日曜日。息子の剣道の昇段審査会が行われた。
息子たちの剣道部員も何名か参加。

大会や試合はいつも自転車で行ける場所だが、今回は電車で途中乗り換えして駅から歩いて10分ほどの場所。アウェイである。
学校行事ではないので顧問の先生がつくことはない。
「どうする?ついていく?」部長さんのおかあさまに聞かれる。

中学生だし部員たちだけでだいじょうぶなんじゃないの?とは思ったが、先輩母ひとりしか都合がつかないらしくひとりで行っていただくのも悪いなあと思ったので行くことにする。
アウェイでの息子たちの様子も見たかったし。
「引率」とは行っても、小学生の生活科じゃないんだから自分たちでさっさと電車だって乗れるだろうし、30人も40人もいるんじゃないんだから・・・とちょっと遠足気分もあった。

が!当日。
乗る駅で切符を買うのからしてモタつく男子剣道部員たち。
財布がバッグの奥のほうに入っていてすぐ出せない。
一度「街」に出て、そこから乗り換えしていく「近郊車線連絡切符」が買えない。
おつりをもらって切符をとるのを忘れる。
改札入ったと思ったら切符売り場に防具袋を忘れる(・・・はい。息子です。すいません)。
出だしからして、えっ?中学生だよね?と思うような行動が続くのだった。

とりあえず無事電車に乗ってから先輩母、「やっぱりこうなんだよね。みんなおぼっちゃまだから。電車乗ることないし」とため息。
たしかに。息子だって切符買って電車に乗ることなんてないもんなあ。
回数券使って塾は行っても、行きたい場所を調べて乗り継ぎを考えて電車に乗るってことはない。
場数踏んでなきゃできないのも当たり前か。

それと、たまたま剣道部集団があまり活動的な人たちじゃないってのもあるんだろう。
中学生ともなれば、友達と連れだってあちこち出かけたりする年頃。
でも、うちの息子もそうだが剣道部員はインドア派が多い。
だいたい、もともと弱小チームなので部活を選んだ理由からして「楽そうだから」というのが主だろう。

昇段審査は一日がかり。
部員全員が終了して結果発表まで待たねばならない。
冷房がきいているため体育館の中は暑くはなかったが剣道少年たちの汗と熱気がこもって超クサい・・・。
受付番号は学校ごとではなくバラバラなので、個人ごとに進行具合などみながらトイレに行ったり昼食をとったりする。

それだって、母に声をかけてもらえるまでボヤーっとして動かない部員、出番近いのにジュースを買いにいったきり戻らない部員、昼食のタイミングがわからず結局食べないでしまった部員・・・。
先輩母、ちゃんと個人ごとの番号をメモってそのたびやさしく声をかけてやっている。
荷物も、コンパクトにまとめず通路のさまたげになっているし、バッグのファスナーも開けっ放し。
ああー、いつもおかあさんに片付けてもらってるんだなとかバッグも閉めてもらってるんだな、と思われてしまう。
(・・・はい。息子のことです。開けたら開けっ放し。出したら出しっぱなし。母はやってあげてないけど)

自分のことは自分でできないのかと中学生たちの幼さに半ばあきれながら、「やっぱり母が声かけてやんなきゃいけないの?」と先輩母に聞く。
すると、「うるさいおかあさんもいるから。私たちはついてきただけと思っているけど、他の人は『引率』と思ってるから、何かあったら私たちが批判されるし」。
・・・そうなんだ。
遠足気分で来た私が甘かったか。

ボヤっとしてて審査受けられなかったらその子の責任なんだしそれも経験だろうと私は思うけど、それではすまされないのか。
責任が発生する以上、やっぱり「無事終了させる」ためには小学校低学年レベルの目配りと声かけが必要なのか?
・・・自分で考えて行動し失敗も自分で引き受けるという「経験」の機会は、良い悪いではなくこうやって奪われていくのかもしれないな。

「任務」を自覚した私は、帰りの電車でも先輩母とともに「声かけ」を励行。
帰りは行きよりもだらけていて、団体行動のはずなのにひとりで先に行ってしまったり、ジュースを買うため突然いなくなったり。
それでも・・・部員たち、お互い声をかけあったりしない。
先輩母「貧血起こして倒れそう・・・」と言葉数も少なくなる。

きっと母たちがついていかなくても、それなりに自分たちでなんとか行って帰ってきたんだろう、とは思う。
実際、私たちだって気疲れしたけど、カルガモのおかあさんみたいに先頭に立って歩いたわけでもない(ついてきやしないだろうが)。
でも、あの実態を知ると知らないでは大違い。
男子中学生、中身はまだまだお子ちゃまなのだね。

カルガモかあさんがたくさんのコドモたちを引き連れて歩けるのは、コドモたちが団体行動をじょうずにできるから。
私たちは、一生懸命になって汗水たらして(?)走り回る牧羊犬を思った。
ボーダーコリーも責任が重くて大変なのね、ご苦労さん、とあらためて思ったりする。
ひさしぶりに朝ゆっくり寝て起きた。
最近、夜も眠くてコドモたちより先に寝てしまうことが多い。

ゆうべも「笑金」終わって洗濯物干して、これまた強力な催眠本と思われる「デセプションポイント」(ダン・ブラウン)を数ページ読んだだけで力尽きてしまう・・・。
娘も息子もいつ寝たことか。
若い者は元気だのう。

ここんとこ、ずーっと土日も忙しかった。
コドモたちの運動会やら息子の剣道の大会やら。
あしたは剣道昇段審査会なので早起きだし、きょうはダンナも仕事でいない。
のんびりのチャンスは本日限り!

まずは入れたてのコーヒー。
いつもはダンナが気をきかせて残してくれる煮詰まったコーヒーだけど、やっぱり入れたてが一番。
コポコポいう音を聞きながら待つ。香りが部屋いっぱいに広がっていくのもうれしい。
コーヒーメーカーで入れた3杯分を独り占め。ささやかなしあわせ。
一杯目は牛乳たっぷりのカフェオレ。んまーい!
二杯目はブラックで。

雨上がりの庭に出る。
咲き始めたあじさいが雨露にしっとりと濡れている。
そういえば、スーパーの店先に青梅が並ぶ季節になったもんなあ。
あわただしい毎日だと、ふと立ち止まって「季節をめでる」心のゆとりがなくなる。
6月は、カッと照りつける夏の一歩手前の「静」の季節。
4月・5月の自然のエネルギー全開の時期も落ち着き、「動」と「動」のあいだの中休み、といった感じ。
紫陽花と青梅が似合うこの季節は落ち着いていてわりと好き。

いつも車で通る住宅街の間のちっちゃな田んぼにも水が張られる。
6月を「水無月(みなづき)」というのは、田んぼに水が集められて、水がなくなるからだと先日の新聞コラムで知る。
10月を「神無月(かんなづき)」というのと同じなんだね。
(出雲大社のお祭りで神様が集まってしまい、全国に神様がいなくなる)

庭の野菜たちを見る。
きゅうりがでろーんと大きくなっていたので3本収穫。
つい3日前はまだ3センチくらいだったのに。
プチトマトも赤くなったのが数個。これも収穫。
筋を残して虫に食われた小松菜の残骸はあとで処分しなくちゃ。
きゅうりの支柱も立て直そう。

クモが植木の間に巣をはっていて、その巣の形に雨の水滴がついている。
大自然の造形美。ううーん美しい・・・と思いながら角度を変えてしばし鑑賞。
その後、縦糸を切ってクモの巣を破壊。ごめんねクモちゃん。

きょうは「父の日」のプレゼントを買いに行かなければ。
とっくに「敬老の日」の域に達している父母だけれど、遠く離れているのでせめて何か送るだけでも、と。
「母の日」と違って「父の日」は悩む・・・。
去年までは現役でお仕事していたのでネクタイやバッグだったけど、今年は普段着のポロシャツがいいかな。

謎の「サビオ」

2005年6月9日 日常
ヘルパーステーションで。
外にいた主任ヘルパーが事務所のドアを開けて言う。
「ちょっとちょっと、だれでもいいから『サビオ』とってちょうだい!早く!」。

その方は、事務所内でもウルサイと一目おかれている存在。
その場にいた数人、私も含めて「サビオをとるため」に腰を浮かすが・・・みんな一瞬かたまってしまう。
・・・サビオってなに???

