カナダ夏土産

2005年8月20日 日常
カナダ夏土産
カナダといえば

弁慶キューピー
かもめキューピー
わんこそばキューピー

   ・・・あれ?

出発準備

2005年8月6日 日常
けさは7時起床。
きのうなら、もう卸売り市場見学も終わって家に戻ってきた時間だった。
そう思うとフシギな感じ。

あしたから実家に行くのできょうは宅急便を出したり家の中を片付けたり。
出かけるのはいいけれど、この準備作業がイヤなんだよねー・・・。

盆明けまで留守にします。
戻ったらまたよろしくおつきあいくださいね。

卸売り市場見学

2005年8月5日 日常
卸売り市場見学
←クロマグロ。大トロがとれる高級品種だとか。

「小学生・食の探検隊」という講座の「親子卸売り市場見学ツアー」に娘と参加。
市が夏休みに企画しているもの。
なかなか普段の生活では卸売り市場は見られないし、6年の今年がラストチャンス、ということで。

実は娘、今年はあまり乗り気ではなかった。
だって集合時間が早朝3時45分だもん・・・。

夏休みになって8時半起床になってるし、それよりなにより、なんというか6年女子ってのはすっかりオバサン化しているのだった。
去年くらいまでは、暇さえあれば友達とつるんで外遊びしていたのに、今年になってからはさっぱり。
学校帰ってきて、ソファにすわると即テレビのスイッチオン。
コーラとポテチとくだらないお笑い番組や安っぽい恋愛ドラマなんかがあればそれでよし、みたいな。
「ウチでのんびりするのが一番」とエアコンのきいた室内でゴロゴロしてるのはヒマな主婦みたい・・・。(←偏見ですか?)

息子のときはそんなことなかったが、女の子は成長が早くて、小学生であって小学生でない、というか。
小さい小学生たちといっしょにされたくなんかない、というか。
娘、「ちっちぇーのといっしょにツアーいくのなんてメンドイ」。
・・・とか言っていたが、とりあえず3時に起こして連れて行く。

夏の朝とはいえ、4時くらいではまだ暗い。
それでも広大な卸売り市場では、たくさんの人たちが忙しそうに働いている。
ここの市場では、生鮮・冷凍魚介類や野菜・果物などが扱われており、スーパーなどの10時開店にあわせて当日の朝5時くらいから取引が行われる。
もうーとにかく広い!

水産物せり場には、ところせましと白い発砲スチロールに入った魚や貝がならべられている。
氷詰めにされたり、まだ血まみれだったりする魚たちが入った箱が山積みされ、水槽では生きている魚たちが泳いでいる。
カレイもヒラメもアジもいろんな貝たちもぴちぴちでものすごくおいしそう・・・。
おさしみ用の巨大なマグロのサクも色といい艶といい、しょうゆとわさびで食べたらさぞうまいだろう。
タコはアフリカ産だとかアフリカの人たちはこんなの食べないとか、おもしろいお話も聞ける。

建物自体が冷蔵庫のマグロせり場は圧巻で、一匹あたり100キロから200キロもあるマグロが100匹近く横たわっている。
買出し人の方々が忙しくいきかい、小さいカマのような道具をつきたてたり手で触ったりして、横たえられたマグロを調べてメモをとっている。
その後始まった「せり」は初めて見たのでその迫力にびっくり。
せりというのはいわゆるオークションで、一番高い値段をつけた人のモノになるのね・・・。
声もかからないマグロもあれば、どんどん値がつりあがっている(らしい)マグロもあり、買い手が決まったマグロからどんどん外にひきずられ運ばれていく。

参加した小学生たち、熱心になにやらメモをとったり写真をとったり。
3.4年生くらいか、目を輝かせていろんなものに興味津々。
一方、どうみても小学生たちの中では一番大きい娘、メモもとらず。
見学も後ろのほうにいて、どの程度見てるんだか。
娘、「あのくらいの子たちって、よくわかんなくても何かメモするのがいいことだと思って書くけどさ、あとで読んでも意味不明だし」とか「耳で聞けばいいって」とか。
そのくせ、甘エビ試食のときはちゃっかり先頭にたって、食べていた。
小学生としての経験値の差か。・・・母にも取ってきてほしかったよ甘エビ・・・。

青果せり場では、山梨産のプドウだとか山形産のモモだとか茨城産のスイカだとか、これまた特別の巨大冷蔵庫に入って出番を待っているかのよう。
青いバナナはエチレンガスを吸わせて黄色く熟させる、とかナルホドな知識も。
ここではスイカの試食。さんざん歩いたあとなのでウマイ!

