お盆に実家に行ったとき父と警察に行き免許を返納してもらった。
春に例の上級国民爺の暴走事故があって「87歳!ご家族はいったい何をしてたの?」と思ったから、5月の連休に話をして3ヶ月かけてやっと父も納得。
地方では車は足代わり。ほとんどが一人一台車を持ってる。3世代同居のご近所さんは車庫に5台プラス軽トラとトラクター計7台がずらりと並んでいる。
バスは2時間に1本。そのバス停までも歩けば距離がある。タクシーなんて使ったらこれまた移動距離があるので片道何千円もする。
買い物、通院にも車は必需品。ゴミ出しや回覧板まわすのだって少し距離があって歩くよりラクだからと父は車を使っていた。前にやった脳梗塞のマヒが残ってて少し左足ひきずるので。
そんなんだから「車あぶないよなあ。運転やめたほうがいいな」と思うけど強くは言えないでいた。
それと、父は同じ歳のじいさんたちよりしっかりしている、と日々高齢者に接している私は思う。
田舎の一軒家の一人暮らし。畑も草刈りもやるし料理、洗濯などの家事もやる。家業の神主のお仕事も地域の役目も果たしている。
ひとりでなんでもやらなくちゃいけないから元気でいられるんだと思うし、自由に動けるのは足代わりの車があるから。
私だって今の生活で車が運転できなくなったら飛べる翼がもぎとられた気持ちになるだろう。父もそうだろうと思った。
でも何かあっては遅いし。
免許返納の話をしたとき初めは「運転なんか俺はだいじょうぶだ!何十年も運転して来てる!」の一点張りで抵抗。「車なくなったら家にいるしかなくてボケるかもよ。それでもいいのか」など脅しも入れて抵抗した。
でも5月から少しずつ人から話を聞いたり父なりに車がなくなった生活をイメージしたりしたらしく「しょうがないな」と思うように。
車の代わりに電動シニアカートもすすめたけれど、田舎なもんで砂利道や坂道があってケアマネさんからの許可は降りず。
ヘルパーさんに買い物してもらうとか宅配弁当を利用するとか。神主のお仕事は送迎してもらうことになり、床屋さんも送迎付きでやってくれると。いろんな人の手助けでなんとかやれそうな感じに。
父の車はないと私が行ったとき不便なのでそのまま置いておき、月々1万円以上払っていた保険は解約。コレ、今私が入ってる車の保険が利用できるんだね、知らなかったー。
点検だの車検だの「金がかかる」とか言うから「いいよ私が払うから!ガソリンも入れる!」ってことにした。
ええー・・マジか?じいちゃんの買い物とかに使うんだからそれくらい払ってくれてもいいのにな。
ということでお盆に警察に。
「車がないと困るもんね。でも娘にうるさく言われたから」と警察の人に愚痴りながら書類など説明される。
運転経歴証明書の申請もしてそのあと立派な「卒業証書」が授与された。
父もがっかりだろうが私も少ししんみり。何かあってからでは大変だからと無理に返納させたのではないか、田舎道だからまだまだだいじょうぶだったのではないか。でもとりあえずこれで一安心。車で人をはねることはないか。などの思いがめぐる。
父の車で何度私は最寄りの新幹線の駅まで迎えに来てもらい送ってもらったことだろう。
駅の改札で久しぶりに帰る娘を待つまだ少し若い父と母の姿が思い出された。
春に例の上級国民爺の暴走事故があって「87歳!ご家族はいったい何をしてたの?」と思ったから、5月の連休に話をして3ヶ月かけてやっと父も納得。
地方では車は足代わり。ほとんどが一人一台車を持ってる。3世代同居のご近所さんは車庫に5台プラス軽トラとトラクター計7台がずらりと並んでいる。
バスは2時間に1本。そのバス停までも歩けば距離がある。タクシーなんて使ったらこれまた移動距離があるので片道何千円もする。
買い物、通院にも車は必需品。ゴミ出しや回覧板まわすのだって少し距離があって歩くよりラクだからと父は車を使っていた。前にやった脳梗塞のマヒが残ってて少し左足ひきずるので。
そんなんだから「車あぶないよなあ。運転やめたほうがいいな」と思うけど強くは言えないでいた。
それと、父は同じ歳のじいさんたちよりしっかりしている、と日々高齢者に接している私は思う。
田舎の一軒家の一人暮らし。畑も草刈りもやるし料理、洗濯などの家事もやる。家業の神主のお仕事も地域の役目も果たしている。
ひとりでなんでもやらなくちゃいけないから元気でいられるんだと思うし、自由に動けるのは足代わりの車があるから。
私だって今の生活で車が運転できなくなったら飛べる翼がもぎとられた気持ちになるだろう。父もそうだろうと思った。
でも何かあっては遅いし。
免許返納の話をしたとき初めは「運転なんか俺はだいじょうぶだ!何十年も運転して来てる!」の一点張りで抵抗。「車なくなったら家にいるしかなくてボケるかもよ。それでもいいのか」など脅しも入れて抵抗した。
でも5月から少しずつ人から話を聞いたり父なりに車がなくなった生活をイメージしたりしたらしく「しょうがないな」と思うように。
車の代わりに電動シニアカートもすすめたけれど、田舎なもんで砂利道や坂道があってケアマネさんからの許可は降りず。
ヘルパーさんに買い物してもらうとか宅配弁当を利用するとか。神主のお仕事は送迎してもらうことになり、床屋さんも送迎付きでやってくれると。いろんな人の手助けでなんとかやれそうな感じに。
父の車はないと私が行ったとき不便なのでそのまま置いておき、月々1万円以上払っていた保険は解約。コレ、今私が入ってる車の保険が利用できるんだね、知らなかったー。
点検だの車検だの「金がかかる」とか言うから「いいよ私が払うから!ガソリンも入れる!」ってことにした。
ええー・・マジか?じいちゃんの買い物とかに使うんだからそれくらい払ってくれてもいいのにな。
ということでお盆に警察に。
「車がないと困るもんね。でも娘にうるさく言われたから」と警察の人に愚痴りながら書類など説明される。
運転経歴証明書の申請もしてそのあと立派な「卒業証書」が授与された。
父もがっかりだろうが私も少ししんみり。何かあってからでは大変だからと無理に返納させたのではないか、田舎道だからまだまだだいじょうぶだったのではないか。でもとりあえずこれで一安心。車で人をはねることはないか。などの思いがめぐる。
父の車で何度私は最寄りの新幹線の駅まで迎えに来てもらい送ってもらったことだろう。
駅の改札で久しぶりに帰る娘を待つまだ少し若い父と母の姿が思い出された。
コメント
うちの夫の田舎も、車の無い生活など無理なのでは?という環境で、独りもんの義弟から車を取り上げたらどうしたらいいの?と思います。事故が起こった時に、起こした高齢者の自己責任にしないで、国がなにか対策を取るべきですよね。効率ばかりが求められる世の中になってしまって、バスの路線も廃止されたりしてるんですから・・・。
実家行くとき新幹線の駅からバスに乗ります。だいたいいつもお客さんは私含めて2.3人。貸切のときも。廃止されたら困る!といつも思って乗ってます。
都会の人は「80になったら免許停止!」とか言うけど地方ではバスの便も良くなく、なかなかそういうわけには。