他の人たちもその表情からして「サビオ」が何かわからない様子。
どうしよう。早くしなくちゃ。
主任ヘルパー、続けて「そこの棚に箱があるはず。この前、新しく買ったから」。
とても急いでいるよう。

・・・。サビオとは「新しい箱に入っているもの」か?
戸惑いながらもその指差した方向を探す。
「箱」らしいものはない。
ヤバイっっっ。サビオ、サビオ・・・なんだっけ。
聞いたことあるな。
えっと・・・・そうだ!バンドエイドだ!

「バンドエイド」も商品名だが、たしか「サビオ」も商品名じゃなかったか。
消毒したガーゼがついている救急絆創膏のことである。
うちの実家では父も母も「キズバン」と呼んでいたので、私もそう言っていた。
が、結婚して首都圏に住むようになってから、どうやらソレはここらでは「バンドエイド」というのが共通語らしいと学習する。

コドモたちは「バンソーコー」と言う。
お仕事で行っていた小学校でもだいたいは、「バンソーコー」と呼ばれていた。
私の中では、「絆創膏」と「救急絆創膏」はガーゼのあるなしで明らかに違うものなのだが、コドモたちは普通の絆創膏は使う機会がないからか、「バンソーコー」といったら最初からお手ごろサイズになっていてガーゼもついているアレであるらしい。

さて、謎の「サビオ」。
棚の上の横のほうに新しいお徳用箱が置いてある。
商品名は「エースバン」。
これだっっ!
無事に主任に手渡す。

戻ると・・・
「バンドエイドのことだったんだー」「磯野さん、よくわかったね」と先輩ヘルパーさんたちに言われる。
いやいや、なんかどっかで聞いたことがあったのが、記憶の引き出しの奥からからよみがえってきたというかなんというか。
ウルサイ主任に手渡せた私はちょっとだけカブがあがったかも。
足をくじいた。
なんてことない段差で普通に歩いていてグギっっっ!!!
自分の体重がその一点にかかった瞬間、ミリミリともメリメリともいうイヤーな音が。

ヤバっ・・と思ったが、お仕事の途中で気が張っていたのか、それほど痛みは感じずなんとか歩けたので最後まで職務をまっとうする。
家に戻って靴下を脱いで見ると、なんとそこには1.5倍ほどにパンパンに腫れた足首が。
色も赤紫になっていてかなりヤバイ状態。

熱がありそうなときに体温計の「38度」という数字を見てしまうと、それまではなんともないのにそこでアウト、というのはよくある。
このときもソレと同じ。
腫れた足首を見たとたん、一気に痛みが押し寄せ冷や汗や吐き気までしてくる。
保冷剤で冷やして湿布を張る。
もう一歩も動けない・・・・。

先日、主婦仲間が足の指を骨折した。
原因は、急いで電話をとろうとしてイスの脚にひっかけたため。
そのとき、彼女は「よく年寄りが座布団とかコタツ布団とかにつまづいて骨を折る、って聞くけどさー・・・私ももう機敏さがなくなったってことかなあ」とガックリきていた。
いやー・・・私もそう思ったよ。
しかもただ歩いているだけで足をくじくなんて。
体重の軽いコドモならなんてことないと思うが、自分の体重で足を折る、そんな勢いだった・・・。

そういえば、ここ1,2年、傷が治りにくくなったなあと思う。
かさぶたができてもなかなか治らなかったり、去年の擦り傷のあとがまだ残っていたり。
先週、娘は運動会で派手に転んでひざにけっこうひどい擦り傷を作ったが、みるみるうちに皮膚は再生し一週間たった今、つるんときれいになっている。
コドモってすごい。新陳代謝がいいんだなあ。
私があんな擦り傷を作ったらマジで3年くらい治らないんじゃないかと思う。

「ダイエット」「エステ」とかが目についていた広告も「グルコサミン」「ニーキュア」「養命酒」とかそんなのが目につくようになったし、主婦仲間と話していても「最近もの忘れが激しくて」とか「近くのものがぼけるでしょ」とかそんな話題にシフト。
「5年位前までは私たちも元気だったのにねえー」としみじみ。
まあ、トシをとるということは体力や容姿という面から見ればマイナスだが、そればかりでもないけどね。
若い頃は自分をゆずれなかったけど、今は「それもアリか」と思えることが多くなったし。

さてさて、「一晩寝て起きたら足がつけないくらい痛かったらどうしよう」と心配しながら寝たが、どうやらだいじょうぶだったよう。
もともと私は「足首がない」タイプで、中高生の頃は友達同士、そんな足を「サリーちゃんの足」と言っていた。
(初代の魔法使いサリーちゃんは足の太さが一定で、足首がない)
くじいて腫れた自分の足を見て「これこそサリーちゃんの足だな」とそのことを思い出してふとなつかしくなる。

とりあえず、階段の上り下りは無理だが歩くだけならよさそう。
それにしても、くじいたのが左足首で良かった。
右なら車の運転できなかったよ。不幸中の幸い。
神は私を見捨ててなかったか。
こんなタイトルで以前もだいありーを書いたような・・・?
誕生日も過ぎ、年とともに懐古の情が一段と強くなった磯野です。
それはさておき。

二子山親方が亡くなった。
とうに亡くなった私の祖父は大相撲が大好きで、幼かった私はいつも祖父のひざの上で相撲中継を見ていた。
よく覚えていないが大鵬が全盛期のころだろう。
相撲の地方巡業も盛んな頃で、田舎の地方都市にも夏休みになると相撲興業ののぼりが立てられ、そこここで浴衣姿のおすもうさんが見られた時代だった。

祖父の影響もあってか、けっこう私は小中学生のころもオトナになっても大相撲は見ていたほうだと思う。
今の大相撲はつまらないが、平成若貴フィーバーのときはかなり燃えたし二子山部屋の若い力士たちの引き締まったオシリにほぅぅーとなったものである。

それでも、やっぱり私にとってのフェイバリットは現九重親方の「千代の富士」。
当時、「ウルフ」と呼ばれ、力士としては唯一国民栄誉賞も受賞した名横綱である。
おすもうさん、というとぶよぶよっと太ってやたら目も細くて・・・というイメージからかけ離れた精悍な顔立ちと筋肉質の体。
当時、まさに「おすもうさん」の北の湖を見るたびにくらべてしまい、「うぉー千代の富士、かっちょええ」と思ったものだ。

その千代の富士が横綱を引退するきっかけとなったのが貴乃花との一戦。
忘れもしない平成3年5月場所初日!(妊婦だったので覚えている)
まだ二十歳そこそこの貴花田(のちの貴乃花)との一戦で寄り切られてしまう。
テレビの前で正座して見ていた私は「こんな若造に・・」とこぶしを握り、そしてその若造の父が「初代貴ノ花(のちの二子山親方)」であることを知る。
さらにその初代貴ノ花を引退に追い込んだのが若き千代の富士であったことも知り運命のめぐりあわせにガクゼンとしたのだった。

現役時代の二子山親方は私の記憶にはあまりない。
が、お気に入りの千代の富士が現役引退に追い込んだ初代貴ノ花。
その息子との一戦で現役を引退することになるなんて!
いやいや正確にいうと、5月場所2日目は千代の富士は勝ち、3日目だか4日日めだったか、同じ二子山軍団の貴闘力に負けた晩に引退を表明したのである。
「体力の限界・・・気力の限界・・・」で言葉がつまってしまった千代の富士関の涙を私はいまだに覚えている・・・ううう。
(でも貴闘力はひそかにお気に入りの力士で、この年に生まれた息子にその中から字をとってつけようと思ったほどだ)。

さて、連日のように、亡くなった二子山親方はじめ昭和の力士たちの若い頃の映像が流れる。
今朝などは藤田憲子さんの二人の息子たちを思うインタビューに朝から涙してしまった。
毅然としたお姿で、きっちりと言葉を選んでお話する元おかみさん。
あの若貴の母だもんなあ・・・とあらためてその偉大さに感心させられる。