市場で働く人たちは、毎朝2時起床だそう。
「私は37年間、朝2時ですね」というエライ方のお話に、はあー・・と感心。
衛生管理には気を配り、全面禁煙を徹底していて、野外なので特にカラスなどの鳥類に注意しているとか。
こういう方たちの日々のお仕事によって、私たちはおいしい魚や果物・野菜が食べられるのだよ。ありがたやー。

さて、市場内は「ターレット」という三輪トラックが縦横無尽に走り回っていた。
立ったままひょいと乗れて荷物もたくさん運べる便利そうな乗り物。そしてけっこうスピードも出る。
私も娘も「あれ、いいねぇ。乗りたい!」。
よく見ると、ヘタクソな字で「東武特急・ブルーアロー号」(西武レッドアローのパクリ)と書かれたものや、「積載内容・美女」とマジックで殴り書きされたものも。
朝2時起きで生活もいろいろと制限されるだろう市場の方々の遊び心がこんなところに・・・となんだか笑えた。

脂肪炎上

2005年8月1日 日常
本屋の雑誌のコーナーで。
目にもあざやかな「脂肪炎上」の文字が目に飛び込む。
「たるみ はみだし ただちに燃やせ」とも。
初めて見る雑誌だなーと思って手に取ると、「創刊第2号 Body+」とある。
「ターザン」系か?

それにしても「脂肪炎上」とはすばらしい言葉の響き。
ドラッグストアなどで見かける「油どっかん」とか「スリムドカン」というのぼりの文字をみるだけで、「んー効きそうっっっ!」と思う私にとっては、「脂肪炎上」もおそろしく魅惑的な文字に映るのだった。

4月からスポーツジムに行き始めてはや4ヶ月。
週に一回、約2時間ずつのマシン&ストレッチで出た成果は・・・体重3キロ減・体脂肪率7パーセント減。
腹筋も見事に6つに割れた・・・のはウソとして。
数値だけ見ればよほどスリムになったみたいだけど、これで人並み。
とりあえず目標は達成。
私は上背もあり骨格もしっかりしているほうなので、太っていると女子プロレスラーなのである。

運動不足だった冬のころは限りなくヤバイ状態だった・・・。
朝起きて階段を降りるときひざも腰も痛かったしとにかく体が重かった。
背中とか腰周りのムダな肉が少しは減ったので今は体が軽い。
それでも、息子など私と身長が同じで体重は13キロも軽いんだから、さぞ動きやすいんだろうなあー。

それにしてもたかが3キロ。
4月のときにインストラクターの方から「1キロ・2キロ減らせればずいぶん違いますよ」と言われ、2キロくらいじゃ・・と思ったが。
確かに2キロ・3キロ減っただけで全然違う。

スーパーの肉コーナーでパックに盛られた鶏肉を見よ。
豚や牛ではなくこんもりむっちりとした鶏の胸肉なんかを見たら、ホントびっくりする。
だいたいひとかたまりが300グラムほど。
白いパックにあふれんばかりにぎゅうぎゅうに詰まった鶏の胸肉ふた山で700グラム、とある。
手にとるとその重量感が実感できるし、「私はこのパックを4つも腹のまわりにつけていたのか!?」と思うとガクゼンとする。

ジムは週に何回行ってもOKというフリーパス。
はじめはなるべく週に2回行こうとしたがなかなか。
有酸素系を30分→マシンを20分→また有酸素系を30分→ストレッチ。毎度こんなカンジ。
ものすごく汗が出る。
クールダウンのストレッチでマットにねっころがると「ああーしあわせー」と思うほど。
主婦仲間とウォーキングしたり家で寝る前にストレッチや腹筋をしてるだけじゃやせるわけがない、ということがよくわかる。

有酸素系のエアロバイクやステッパーには液晶表示画面があり、運動後に「今の運動はケーキ0.6個分」などと出る。
こんなに汗かいてるのにコレかよと思うことがまた励みになって、よし!ふだんからムダ食いはしないぞ、と。
ムダに食べることをやめただけで、普段の食事もコドモたちとのおやつも前と同じ。
それで週に一度の運動で無理なく3キロ減かと思うと、なかなかの成果では?

