ニュースによると北国はこの時期にしてはめずらしい大雪らしい。
寒波が来る前の先週末。
ダンナが新幹線で私の実家に行って父の車を運転して戻ってきた。
父の車はまだ3年目。
「新車買った」と聞いたときに「85すぎたじいさんに新車??車屋さんにだまされたんじゃないの?」と私も妹も思った。
車屋さんにも父にも確認の電話をしたが「年も年だしぶつからない車がいい」と父の方から車の買い替えを話したということ、「すぐ乗らなくなるかもしれないけど娘たちや孫たちにやってもいいと思って」の買い替えだったとあとで知る。
じいちゃんありがとう。
妹も孫たちも軽はいらないというから私がもらうよ。
私としては父の車は実家に置いておきたかった。
田舎なので買い物には車が必要。実家に車がなくなったらスーパーにおいしいものも買いに行けない。
冬になれば寒くなるしバッテリーも心配だ、どうせなら雪が降る前に持って来たほうがいい、ついでにネズミの餌食になる前に新米も積んでくればいいし、とダンナが言った。
えー・・・車が実家にあれば今後春になって草刈りとかしに行くついでに海の方や牧場にも行けるのに。
「春になれば、ってその前にバッテリー上がるよ。それにコロナがこんなで次いつ行くつもり?」とダンナ。
私「正月は世の中的に行っちゃいけない空気だから2月か3月か」。・・・。それではバッテリーだめか。
たまに妹が実家に行ってエンジンかけてくれれば置いておけるのに、と私は思うが妹とすれば車まで手が回らない、と。
実際私が10月に行ったとき乗ったきりでそのあとエンジンもかけてないということ。
・・人に期待してはダメだよね。
これはもうしょうがない。ダンナの言う通り車を持ってきたほうがいいか。
ということでこっちに来た父の車。
「最近の軽はすごいね。米袋4つ積んできたのに高速道路もラクラク」だったらしい。
父の車の後ろのドアを開けると、前に私が実家で灯油を買いに行ったときのまま新聞紙が敷いてあり古いタオルが無造作に置かれていた。実家の家の中も時が止まったようだったけれど、車の中も時が止まっていた。
敷いてあった新聞は2020年1月の日付け。コロナ前。
まさか世の中がこんなふうになるなんて思ってもみなかったころ。
コロナがなかったらこの1年はこうじゃなかった。
父が9月に脳梗塞で入院してそのまま家に戻れないということは同じだとしても、コロナがなければ自由に行き来できていた。
私は父に面会に行けてたし、遠くにいる息子や娘もじいちゃんに会いに行けてただろう。
今父は施設に入ったが面会禁止で近くにいる娘(妹)にさえ会えてない。遠くにいる娘(私)にはもちろん、孫たちにも会えない。
コロナがなければ前のように私は1〜2ヶ月に一度は実家に行って人に頼らなくても父の車を動かせるので実家に置いておけた。
来週には私が長く乗っていた軽自動車を廃車にして父の車に乗り換える手続きをする。
なんだかいろんなことがさびしい。
仕事に買い物に足代わりによく走ってくれた私の車。子供たちの送迎に、そして今はポメ子がいつも助手席に。これだって母が買ってくれた車だ。
でもしょうがないんだ。
父の車は実家県ナンバーじゃなくなってしまうけれどせめて4けたの父の誕生日ナンバーはそのまま引き継ごうと思う。
車がなくなった実家の車庫がぽっかりと空洞になっていることを思うと心がきゅっとする。
寒波が来る前の先週末。
ダンナが新幹線で私の実家に行って父の車を運転して戻ってきた。
父の車はまだ3年目。
「新車買った」と聞いたときに「85すぎたじいさんに新車??車屋さんにだまされたんじゃないの?」と私も妹も思った。
車屋さんにも父にも確認の電話をしたが「年も年だしぶつからない車がいい」と父の方から車の買い替えを話したということ、「すぐ乗らなくなるかもしれないけど娘たちや孫たちにやってもいいと思って」の買い替えだったとあとで知る。
じいちゃんありがとう。
妹も孫たちも軽はいらないというから私がもらうよ。
私としては父の車は実家に置いておきたかった。
田舎なので買い物には車が必要。実家に車がなくなったらスーパーにおいしいものも買いに行けない。
冬になれば寒くなるしバッテリーも心配だ、どうせなら雪が降る前に持って来たほうがいい、ついでにネズミの餌食になる前に新米も積んでくればいいし、とダンナが言った。
えー・・・車が実家にあれば今後春になって草刈りとかしに行くついでに海の方や牧場にも行けるのに。
「春になれば、ってその前にバッテリー上がるよ。それにコロナがこんなで次いつ行くつもり?」とダンナ。
私「正月は世の中的に行っちゃいけない空気だから2月か3月か」。・・・。それではバッテリーだめか。
たまに妹が実家に行ってエンジンかけてくれれば置いておけるのに、と私は思うが妹とすれば車まで手が回らない、と。
実際私が10月に行ったとき乗ったきりでそのあとエンジンもかけてないということ。
・・人に期待してはダメだよね。
これはもうしょうがない。ダンナの言う通り車を持ってきたほうがいいか。
ということでこっちに来た父の車。
「最近の軽はすごいね。米袋4つ積んできたのに高速道路もラクラク」だったらしい。
父の車の後ろのドアを開けると、前に私が実家で灯油を買いに行ったときのまま新聞紙が敷いてあり古いタオルが無造作に置かれていた。実家の家の中も時が止まったようだったけれど、車の中も時が止まっていた。
敷いてあった新聞は2020年1月の日付け。コロナ前。
まさか世の中がこんなふうになるなんて思ってもみなかったころ。
コロナがなかったらこの1年はこうじゃなかった。
父が9月に脳梗塞で入院してそのまま家に戻れないということは同じだとしても、コロナがなければ自由に行き来できていた。
私は父に面会に行けてたし、遠くにいる息子や娘もじいちゃんに会いに行けてただろう。
今父は施設に入ったが面会禁止で近くにいる娘(妹)にさえ会えてない。遠くにいる娘(私)にはもちろん、孫たちにも会えない。
コロナがなければ前のように私は1〜2ヶ月に一度は実家に行って人に頼らなくても父の車を動かせるので実家に置いておけた。
来週には私が長く乗っていた軽自動車を廃車にして父の車に乗り換える手続きをする。
なんだかいろんなことがさびしい。
仕事に買い物に足代わりによく走ってくれた私の車。子供たちの送迎に、そして今はポメ子がいつも助手席に。これだって母が買ってくれた車だ。
でもしょうがないんだ。
父の車は実家県ナンバーじゃなくなってしまうけれどせめて4けたの父の誕生日ナンバーはそのまま引き継ごうと思う。
車がなくなった実家の車庫がぽっかりと空洞になっていることを思うと心がきゅっとする。
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