それにつけても、まだ小さい若貴兄弟と親方とおかみさんがにこやかにしている映像、二子山親方現役時代の相撲を若き美智子さま、浩宮さま、礼宮さまが観戦する映像などは「昭和の時代」の空気をびしびしと伝えてくる。

その当時の誰が、のちの二子山親方の離婚や若貴兄弟の確執を予想できるだろう。
誰が、現在の皇室の閉塞した状況を予想できるだろう。
国技である大相撲は新鋭の若い力士たちによって引き継がれていくはずだったし、ふたりの男の子に恵まれた皇室は代々続いていくはずだった。
未来は限りなく輝いている、と誰もが思える時代だった。

日本中に高速道路がはりめぐらされ新幹線が次々と開通し、万博が開かれる。
家庭には新三種の神器とも呼ばれる「3C(カー・クーラー・カラーテレビ)」が備え付けられる。
がんばればがんばるほど豊かになっていく、そんな高度成長の夢と期待に満ち溢れていた時代だった。
今現在、物は豊かになり世の中は便利になった。
それはそれでものすごく幸せなこと。・・・なのだが。

「昭和」という言葉の響きが私にとって甘くせつなくノスタルジックに聞こえるのは、トシをとったせいかな。

運動会♪

2005年5月28日 日常
娘の小学校の運動会。
息子のときから数えて8回目、小学生の母として最後の運動会となる。

去年はあまりにも力が抜けすぎ、写真を2、3枚とっただけで主婦仲間たちとファミレスに流れお茶などしてしまった。
その反省から「来年は最後の運動会だから、開会式から閉会式までいる!!!」と決意したのも記憶に新しい。

はいはい。
いましたよ。最初から最後まで。
1年生のかわいい踊りから6年生の組体操までちゃんと見たのは、振り返ってみれば8年間で初めて。
ビデオも撮ったし写真も撮った。
先週の息子の中学のダルダルした体育祭よりはおもしろかった。

それでも、今の時期に運動会が終わってしまうのは6年生の母としては心残り。
だって組体操なんて今の時期やるのと秋やるのとでは全然完成度が違う。
夏過ぎてぐんと体が大きくなってしっかりする6年生たち。
仕事で小学校に行っていたとき、秋の運動会を見てるから違いがよくわかる。
練習期間もまるで違うし。
最上級生としての自覚も体もできてないままの組体操はもったいないなあ。

一日、日にあたって疲れました。
立ちっぱなしで足がだるい。
お天気が曇りだったのが救い。
日焼け止めクリームばっちりぬっていったつもりだったけど、ポロシャツの開いた首の部分が焼けていた。
ここまでは塗らなかったよー。
胸元が赤くなっていて、飯場のオヤジみたい。
オーマイガッ!
息子が音楽に目覚めたので、最近、私も便乗してイマドキの音楽を聴く。

「アンダーグラフ」とか「スキマスイッチ」とか「ムサシ」とかはスピッツ系かな?と思うけど、なんたって今のお気に入りは「オレンジレンジ」と「nobodyknows+」!
(この最後の『+』は何?『モー娘。』の『。』みたいなもんか)
車で移動するお仕事なので、音楽聴くにはもってこい。
ラップ系のものは今までまじめに聞いたことがなかったけれど、テンションはあがるし何より聞いていて超キモチイイ。
中学生男子がウズウズワクワクする音楽、ってのはわかる気がする。

感覚にダイレクトに働きかけてくるリズムと言葉のノリ、っていうのかな。
頭より体が反応する。歌詞カードを見て言葉の使い方の柔軟さにすごい!と思う。
「ノリノリなんだYo!」と人差し指と親指たててフリつきで息子にラップ風に言ってみたら、「イマドキ『Yo!』も『ノリノリ』も終わってるし」と冷たく一言。
この間「musiQ(ムジーク)」を「むしきゅう」と読んだ一件といい、言動をつつしまなければ。

そして・・・携帯型デジタルオーディオプレイヤーというんですか?ウォークマンの進化版を息子にぬけがけして購入。
息子がMDプレイヤーだとかipodだとかいうので、ちょっと調べてみたら、いやーホントいろんな種類がある。
ここ数年の間に音楽をとりまく環境というのがこんなにも変わっていたことにびっくり。

息子なんぞは、いつのまにかパソのマイミュージックに100曲くらいとりこんでいた。
発売前にオレンジレンジの「ラヴ・パレード」も持っていた。
「違法じゃないの?しかもタダで?」と言うと「あげる、っていう人が掲示板にいるんだよ」と。
・・・どういうシステム?
お金ケチって「当日返し」でレンタルしてきて、苦労してテープに何曲も入れていた、そんなのはつい数年前のことだったのでは?
便利な世の中になったというかなんというか。

このあいだまでこづかいをつぎこんでMDを買おうとしていた息子も、「あのときノリで買わなくてよかったー。こんなに便利なものがあるなんて!」と。
息子はとりあえず中間テストが終わるまで本体の購入はおあずけ。

私はオトナなので、にこにこ現金払いで買ってしまいましたよ。
100円ライターよりちょっと大きいくらいのサイズで60曲入るヤツ。
記憶容量によって値段が違っていて、容量が少ないものなら8000円程度。
MDやipodより安くて軽くてかっこいい。

車で聞くにはCDでいいけど、ジムで聞くには携帯型のコレなんだよねー。
有酸素運動系のエアロバイクやドレッドミル(ランニングマシン)は30分以上やりたいところ。
マシンに小型テレビもついてるんだけど、やっぱりモクモクと歩くのはヒマ。
音楽なら1曲5分くらいだからアルバム何曲か聞けばかなり行くだろう。
ジムももっと楽しみになるかも♪
日が長くなったなあと感じる。
夕方7時近くになってもまだ薄明るい。
お仕事終わって帰ってきて、いろいろと片付けなどして買い物行ったりして、それでもまだ明るい。
一日が長くてうれしいなあ。
夕方、外に出ると「夏」の匂いがしてこれまたうれしい。

ホントは朝の時間も有効に使いたいんだよ。
去年の今頃は夜は10時すぎに寝て、朝4時半ころ起きて本を読んだりビデオを見たりしていた。
日中忙しくても、朝の時間に「だいありー」だって書けた。
「早起きは三文の得」とかいうけど、朝ひとりで起きているとホントいろんなことが集中してできる。

もともと私は夜型だった。
小学生の頃から朝は眠くてしょうがなかったし、学生の頃は昼まで寝ていた。
就職してからも休みの日は昼過ぎまで寝ていた。
「早起きだったら人生変わっていただろうな」と思うくらい、朝には弱かった。
子育て中は、「一日でいいからだれにもじゃまされずに、自然に目が覚めるまで寝ていたい」とずーーーっと思っていた。

コドモが大きくなった今、休みの日なら朝だって寝ていようと思えば寝ていられる。
それでもやっぱりいつものように6時にはすっきり目が覚めるし、時間がもったいなくて寝てられない。
生活リズムも変わるもんだ。
だれも起きていない早朝にコーヒーを入れて新聞を読んだり本を読んだりするのは至福のとき。

それなのに・・・
最近、朝が有効に使えなくなった。
なぜか。
「ダンナが早起きするから」。
つい最近までは、仕事出かけるギリギリまで寝ていたダンナ。
日曜とか休みの日は昼まで起きてこなかった。
朝ごはんの準備もいらないし、私は朝の時間を有効に使えるし良かったのに。

「なんだかこのごろ早く目が覚めるんだよな」と。
普通の日も5時半ころ起きて新聞読んだりしてるらしい。
休みの日も7時頃起きてくる。
そんなに早く起きてこられたんじゃ、居間にあるパソが使えないじゃん!
ビデオ見てても「何見てるの?」といちいちウルサイし。
「じゃましてない」ってダンナは言うけど、新聞ガサガサさせたり平気でオナラしたり「んがあーっ」とあくびをしたり・・・ったく。
だれにもじゃまされないでひとりの時間を過ごせる早朝ゴールデンタイムはなくなってしまった・・・ううう。

朝早く目が覚めてしまう、というのはダンナもトシをとったということね。
私は11時ころには寝るので5時起きでもちょうどいいくらい。
でもダンナは1時頃まで起きてるはずなのに・・・。
よく「朝寝するにも体力が必要だから、トシをとると早く目が覚める」というけどダンナもそうなんだろう。