もし週に3回くらい行って、運動といっしょに食事制限もしたら、もっと減らせたかもなあー。
マシンのおかげで腕や腰の力も強くなったようで、お仕事してると「力あるねえ」と言われる。
今の仕事はやっぱり上背があったり力があるほうが何かとプラスだから鍛えることは必要だしね。
だいたいはお盆のカナダステイのあとは1,2キロ増えているので、これからが勝負だ。
心してかからねば。

こんな一日

2005年7月30日 日常
コドモたちが夏休みになって初めて私もおウチにいられた一日。
ちょうどダンナは仕事に行ったし、気になっていたことを一気にやっつけた。

8:00AM。起床。ちょっとのんびり。部屋が暑い。
ダンナは出かけた後なので、ひとりでゆっくり新聞を読んだりお花や野菜に水をやったり。

8:30AM。コドモたちを起こす。
朝食。シリアル&ヨーグルト&グレープフルーツ。
毎度、火を使わない手抜き・・・。

午前中。コドモたちはゲームを始める。
私はパソコンで写真の印刷や整理。
ずーっとやろうと思っていて・・・今頃、5月の運動会の写真など。
その後、トイレ・風呂掃除。庭の草取り。
トイレはせめて一週間に一回はやろうと。
風呂は気になっていた場所にカビキラー。
よそんちの掃除は毎日してるんだけど、自分ちまでは手が回らず、荒れ放題。
さっぱりとした暮らしをするのも大変なんです・・・。

昼。毎日、カップ焼きそばだのレトルトで悪いなあーと思っていたので、2品作成。
ウナギご飯。土用のウナギの残りを小さめに切り、白ゴマ・きゅうり輪切り・卵そぼろといっしょに酢飯に混ぜる。
冷やしラーメン。ラーメンをゆでて、キュウリの千切り・カニカマを乗せ、スープをかける。
どっちも量としては2人前だったので、半ライス・半ラーメンくらい。

食後、息子が宿題の「フランス新聞」(←どーんとクロワッサンやエッフェル塔の絵が書いてあり、限りなくあやしいシロモノ)を書いている横で、娘の勉強などみる。
基本的に、私は自分のコドモの勉強はみられない。
だって、お互いイライラして親子関係を壊すモトだもの。
自分のコドモに勉強を教えてあげられる人っていうのは、よほど人格者なのか、よほど子供が素直なのか・・・いい親子関係が築けてるんだろう。
うらやましい限り。
きょうは特別、夏休みになってずっとほっといたので、どうなったのかチェックしてみた。
ううー・・・少数の計算ができてない・・・図形も。
4年生からやり直しか。

3:00PM。手作りおやつを作成。
前はよく、長期休みにはコドモたちとケーキやクッキー、アップルパイなんかを作ったなあ。
休みの日は時間があまってしょうがなかったし。
ホントにひさびさに作った白玉だんご。
白玉粉をこねて丸めてお湯でゆでて冷水にとって冷やす。
娘と作っていると、息子も台所に来ていっしょに冷やしただんごをザルにあげたり皿に盛り付けてあずきをかけたり。
食べながら韓国ドラマ鑑賞。

うちにいるとあっという間に一日が終了。
あまりに暑いので昼前からエアコンを入れたので室内は快適で、汗もかかず。
娘は毎日外にも出ないで、こんな夏休みを送ってるのか。
いいような悪いような。正しい小学生の夏休みとは言えないな。

さて、これから夕食の準備。
ナスときゅうりを消費しなくちゃ。

「アイランド」

2005年7月29日 日常
「アイランド」を見る。

最初から画面に釘付け!
予告見て、だいたいどんなストーリーなのか予想はついてたのにもかかわらず、近未来を描く美しく無機質な映像にぐいぐいと引き込まれる。

コミュニティでの快適だが単調な生活・悪夢・抽選会・・・。
すべてがなぞだらけの展開で、なに?なに?どうなるの?と。
主人公逃亡場面のド派手なカーチェイスも見ごたえじゅうぶん。アクションもすごい。
感動、とかそんなんじゃないんだけど、時間いっぱいとっても楽しめた。
私としては「バットマンビギンズ」よりも「宇宙戦争」よりもこの夏イチオシかなあー。
(注・「スターウォーズ」はもちろん別格)

それでも私にとってはユアン・マクレガー=オビ・ワン。
夏の大作に2本出ているのはどうなのか、と思うが、単純にユアンが好きな私はうれしい。
ヒゲも何もない若返ったオビ・ワンを見てるみたいで。
スターウォーズのスピーダーバイクみたいな乗り物に乗っているシーンなど、思わず笑みがこぼれてしまうのだった。
クローン・ホンモノというタイプの違ったユアンが二人も!ってのもウレシイ。
ヒロインも小悪魔的で魅力的。

