「ブレードランナー 2049」
途中で切れたこの前の続きが気になるので見に行きました。
午前ジム行ってからの午後の回。運動のあとなので寝ちゃうかもなーとの心配もどこへやら、2回目なのである程度人物・ストーリーもわかっていたのですぐにその世界へ。

とにかくすごいものを見た!
鑑賞に覚悟が必要で、前作見たりネットで検索したり予備知識を収集してからのぞんだけれど、それに見合うだけ応えてくれる映画だった!
ハリソンフォードが出てるというレジェンドポイントを加算したとしても今年見た中ではナンバーワン。(←年末「スターウォーズ」見たらまたこう書くかもな)

映像がアート!美しい。重低音がズンズンと腹に響く。不安と緊張をあおるような音響もなかなか。
人間とは?レプリカントとは?人間として生きるとは?などなど考えさせられるストーリー。ラスト近くの水がザブンザブンする中でのバトルシーンは手に汗握り全身に力が入った。

感情を持たず人間に従順なはずのレプリカント。そのK(ライアン・ゴズリング)がもしかしたら自分にも父と母がいてのぞまれて生まれて幸せに育ったのでは?と思い・・それがそうではなかったと悟ったときが切なすぎる。
そしてやっぱりKのバーチャル恋人が今回もキュートでエロくてコレ理想だよね?最高だよね?と思う。あと30年後にはこんな技術ができるんだなー私もウォレス社から一体(1データ?)理想の恋人を・・とほわわんとしたけど、85のバアさんになっちまってるよ!

ハリソンフォード御年75歳、春先に神!と思ったポールマッカートニーと1ヶ月違いなんだね。どちらもプロフェッショナル。
長い間第一線で活躍し続ける人はやっぱり違う。歳を重ねはしてもハリソンフォードのあの上腕二頭筋はなんでしょうね?すばらしい。

見た後もまだまだ余韻にひたっていろいろな考えがアタマをめぐる。
前作のDVDのなかで「レプリカントも何年かすると感情や知性を持ち始め、気持ちが不安定になる。そのときは過去の記憶を移植すれば落ち着く」とあって。
前回も今回もレプリカントへの他のだれかの子供時代の記憶の移植というモチーフががあった。
そこでふっと足元が揺らいだ気持ちになる。過去の記憶が人間としての証であるとしたら?私の記憶と思っているものが移植されたものだとしたら?
自分が何者なのか疑問を持つということは底なしの不安を抱えるのだろうなと思った。






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