ひとりの時間が作れないなら、朝早く起きてもしょうがない。
このごろはコドモにあわせて6時半起き。
ダンナが入れたコーヒーがコーヒーメーカーに残っている。
香りは飛び煮詰まってて、濃い麦茶みたい・・・。

やっぱり入れたてのコーヒーと静かな早朝のひとときがほしいなあ・・・。

虫食い野菜

2005年5月25日 日常
日中はさわやかな陽気なのに突然の夕立ち、という天気が2日続く。
太陽の光と雨で、急にぐぐーんと伸びる家庭菜園の野菜たち。

プチトマトは小さい緑の実を鈴なりにつけ、きゅうりもミニチュアみたいなかわいいきゅうりがたくさんぶらさがる。
さやえんどうも薄紫の花を咲かせる。

が!
毎日おもしろいように収穫できていた小松菜。
ここのところ、虫に食われ始めた。
葉っぱに虫食いのあとがあり、犯人の黒いイモムシを発見!
黒い羽の小虫もたくさんついている。
モンシロチョウも飛んできて卵を産んでいる様子・・・。

ううー・・・
去年までは小松菜は室内のプランター植えだったから、こんなのは知らなかった。
一日、目を離すとあっという間に虫食いだらけ。
イモムシや小虫は洗って落とせばいいけど、モンシロチョウの卵は見落としてしまうかもしれない。
なんだかそう思うと、食べる気が失せてしまう・・・。

庭の一角にただタネをぱらぱらとまくだけで出る小松菜。
どんどん育ってどんどん収穫できて、室内植えと違って緑も鮮やか。
手間もかからず、太陽の下で元気に育っていてよしよしと思っていたのに。

近所のオバチャンが「スプレー売ってるから。シュッとすれば」という。
「畑の野菜は、毎朝見て虫をとったり雑草を抜いたり支柱を立てたり、お世話しないと。3日も見ないともうだめよ」とも。
そうなんだー・・・。
野菜の生長を見るのはホント楽しいけど、実は大変なんだな。

ということは、お店で売られている虫食い跡のないキレイな野菜は、よほど薬などのお世話になってるということか。
ドロでもついていればしっかり洗うけれど、見た目がキレイなのでざっと水道水で流しただけで調理してしまっていたなあ。
「野菜をいっぱい食べよう」なんて言ったって、どれだけヤバイものもいっしょに食べていたことか。
小松菜なんて、自分で育ててみるとわかるけど、お店で売っている状態まで育てるのは難しい。
あんなに大きくなるまでに虫に食われてしまう・・・。

思えばサヤエンドウだって、タネを植えたそばからハトに掘り返されて芽が出るまでが大変だった。
そこらにいるハトがいかにも挙動不審な様子で、植えたタネ(エンドウマメ)をねらっていて、息子はそのハトを「キョドリバト」と命名。
「BB弾で打つ?」と私に言ってきたが「やっぱり夢見が悪いし」とやめた経緯がある。

「自然との共存」というか「ぼくらはみんな生きている」というか。
ハトや虫に食われないうちに食べるしかないか。

息子の音楽事情

2005年5月18日 日常
最近、息子が「ipodほしいなー。中間で○番以内だったら買って」とうるさい。

息子の所有は私の使い古しのCDウォークマン。
主婦仲間から中学生の音楽事情を聞くと「友達とMDのやりとりしてるみたい」なんて言ってたし、イマドキMDでもないのはまあ不便はしてるだろうとは思っていた。
でも、外で聴くわけでもないし、そもそも部屋にこもって音楽を聴く・・・というタイプでもない。
音楽よりゲーム、今までの息子ならそうだった。
だいたい息子が持っているCDだって、私のポルノCDのコピーとか「ボーボボ」のテーマ「ワイルドチャレンジャー」とか。

特に必要ないじゃん、と思って「なんでipod?いつ聞くの?何聞くの?」と言うと・・・
「実はもう買ってある」と出してきたのはオレンジレンジのCDアルバム2枚。
ヤマダカードでポイントがたまっていたから、一枚はポイントで一枚はこづかいで買ったという。

オレンジレンジのほかにもいろいろと聞きたい音楽があるけど、お金がなくて買えないし、借りたとしてもMDウォークマンがないからコピーしても聞けなくて困る、今から買うならipodがいい・・・というのが息子の言い分。
「MDなら居間にコンポあるんだからそこで聞けばいいじゃん。じゃなかったら、CDに焼いてCDウォークマンで聞けばいいじゃん」と私が言うと、それではだめらしい。
息子としては「外で聞くわけではないけど、どんな音楽を聴いているのか誰にも知られずにひとりで聞きたい。イマドキMDもないのは自分だけだし」ということのよう。

そうかー。
そういえば、私も中学1年のとき、親にものすごくワガママ言ってCDラジカセ買ってもらったもんなあ・・・。
「ステレオあるんだからそれで聴けばいい」と言われたのに、「自分の部屋でイヤホンで聴きたい」と言い張ってケンカした、そんな覚えがある。
初めて自分のお金で買ったレコードはふきのとうの「白い冬」だったか。
NSPとかとんぼちゃんとかフォークソング系のレコードを自分のお金で買って聴いて、なんだかオトナになった気分になったっけ。
「自分の世界を持つようになる」ってことかな。

それにしても、いつのまにひとりでオレンジレンジなんて・・・と息子の決断と行動に感心する。
お金を使うならゲームだと思っていたし、大きい買い物をするときは必ず「買ってきて」とか「いっしょに行って」とか言っていたのに。
知らないところで成長してるのか。

ま、ipodがほしいという要望は承った。
調べてみると、1万円ほどで買えるタイプもある。小さくて便利そう。
でも「テストの結果のごほうび」は私としてはバツ。
だってテストってそんなもんじゃないでしょ。

さて、オレンジレンジ。
これにはヤラレた!
ポルノの「アポロ」「ヒトリノ夜」を聞いたとき以来の衝撃!
「花」「ミチシルベ」くらいしか知らなかったけど、2枚目のアルバムなんていろんな曲がびっちり入っていて、聴いていてホント楽しい。
低音の人、なんというお方か知りませんが声に艶があって聞きほれてしまう。
私としては15曲目の「papa」のぶっとび加減なんてツボで、聴いたあとには必ず「うーんすばらしい・・・」と毎度毎度ため息が出る。

2枚目アルバムは「musiQ」。
きのう息子に「オレンジレンジの2枚目のアルバム、ほら、『むしきゅう』のさ・・・」と話を振ったら、
「・・・『ムジーク』!」と思いっきりあきれた顔をされる。
んなの、読めないよー。
このところ娘はずーっとわんこの世話に追われている。
コーギーと柴とシェルティの3匹。
といってもDSの「ニンテンドックス」。

私も娘も犬は大好きだけど、実生活ではハムは飼えてもわんこは飼えない。
お散歩とかいろいろと大変だし、注射もあるし、グッズもつい買い込みそうでお金もかかりそう。
なにより散歩もお金も最後は私が全部かぶりそうで、それが一番イヤだ。
それでも娘はずっとうるさく「犬ほしい。ほしい。散歩するから。こづかいも出すから」と言っていた。

そこでニンテンドックス。
始める前は、たかがゲームなんて思っていたが、でもこれがまた今までの犬猫ゲームにはないくらい最高にかわいい。
子犬特有のムクムクした体つきやしぐさもリアルで超ラブリー。
3匹でじゃれあってる姿もこちらを見つけて遠くから駆け寄ってくる姿も、もうどれをとってもかわいいのだった。
画面の中のわんこだから、匂いもないし毛が抜けることもない。
手を汚さずに自分の好きなときにかわいがれる・・・。
「やっぱりほしいほしい。ホンモノのさわれるわんこ!」と娘。

コーギーは男の子、柴とシェルティは女の子。
体のちっちゃいコーギーは女の子たちに追っかけられたりはぐはぐかまれたりしているけど一番素直でおりこう。
柴はやんちゃでいうことを聞かないけどとってもかわいいヤツ。
シェルティはこわがりでやさしい子。
わんこの性格もさまざまでホントよく作ってあるなあと思う。

