たいめいけんのオムライス

最近スマホ画面で字を読んだら書いたりするとすぐボヤけて疲れる感じなのでついついダイアリーも遠のいてしまってた。
これじゃダメだ。ダイアリーは自分の外部記憶だから記録に残しておかないとな。

先週末、妹が都内の娘のところに来ていて「何か食べたいものある？」と聞いたら「たいめいけんのオムライス！」と即答。
何度かレトルトだか冷凍だかで食べたことはあったけどお店では食べたことがない。
せっかくだから本店に行こう！ということになって、行きました。日本橋のたいめいけん本店。

コレド日本橋の裏手にあるたいめいけんのビル。1階2階がレストラン。
行ったのは夜で閉まってたけど3階には凧の博物館がある。オーナーが収集した江戸凧や世界各地の凧が展示してあったみたい。ちょっと見てみたかったな。
ちなみにたいめいけん三代目の色が黒いのはカイトサーフィンの日焼けなんだって。

写真1枚目。ここの名物たんぽぽオムライス！
ホカホカで湯気が上がったまま運ばれて来ます。2枚目のように真ん中を切って開いてケチャップをかけて。トロトロのオムレツが超美味！！
店内も日本橋の老舗にふさわしくしっとり落ち着いて風格あり、店員さんたちもレジの白髪の方も丁寧でにこやか。なんだか朝ドラ「ひよっこ」の洋食店を思い出したわ。
オムライスを頼むとそれぞれ50円でオーダーできるボルシチとコールスローサラダもおいしい。

なぜ「たんぽぽオムライス」なのかというと、その昔伊丹十三監督の映画「たんぽぽ」ってありました。宮本信子主演でラーメン屋さん修行のお話。その映画の中に出てくるのが真ん中を開いて食べるオムライス。だからなのだそう。

食べたあとはすぐ近くの五街道の起点「日本橋」へ。
「お江戸日本橋 七つ立ち〜」なんてふたりで歌いながら。
妹は初めて来たので超感激。
橋を守るように4隅に4体いる獅子も翼のある麒麟像(写真3枚目)もカンゲキ。獅子が持っているマークが東京都の印と知ってまたカンゲキ。
橋に書いてある「日本橋」の文字が最後の将軍徳川慶喜さま(ヒーさま！)の筆跡だと知りカンゲキ。
私は何度か来てて、来るたびに首都高が橋の真上を走る景観はホントに残念なことと思う。せっかくの翼のある麒麟もあれでは空に飛び立てやしないよ。と映画にもなった名作「麒麟の翼」を思う。
かといって首都高を何十億も使って地下に埋めるという計画もいかがなものかと思う。そのお金はもっと別のことに使うべきだよね。

老舗の洋食屋さんでオムライスを食べて、江戸の昔に思いを馳せてすてきな夜でした。