がなんとも。
そしてそれ以上にラストがほんっとに残念!
「子供を返してほしい。そうでなければお金がほしい」と言ってきた産みの親。経済力もありきちんと愛情を持って子育てしている育ての親。子供を介してそれぞれの人生が交差して・・・そこで終わり。
常識も愛情もある育ての親のまっとうな気持ちに触れて、社会常識に欠ける産みの親の転落人生も前向きに・・・なるのかなあ?
そんな希望を持たせたようなラストだったけど。
普通に考えれば、突然目の前に現れた育ての親の女性は養親から見たら不安の種だろうと思う。
だからこそこの先どうなるか、それこそを描いてほしかった。残念。
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