が、最近は運動会の練習やら6年生ならではのお仕事やらなんやらで忙しい娘。
学校から帰ってきてからの3匹のお散歩が滞ってきた。
寝る間際までお散歩していたり、あきらかに3匹のお世話は手に余っている様子。
「おかあさん、お散歩していいよ」というので、私がかわりにお散歩。
散歩してるとエラそうなことを言う飼い主やギャンギャンうるさいわんこに出会ったり、へんなものを拾い食いしたり、いろんなことがあって楽しい。

私が楽しく散歩してる横でお菓子を食べながらためいきをつく娘。
「やっぱり犬飼うのはやめよう。だって忙しいもん。こうして疲れて帰ってきて散歩行くのは大変だし・・・」。
そうか。疑似体験で現実のキビシサを少しは想像できたか。

さてこの「ニンテンドックス」、いつまでも子犬のままだというけど・・・どこが「終わり」なのかなあ。
飽きたときが終わりなのか。それもなあ・・・。
娘の友達のわんこはしばらくほっといたらノミが大量発生したとか。
うちのカワイイ3匹はどうなることやら。
介護のお仕事を始めてはや半年。
調理・掃除・買い物・洗濯などの「家事援助」に加えて、風呂入れやオムツがえなど「身体介護」もポツポツやるようになった。

先輩と同行して手順など覚えるのだが、会社に置いてある「介護ビデオ」を借りて自主勉強する。
借りたビデオは「家庭の介護」シリーズというもの。

まずは「お風呂編」を鑑賞。
風呂に入れる前に用意しておくものとかお年寄りをお風呂に入れる前に確認することなどが流れる。
そしていよいよ実際の「風呂入れ映像」。といっても役者さん。
ヘルパーさん役は小太りのオバチャン。
ひざまで隠れるビニール製のお風呂エプロンをつけ、イマドキめずらしいくりくりパーマをあてている。
お年寄り役は「高齢者」というにはまだまだ元気な感じの60代の男性。
ひょうひょうとした感じが往年の植木等風。

「寒くないように注意しながら服を脱がせましょう」と説明が流れて、オバチャン、植木等の服を脱がせ始める。
上半身ハダカになり、下半身・・・・
えっまさかモロ出し?・・・と思うと、なんと!
植木等、黒のもっこりバタフライパンツをはいている!
超フィットしているので、パンツの上に乗っかった余った肉の部分やもっこりの微妙なやわらかさとかが画面からびしびしと伝わってくるのだった。

介護ビデオに黒のバタフライパンツ・・・あまりにも不似合いすぎる取り合わせにはびっくり。
植木等は、ヘルパーさんの介助のもと風呂に入れられ「ああ、いい湯だねえ」などと棒読みのセリフを言う。
湯船から上げられたと思うと頭を洗われ体を洗われる。
「陰部はできればご自分で洗っていただきましょう」と説明が流れ、もっこりの部分をゴシゴシと洗う植木等。
横にひざまづいてシャワーをかける小太りのオバチャン。
お互いに無言・・・。
ビデオ終了後、フシギなというか、ヘンなものを見てしまったなあ、という感じであった。

そして「オムツがえ編」。
これまた同じ役者さん。
やっぱり、というかなんというか、オムツをはずすとまたまた黒いバタフライパンツを装着している。
しかも、一見してオムツをかえてあげるような体が不自由なお年寄りには全然見えないので、なんだかやっぱりあやしいオムツがえAVでも見てしまったかのような後味。
オムツがえが終了してからの「気持ちよくなりましたよ」の棒読みセリフもおかしくて笑うしかない・・・。

こういう道に入らなければ一生見ることもなかったであろう隠れた名作(?)に別の意味で感動してしまう。
さてあのもっこりパンツの役者さん、一本あたりの出演料はおいくらなんだろう。
気になるー・・・。
三連休も終わってやっとひとりになれた。
ううーうれしいっ(泣)。

ダンナは本来ならきょうもお休みで10連休。
でもさすがに家にいるのも飽きたらしく「仕事でも行こうかな」と。
よっしゃ!!!
私はきょうお休みにしていたので、ダンナが仕事に行けば非常に都合がよい。
いってらっしゃいませぇー。

今年のGWは初めて「それぞれの予定」で行動。
今まではとりあえずコドモたちとダンナといっしょに行楽に出かけたり、実家行きだったり。
「コドモたちをどこかに連れて行ってやらなければ」と思っていた。
普段はあまり行かない「外食」も昼夜一度ずつくらいは行った。

が、今年は休みの並びが少ないので恒例カナダステイは日程的にちょっとキツいし、息子は「別にどこも行かなくていい」と言うし。
「家族でお出かけ、を目撃されたら人生が終わる」くらいに考えている中学生男子の気持ちもわかるしね。
ダンナは「混んでるし金もかかるしな」と行楽は乗り気じゃないし、私も別にコドモたちが行かないんならそれでいいし。

終わってみれば・・・
息子→部活がある日は部活。その後、ゲームや漫画書きなどオタク活動。
4日は友達に誘われて遊園地。超おそろしいジェットコースターに3連続で乗ったと満足げ。
5日は同じくボーリングとカラオケ。カラオケなど縁がなさそうだったのにその場のノリで「アスタリスク」他何曲か歌ったらしい。

娘→3匹の犬のお世話で大忙し(ニンテンドックス)。コーギーもシバもシェルティも超カワイイ。
毎日のように、ひまがあれば友達とチャリを走らせ公園行ったり買い物行ったり。
30日はお友達のところで遊園地&動物園に連れて行ってもらう。
4日は友達とプール。

私→休日出勤を2日ほど入れる。ジムも行く。
3日は母の日のプレゼントのお買い物などで街へ。
4日は主婦仲間とウォーキング&ランチ。

ダンナ→お留守番。なんせ10連休。しかも予定もなし。

私もコドモたちもなかなか充実した連休だった。
が、ダンナ。
GW前半は、体を休めたり(=ゴロゴロしたり)、草むしりや植木を切ったり車を洗ったり、とそれなりに活動。
あとは出かけるでもなく、仕事だかなんだか居間のパソの前に座りっきり。
ダンナ、「家にいればのんびりできるし金もかからない」と思っていたらしい。
でもさ、それってあまいんだよ。

私が朝から出かけるときはとりあえずコドモたちの予定をダンナに伝えておいた。
「お昼はヤキソバでも作ってね。めんどうだったらカップラーメンもあるし」とか、「息子は昼に一度帰ってきてまた出るから1時までにはお昼出して」とか。
まあ、コドモたちもそれなりの年齢なんだから、だれもいなければ自分たちで何か食べたり時間になったらカギしめて出かけたりできる。
でも、ちょっとは「家にいるのは決してのんびりできることではないし金だってかかる」とダンナにわかってもらいたいのだった。

連休半ばごろにはダンナのグチ。
「何かしてても電話が来たり宅急便が来たりでいちいち中断される。新聞の集金も来たりして家にいても金がかかる。
コドモらはバラバラに出たり入ったりして、友達つれて来ればゴロゴロしてられないし、ジュースも出してやんなきゃと思うとさっぱりのんびりできない」。
・・・やっとお気づきですか。
「お留守番」ってのはそういうもんです。
その細切れの時間をつなぎ合わせて私はいろいろとやってるんですよ。

それにダンナが連れて行かなくても、コドモたちの「お出かけ」にはそれなりにお金がかかっている。
「遊園地フリーパス買うから、お昼代とコミで7000円」とか「ボーリングとカラオケ3000円だって」とか「プール行くしあとでアイス食べてジュースも飲むから1000円ちょうだい」とか。
連休の遊興費はコドモはコドモなりにかかるのだ。
それを私だけが負担するのもヘンな話。

「ボーリング代とプール代は出してやって」とダンナに言うと、「自分は楽しまないのに金出すのか?これならどっか連れてったほうがよかった」とブツブツ言いながらサイフを取り出す。
だからさー、息子もあなたも「いっしょに出かける気」なんてなかったでしょーよ。
友達と楽しんできてくれるんだから私たちは手間がかかんなくていい、くらいに思ったどーなの。
・・・と言ってやるかと思うがやめておいた。

