東京オリンピック2020+1

東京オリンピック2020始まりました。
お祭りは楽しむ方なのでこんな状況じゃなかったらもっと違ってた。
コロナがなければ私も国立競技場のオリンピックマークやお台場の聖火台の写真くらい撮りに馳せ参じていたよ。

感染急拡大でとにかくイヤーな感じしかない。
太平洋戦争が始まったときもこんな感じだったのかな。いつのまにか「中止」の選択肢は消えて「やる。無観客」となし崩し。「いまさら中止にはできない」って？いまさらも何も勝手にここまで突き進んできたんじゃんよ？
え？オリンピックやるの？ほんとにやるの？ほんとに？？？と思ってるうちに開会式。

あの時代も今もあきらかに負け戦なのにやれば神風が吹くという楽観論しか大本営にはないのだな。
「やめるのは簡単。挑戦こそが政府の役割」。はあ？？？
数々のふざけんな！という菅の言葉、私は忘れない。だからオリンピックなんて、という気持ちがある。
「なんのかんの言っても始まればなんとかなる。日本人選手がメダルの2つ3つでもとれば盛り上がり感動で終わる→支持率アップ→選挙勝利」。
国民をバカにしてる。許さん！

というわけだけど開会式は見た。
見なければ何も語れないし、どんなものか？と思って最初から最後まで見た。
テレビの前のソファにはダンナが寝たり起きたり。寝てるんだからさ・・・無理して見てなくていいのに。
開会式直前には嵐の方々が出て、なんか24時間テレビ？？みたいな番組。うーんNHKはよけいなことなしに報道に徹してるところを評価してるのにな。

そして始まった開会式。祝祭感をそぎ落とした始まりは「ゆく年くる年」ですか？といった趣。
ダンナと私、距離をとって座り会話もなしで4時間「番組視聴」という目的で過ごす、これって年末の紅白とまったく同じ。
だからよけい「ゆく年くる年」か。祝祭感があれば「紅白歌合戦」に限りなく近い感じだったか。

とはいえ入場曲のドラクエにめっちゃ高まった！！！
ドラクエだけでなくファイナルファンタジー 、モンハンやキングダムハーツ、クロノトリガー！うわっなつかしいいいー！
ところどころでファイナルファンタジーのバトル終了の勝利のテーマがはさみこまれてワクワクしながら音楽を聞き入場行進を見る。
あいうえお順かとかプラカードのマンガ吹き出しがいいねとかそれぞれの民族衣装も楽しいとか。

なんだかんだ言ってゲーム音楽のおかげで始まってしまえば楽しく見ていたのにすっかり興ざめにしてくれたのは聖子とバッハの長い長あーーいお話。
初めこそ聖子の後ろでぴょんぴょん飛んでる選手たちにほっこりしてたけどとにかく話長いんだよ。
「この大会を受け入れてくれた日本の皆さま」ってアンタ。受け入れてないっつーの！納得も共感もしてないって！
「スポーツの力」だの「平和の祭典」だの「世界に発信」だのそんな精神論よりコロナ対策を科学的な根拠や方法で解決するのが先だよ！
がんばってきたアスリートたちにはもうしわけないがそれより何よりこの疫病に対する対策をしっかり示してもらってからでないと。
夜中11時を回って延々と長い話を立ったまま聞かされるアスリートたちが気の毒。私は冷房効いた部屋で座ってテレビ観戦だけど現場は暑いんじゃないの？？？はやく解放してやりなよ。

言うまでもなくバッハの話はもっと長くてひどかった。何様？ますますキライになりました。
Twitterトレンドに「聖子6分、バッハ13分、陛下13秒」とあって笑った。そして陛下が立ったあとにのっそり立ち上がった菅とゆりこ。横に映り込んで証拠映像にばっちり記録されましたね。

東京ではない首都圏にいるとすぐ近くで起きていることだけど盛り上がりを肌で感じるとかの直接のオリンピックの恩恵はない。
商店街に「東京2020」と書かれた緑や赤の旗があるくらい。
でもコロナ急拡大で病床逼迫とかわれわれへの影響が近くにじわじわ迫っている得体の知れない怖さがある。
実際、なんだか道路は混んでて影響大だし。

ブルーインパルスや国立競技場を見にきたという人々の超密な映像、2メートル間隔をとれるわけないよね？の入場行進、バブルも水際対策も絶対ムリに決まってるじゃん！なニュース。
などなど感染はさらにさらに急拡大する要素しかない。
とにかく早くこの暑すぎる夏もオリンピックも終わってもらいたい。日常を返してほしい。