土日もまたまたダンナもコドモもお休み。
どうせダンナはいるんだろうからお留守番していただいて私は出かけようっと。
風薫る五月。
「目に青葉・山ホトトギス・初鰹」というように、濃淡さまざまな若葉が風に揺れるさまは美しく、小鳥たちが鳴き交わす声もさわやか。
ツツジやハナミズキが空に向かって花開く季節。

タイトルは、「奥の細道」より芭蕉の句。
あらたふと 青葉若葉の 日の光
(ああ、なんと尊いことよ。修験道の霊山である日光の御山で青葉若葉に美しく照り輝いている初夏の日の光はこの日光山の霊験なのである)

旧暦3月27日に千住を出発した芭蕉は、4月1日に日光東照宮に着く。
日光の新緑の美しさを東照宮のきらびやかな様子に重ねて詠んだのがこの句。
旧暦はほぼ1ヶ月遅れなので、まさに今頃だろうか。

いい季節になった。
5月生まれのみなさんお誕生日おめでとう!
一年のうちで最高にいい季節に生まれた私たちはしあわせですな。
万物に祝福されてるって感じ?と5月の風を受けて自転車を走らせながら思う。

親もさぞ育てやすかったことだろうと自分が子育てしてみてわかる。
うちの子は9月生まれと3月生まれ。
9月生まれは、夏のあつーい時期に妊婦でいなくちゃならないし、朝晩冷え込んだり葉っぱが落ちたりなんとなく気分が暗くなる時期。
季節は冬に向かうから赤ちゃんといっしょじゃ外出もままならない。
そして、9月生まれはお誕生日ケーキにいちごがないのも悲しい。
家でケーキ作るときはチョコレートケーキとか黄桃やさくらんぼの缶詰のケーキとか。
ケーキ屋さんで買えばマズいいちごがのってるけど。

3月生まれは季節はいいけれど、やっぱり同学年の子たちに比べて体が小さくて幼いのが親としては心配。
小学校に入るときなんて、ランドセルしょって歩けるのかというくらい小さかったし。
でも、けっこう3月生まれの子はトクしてるなあと5月生まれの私は思う。
5月生まれだと「しっかりしていて当たり前・いろんなことができて当たり前」。
3月生まれは「いろんなことができなくて普通・できたらすごい」とほめられる。
大人になると人より若いし。

さて、GW。
コドモたちが小さかったときは「GW明けに作文に書くネタがないと困るだろう」と、わざわざどこか出かけていた。
でも、もう息子は親とは出かけたくない年になってしまったし、私だってわざわざダンナと出かけたくもない。
混んでいる中、出かけるのもイヤだし。
お金もないしー・・・。

かといって、家にいたって「ごはんは?」「腹減った」でめんどくさいしのんびりできるわけでもないので、仕事やらジムやら毎日のように予定を入れる。
朝から晩まで、それも連日ダンナが家にいる。
これはものすごいストレスだ・・・。
お休みの日に出られる仕事があることに感謝。しかも休日割増料金。
早く終わってくれ、GW!
免許証の更新に行く。

私の免許証はブルーのラインが入っていた。
何年か前にスピード違反をしたから。
法定速度でなんて走ってられるか!というほど見通しがよく、気持ちよーくアクセルを踏みこめる場所で私は捕まったのだった。みんなとばしてる場所だもん・・・運が悪かったとしか思えない・・・。

違反は後にも先にもドライバー人生ではこれっきり。
今回の免許更新でブルーのラインがゴールドに戻り、あの忌まわしい思い出ともオサラバと思っていた、のに!

受付のおねえさんに「過去5年以内に違反をしているので『一般運転者』ですね。60分の講習を受けていただきます」と言われる。
えっ!
「優良運転者」で「ゴールド」じゃないの?また青いライン?とすぐには事態を飲み込めないまま・・・・
配られた冊子などを眺めながら待つ。
まずは視力検査。
つぎに免許更新のキモともいうべき写真撮影。
5年間、証明書になる写真。それなりに写ってほしいもの。
髪をととのえ、あごは引いて目はぱっちり。

そして講習。
おねえさんのお話に引き続き、ビデオ講習。
一本目は、「『かもしれない』運転のこころがけ」とかいう内容。
婦警さんが説明しているのだがどうみても素人じゃない、なんちゃって川島なお美風。
やけに思わせぶりでエロい話し方のためコスプレ風なのだった。
私はそっちが気になり内容どころではなかった。
売れない俳優さんが、気合い入りすぎてあんなんなっちゃったんだろうか。
一部マニアにはウケるかもなあ。

30分の講習ですむ「優良ドライバー」の方々はここで終了。
名前を呼ばれて新しい免許証を受け取り、部屋を出て行く。
名前が呼ばれなかった私はひとりだけ残されてしまった・・・・ううう。
わけもなく悲しい気分に。
ここでやっと自分がゴールドではないことを認める・・・。

引き続き30分の講習。
新しく講習を受ける人たちが部屋に入ってくる。
またまたおねえさんの話に引き続き、ビデオ。
オープニングは、事故でつぶれた車の写真などで、眠くなりそうだなあなどと思いながら見始める。

しかし!
・・・・すぐに私はビデオに釘付けになり、しかも涙をこらえるのに必死になっていた。
実際に家族を事故で亡くされた方々の「こんなつらい思いをする人がひとりでもいなくなるよう」と協力のもとできたビデオだという。

映像は、おとうさん・おかあさん・おにいちゃん・弟の4人家族で、小学校に入学したばかりの弟を事故で失った家族の日常を映す。
かわいい弟だけが欠けた家族の食事の風景、使ったままで持ち主がいなくなった勉強机、弟が工作で作った魚の作品、これ以上、刻まれることのない柱の成長の記録・・・。
幼い弟の赤ちゃんのころの写真や小学校入学のときの晴れ姿などの数々の写真・・・。
場面を盛り上げるような音楽などいっさいなし。
感情をせいいっぱいおさえたおかあさんの淡々とした語りが続く。
こんな免許更新ビデオなんかで涙を流しちゃまずい・・・と必死で涙をこらえたが、亡くなる直前の日付がついたおかあさんあてのたどたどしい文字のお手紙を見たらもうだめ・・・・。
胸がしめつけられて涙があふれる。
「事故は加害者も被害者もつらいです。でも加害者はやり直せるチャンスがあります。被害者はそれがありません」というおかあさんの言葉が胸にしみる・・・。

そのお話のあとも、幼い娘を残して、ダンナさんを失った奥さんの話、奥さんと娘を一時に失い、小さな息子だけが残ったおとうさんの話が続く。
遺品を整理しようとして「服はだめですね。服は・・・」と言ったきり号泣するまだ若いおとうさん。

私だけではなく、講習を受けていたほかの人たちも鼻をすすったりハンカチを取り出したりしていた。
ここでこんなものを見せられ涙するなんて・・・。
やられたーという気持ちと思わぬ拾い物をしたという気持ちと。

いやいや、それもこれも私が前科モノの「一般ドライバー」だったから。
「優良ドライバー」だったらあやしい婦警さんの説明ビデオ一本で終わりだったんだから。
隠れた超大作・感涙ビデオをおがめたのもあのスピード違反のおかげか。

さて、できあがった免許証は、ヘンにのっぺりしていてしかも上目使いをしたため「どこ見てんのよ!」な顔をしていた・・・。
即座に財布の奥深くに封印したのは言うまでもない。
朝、仕事に出かける前に時間があるときはハムちゃんとのふれあいタイム。

きのうの朝のこと。
エサがもらえると思ってさっそくモソモソと巣から出てくるハム子とクリーム。
目はまだ細くてねむそう・・・。
いつもならまっ先にかけ寄ってくるはずのチョコがでてこない。

・・・・チョコ?
ゲージの中にいるはずのチョコがいない。
巣の中にもいない。
おがくずの中にももぐってない。
「クリーム、あんたチョコに出てけって言ったんじゃ・・・」などと言いながらあせって探すがゲージの中にはいない。
入り口は閉まっていたので、ゲージの隙間から脱走したとしか考えられないのだった。
安売りで買ってきたばかりのゲージには、組み合わせ部分に1.5センチほどの隙間がある。
ゲージでうんていもする身軽なチョコなら脱走可能と思われる。

過去、何匹もうちのハムは脱走している。
だいたいは私や娘がゲージを閉め忘れるからだけど。
ハムちゃんはすみっこと低いところが好き。
部屋の壁に沿って移動し、低いところに落ちている。
だから、台所の勝手口やお風呂場、玄関のたたきなどで発見される。
一度は玄関のスニーカーの中に入っていて、ふと見たら靴の中から見上げるハムちゃんと目があってびっくりしたこともある。

チョコもどっかに落ちてるだろう・・・と軽い気持ちで探すが、あちこち見ても見つからない。
ついでに、と掃除機を持ち出して家具の後ろ側も捜索。
「おっ」と思って見ても、それはまるまった紙くずに綿ボコリが降り積もったものだったり、台所のスポンジの変わり果てた姿だったり。
いつのものとも不明なボールペンやリップクリームなども発見。
それでもカンジンのチョコはいない。

探すべきところはすべて探したのにいない。
しばらくしてどっかで遺体で見つかるのもなあーとは思ったが、探している時間もエネルギーもなかった。
捜索打ち切り。
学校から帰ってきた娘、「チョコー!!」と言いながらひととおり探すがやっぱりいない。

夜、寝るときになって。
娘「きょうはここで寝る」とチョコがいなくなった居間に、自分の枕やタオルケットを運んでくる。
「もういないよー。あれだけ探したんだから。それに、ハム子たちと寝ると回し車がうるさいから寝られないよ。あきらめなよ」と私。
いくらハムが夜行性だって、都合よくゲージのところに戻ってくるような生き物でもないし。
ハムだから呼んでも来るはずもない。
それにもし夜中にチョコが出てきたとしても、熟睡している娘のこと、すばやいチョコを捕まえられるはずもない。
無理だなーとは思ったが、それで娘があきらめがつくなら、と思う。

一夜明けて。
居間に下りていくとソファで熟睡している娘。
やっぱりハムたちはうるさかったらしく、回し車ははずしてある。
そして、テーブルの上に娘のお手紙。
「チョコがみつかりました!」。

ええーー!
娘を起こして聞いてみると・・・
夜中にカサカサ音がしたからゲージを見た。
ゲージの横に立っているチョコと目が合った。
いそいで捕まえた。
ということ。
「ちゃんと戻ってきたじゃん。ここで寝てよかったあー」と満足げな娘。

巣の中を見ると、何事もなかったかのようにいつもどおりまるまって寝ているチョコとクリーム。
まさか夜中に出てくるとは思ってなかったから、無事発見されてよかったよかった。
隙間があるゲージにはぼてっとした動きの遅いハム子を入れ、チョコとクリームはハム子が入っていたゲージへ。
ハム子なら脱走はまず不可能。
一件落着、でした。

持たない生活

2005年4月20日 日常
本日は二十四節季の「穀雨(こくう)」。
米や麦などの穀物の生長を助ける雨が降り、大地に生命のエネルギーが満ち溢れる時期。

その名の通り、きょうは朝から雨。
一気に芽吹いたドウダンツツジのかわいらしい花々も雨露に濡れてしっとり。
庭のチューリップたちは雨の重みでうつむきかげん。
せっせと草取りしたのに、きっとまた自然の恵みで雑草も伸びるんだろうなあー。

晴れていたら主婦友たちとウォーキングに行くはずだったのに雨なので、ぽっかりと一日あいてうれしいお休み。
雨模様をいいことに朝からスッピンなのは何日ぶりだろう。

先日から片付けの神様が舞い降り、ゴトモたちとダンナの分含めてゴミ袋に7つ分の不用な服を処分した。
サイズとデザインがちょっと・・・なだけでまだ着られるものはとりあえずリサイクルに。その他は燃えるゴミ。
いやー、「捨てる」ってのはスッキリするもんですな。

しまいきれなくてあちこちに服があふれていたり、引き出しの中にギッチリ服がつまっていたりするのは、なんだか余分な脂肪をためこんでいる気分だった。
思い切って捨てたら、引き出しの中にもまだまだ余裕が。
処分したものはここ数年着てなかったものだから、本当に必要なのは数少ない枚数だったってことね。
コドモたちのも「子供時代」の服はもう処分。
息子も娘もあわよくば私も「160センチサイズ」とか「紳士Mサイズ」で共通なので、服の種類が減ってシンプルに。
これからはできるだけ「持たない生活」をこころがけよう。

そして・・・
私の余分な脂肪も落とすっっっ!
先週から始まったジム通い。
ここ何年か忙しくて運動不足だった上に、カロリー超過の学校給食のために体脂肪率がおそろしいことになっていた。
体重も体脂肪率も以前の状態を目標に、夏前は週2回ずつジムに行けたらなあ。

4月からの週1回の「マシン&ストレッチ」講座。
マシンその他の使い方など教えてもらい、あとは週に何度でもフリーで行ける、というもの。
でも、一週間なんてあっという間なので講座のほかにもう一回いければいいかな。
日曜にフリーで行ったときは、エアロバイク・クライム(ステッパーのでかいヤツ)・ウォーキングマシンの有酸素系をそれぞれ20分ずつ。
合い間にマシントレーニング。

慣れてないので、青木さやかが写真集のためにトレーニングしたときのようなおそろしい顔でやっていたに違いない・・・。
疲れるけど汗がものすごく流れて気持ちいい。
20分間のクライム後、汗がだらだら流れてヨレヨレになっても、画面に「消費カロリー80キロカロリー。ゆでたまご一個分・コーラなら100ミリリットル・ケーキなら3分の1個」みたいに出てガクゼン・・・。

こういうことを知るだけでも「ムダに食べちゃいけない」と意識できる。
最近の私の生活はというと・・・
自転車5分のスーパーにも車で行く。
コドモたちが食べるからといって、いっしょになっておやつを食べる。
夕御飯を作りながらお菓子を食べる。
食器を洗いながら残り物を食べる。
コドモたち用にとケーキ屋でケーキを買うときに、7個買う。
(内訳→おやつ用一人2個×3+コドモが学校から帰る前に自分が食べる分1個。ダンナはいないのでいらない)
こんなことをしてて体重的には2キロ増ですんでるんだから奇跡的。

めざせ。シンプルな生活。シンプルな肉体。

プチ家庭菜園

2005年4月16日 日常
野菜の苗を植える。

今年は念願だったミニトマトとキュウリの苗。
ホームセンターでそれぞれ一株90円と70円。
こんな値段なんだーとその安さにちょっと驚いて、3株ずつ購入。

というのも去年もおととしも春は忙しくて、連休の声が聞こえるころにホームセンターに行っていた。
でもそんなころに行ったんじゃあるのは「売り切れ」の札・・・。
「連休中に植えようと思ったのに」とがっかりした声の年配夫婦など売り場をうろついていたところを見ると、だいたいみなさん行動パターンは同じらしい。
トマトやキュウリを植えるつもりならちゃんと広告をチェックしていて、「入荷」の言葉を待って買いに行かなければならないのね。
しょうがなく、去年もおととしもさやえんどうとか小松菜とかのタネを買ってきて植えたりしていた。
あとは、職場の小学校の教材用のあまったミニトマトや枝豆の苗をもらったり。
ま、それはそれで収穫の楽しみはあったけど・・・。
というわけで、今年こそは!とマメに広告をチェックしていたのだった。

入荷したばかりの売り場に行くと、一口に「ミニトマト」といっても値段も種類もさまざまなものがあるということに気づく。
デルモンテのマークがあるのは一株300円。
黄色いのや赤いの、丸いのや細長いの、といろいろな実の形があるんだなあ。

先週から庭の一角を耕して肥料を混ぜ込んでおいたので、きょう植え付けをする。
植えるのは「天気のいい風のない午前中に」と書いてあるが、まさに絶好の植え付け日和。
表面が乾いている土にザクッとスコップを入れて掘り返すと、湿り気をおびた土の匂いがたちのぼる。
雑草もいっしょに掘り返され、草の青い匂いも鼻を刺激する。

キュウリとミニトマト、ついでに毎年恒例のサヤエンドウと小松菜も。
日当たりのあまり良くない庭のこと、家庭菜園と呼ぶにはささやかだけど野菜たちの育つ一角ができた。
気候がよくなるこの季節、太陽と土の恵を受けて野菜たちはぐんぐんと背を伸ばす。
見ていて気持ちがいいくらいの成長ぶりだ。

野菜の苗を植えると、実を収穫する少し先の未来を待てるから楽しい。
これぞしあわせの種まきだなあと思うひととき。
3月がお誕生日だった娘のプレゼントをやっと購入。
ハムちゃん2ひき。
今回は、サファイアブルーとジャンガリアンクリーム。

うちには2年4ヶ月生きている長寿のハム子がいる。
ハム子はジャンガリアンプディングという高級ハムで、顔立ち良し・手触り良し・性格良しと三拍子そろったかわいいヤツ。
そのハム子がいるのにまたまたハム?と娘に言うと、
「ハム子はおばあちゃんだし、そろそろ子ハムが見たいでしょ?」。

ううー。そう言われるとなあー。
2年前のハム子の子育てのときは私もコドモたちも毎日毎日ゲージをのぞいたり子ハムをおもちゃにしたり、と堪能させてもらった。
プディングのコドモたちは毛もフワフワで黄金色。
ビーズのような目が超あいくるしい。
手も足も信じられないくらいミニサイズで、手のひらに乗せればほんわかした暖かさ、握ればつぶれてしまうような小ささはかなさがまたなんともいえずいとおしい存在なのだった。
蜜月のようなハム子の子育て時代がよみがえるぅぅ・・・。

オトナのハムは、一匹飼いだと鳴くことはまずない。
たまに、プキュ・・という寝言を聞くくらい。
でもハムだって鳴く。
ジジジジ・・という警戒音。プスプスプス・・という威嚇音。ケンカしたりいさかいがあったりしたときのチッチッ・キュッキュッという鳴き声。
赤ちゃんハムは子猫みたいにミーミーと鳴き、子ハムたちのこの鳴き声がかさなるとそれはそれは超ラブリー。

「ハムを買う」とまず慣れていないハムをぺット屋から連れ帰るので、おびえたハムの警戒音を聞ける。
2匹飼いすると、エサのとりあいとか巣の中での位置などでいさかいがあったときの鳴き声も聞ける。
ときどきは2匹でケンカだか遊びだかじゃれあったりもするので、ふたつのフワフワの毛玉がもつれあって転がっている様子も見られる。
相性悪いと血みどろの抗争に発展するので分けなきゃいけないけど。
ハムの子育てが見られれば最高だけど、まあその「2匹飼い」ならではの楽しみだけでもいいかなあ・・・なんて思っていた。

ハムを飼い始めて8年目。
短命な生き物なので、歴代のハムたちが庭に眠っている。
はじめは普通のジャンガリアンから始まったが、そのうちパール(白)とかサファイアブルー(グレーっぽい)を飼ったり、パイド(ぶち)やプディング(明るいプリン色)を飼ったり。
娘、「今度は新しい色のがいいなー」とペット屋で聞いてきて、「クリームってのが最近のみたいだよ。でも入荷待ちだって」ということで、4月の今の時期になってしまったのだった。

特に予約はしてなくて、しかも新学期で忙しい時期だったためなかなか買いに行けず、お店にいたクリーム4匹は全部男の子。
クリームの男の子と女の子のつもりだったのに。残念。
それでも、娘は2ひきの子ハムが入った箱をにこにこ顔で大事に両手で抱えて持ち帰る。

つねづね、ハムの名前なんてシンプルで良しと思っている私なので「しろちゃんとくろちゃんでいいんじゃない?」。
娘「だめっ。こっちはクリームで・・・こっちはチョコ!」。
ということで、黒っぽいのがチョコ(♀)、白いのがクリーム(♂)と命名。

子ハム見たさに何度かブリーディングしているけど・・・
しょせんはジャンガリアン(黒)の色変わりなので、パール(白)×パール(白)でもコドモたちはノーマルの黒い子とパールが半々。
クリーム×クリームならコドモも半数はクリームだろうが、クリーム×サファイアだと白は一匹程度かな。
まあどっちにしても楽しみ♪

☆チョコとクリーム、ハム子ばあさんの画像あります。
さかのぼればハム子の子供たちのもあります。
「オレ、160センチ越したし!」。
身体測定があった息子、まずは開口一番にこう報告。

ほほーう。
中学に入学したばかりの去年は制服もブカブカで150センチそこそこだったのにねえ。
「どうよ、先輩になった気分は。一年生見てどう思う?」と聞くと、「ありえねーくらいちっちぇえーし、制服がでかい人が多かった」。

集団で見ると確かに中1の子たちは幼くて小学生が制服着てるみたい。
中3の子たちはみかけだけは青年っぽい、この時期特有の雰囲気。
見かけが少年から青年に変化するのはどうやら中2あたりらしい。・・というのは以前から感じていたこと。
とにかく中学生男子ってコドモコドモしたのからオッサンくさいのまでほんとにバラエティに富んでいておもしろい。

息子も外ではたぶんそれなりに中学生ぶっているんだろうが、家での暮らしぶりを知っているのでさっぱり成長している気がしない。
ドアも引き出しも開けたら開けっ放し、モノは出したら出しっぱなし、使った後の洗面台には水がびちゃびちゃ、トイレにはウンすじが残る・・・。
「モノの管理をしっかり。使った後は見直すクセをつけて」とそれこそ幼稚園のころから何年間も同じことを言い続けているのに、どーしてこうなんだろ?と母としてはなさけなく思うのだった。
女の子は成長が早く、娘がしっかりしているからますますそう感じる。

先日、主婦友にスーパーで会ったときのこと。
「この前、おたくの息子、うちに電話してきてさあー、セールスの電話かと思って冷たくしちゃってごめんねえー」と言われる。
聞くと、息子、そこのうちの友達に電話したのだが、やけに生真面目な声と言い方で「○○くんはご在宅でしょうか」と言ったそう。
声も若々しいセールスマンのようだったらしい。
で、主婦友は「家庭教師かなんかのセールスか。名前もなのらないで」と思い、「・・・どちら様?」とこれ以上はないというくらい冷たく聞いたという。
「あ・・・・磯野です」と言ったからうちの息子とわかったらしいが。

雰囲気としては「あたしンち」のユズヒコみたいで、独自の世界に生きているため同じことを5回くらい言わないと伝わらない息子。
学校の次の日の持ち物や宿題がわからないときだって、娘ならさっさと友達に電話するのに息子は電話するまでに30分ほど悩んでいる。
一度なんて「持ち物・・・ルーズリーフ」とプリントに書いてあって「ルーズリーフってなに?」とさんざん迷ったあげく、ネットで調べていた・・・。
電話すればすぐなのに・・・。
それほど電話がきらいなはずだったから「言葉遣いも丁寧に電話した」ってことが意外だったし、ちっちゃいころから息子を知っている主婦友さえわからない声になっていたとは。

・・・成長してるのか?
昔からそれほどキンキン声ではなかったから、顔を見ながら話しているときは声変わりしたんだかしないんだかよくわからない。
が、たまに私が外から電話して息子が出ると、やっぱり声に落ち着きがありコドモコドモした声ではなくなったなあとは思っていた。

そういえば、最近かかってくる息子の友達からの電話はあの子もこの子も「青年」みたいな声になったもんなあ。
電話で名前言われないと、「どこのセールス?」って思うのも無理はない。
声だけだと20代のおにいちゃんみたいだもん。

主婦友が話していたが、そこんちの息子が離れた実家に電話したときも「あ、ばーちゃん。オレだよ。オレ。○○だよ」と名前まで言ったのに、「ほんとに○○か?オレオレ詐欺じゃないのか?」と信じてもらえなかったそう。
あるよなあー。

朝起きがけはありえないくらいに髪の毛が立っていて、身長170センチくらいになっている息子。
1年生の後半から、朝は洗面所にこもってドライヤーをかけたり髪を直したりしている。
「髪、立ってる?ヘンじゃね?」「あー、だいじょうぶ。ヘンじゃない」。
毎朝毎朝、同じことを私に聞く。私も同じことを返す。
髪は念入りに直しているようだが、歯みがきはしてないっぽい・・・。
そのアンバランスな成長ぶりが母にはほほえましいなあー。

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