それにしても・・・近い将来にじゅうぶんありえるお話。
ラスト、クローンたちが解放されたのはお話としてはハッピーエンドだろうが、たくさんのあのクローンたちはどこへゆくのか?
もちろんホンモノとそっくりだよねえ・・・。
主人公たちと同じく、きっと発注者(自分のホンモノ)のところへいくよねえ・・・。
かなりの人数だったよねえ・・・。
そりゃさぞ困った事態になるんでないの?とよけいな心配をしてしまったのだった。

とれたてトマト

2005年7月27日 日常
とれたてトマト
カワイイのがとれました♪
ああ昭和の夏休み
写真は「ノウセンカヅラ」の花。
夏空にひときわ映えるビタミンカラーのこの花を見ると、「ああー真夏だなあー」と思う。
漢字では「凌霄花」と書いてノウゼンカ。つる状なのでノウゼンカヅラ。
霄(空=そら)を凌(しの)ぐほどに高く這いのぼる木という意味だという。

地方の知人から暑中御見舞いの葉書が届く。
そういえば「大暑(たいしょ)」の今が暑中見舞いの出し時。
7月23日から8月6日までが暦の上では一番暑いとされる時期で、8月7日には立秋となってしまう。

学校のお仕事をしていたときは、暑さ寒さをダイレクトに感じることができたし学校行事などで季節感もあったのだが、やめてからはなんとなく季節の変化に鈍感になっている。
利用者さんが気を利かせてエアコンをつけてくれることが多く、その室内でお仕事をするからか。
まあとにかく月日のたつのがはやすぎて、季節を味わうゆとりもないというのが当たってるかも。

「念力のゆるめば死ぬる大暑かな」。
大暑のころになるとこの村上鬼城の句を思う。

気力を緩めれば死んでしまいそうになるほどの暑さ・・・。
そういえば、私の子供のころの夏なんてそうだったか。
いやいや、実家にエアコンはなかったけれど私は北国育ちなのでそれほど暑くはなかったのだろうが。

それでも、自分が小学生のころの夏休みを思うと、真夏ならではの風情があった。
朝もやの中、自転車を走らせてラジオ体操に行き、戻ると朝食の味噌汁のいい香りがする。
ザルを持って畑からトマトをとってきたり、家の裏からミョウガをとってきたりするのも子供の仕事だった。
じりじりと太陽が照りつける昼には暑さを避けて昼寝をし、起きれば井戸で冷えたスイカが待っている。
庭に打ち水をするのも楽しかった。
夕暮れには、どこからともなく聞こえてくるヒグラシの大合唱。
遠く近くソロでハーモニーで・・夜風が混じった夕方の空気は、ヒグラシの鳴き声とともに暑かった一日が終わることを思わせた。

お盆近くなると、遠くの親戚が都会のお菓子などを持ってきてくれるのも待ち遠しかったし、1年に1度会えるいとこに会うのも指折り数えて待ったものだった。
お盆が過ぎるともう秋の気配がして、とんぼが空を飛ぶようになる。
そして北国の短い夏休みは終わる。
子供のころの夏休みを思うと、時間は季節といっしょにのんびりゆったり流れているのである。

そんな思い出があるからか、うちのコドモたちの夏休みの生活を見ていると、いいのかなあー・・・と思う。
私は仕事、息子は部活に出かけるので、娘は朝からテレビざんまい。
午前中なんてテレビを見ていればあっという間に過ぎるらしい。
息子が戻ったところで、置いてあるお昼ご飯。
弁当など作ればいいのかもしれないが・・・
すいません。きょうは一平ちゃん屋台のヤキソバでした。あしたはレトルトの金の親子どんぶりです・・・。
冷蔵庫にはペプシをはじめジュース類は冷えてるしアイスもお菓子もある。
ちょっと暑くなればすぐエアコンのスイッチオン。

私が3時ころ仕事から戻ると、外は暑いのにやけに冷えた室内でふたりでゲームなんぞしている。
近くにプールもあるのに、「外のプールは日に焼けるしお子様の行く場所」などと娘は言ってるし・・・。
真夏なのに、一日それほど汗もかかない生活。
これじゃあ夏を味わうことなんてないなあ。

トウモロコシ畑で友達と汗と泥だらけでかくれんぼをした・・・
夕方には一日の汗を流すために風呂に早く入りたくてしょうがない・・・。
そんな小学生の夏休みは昭和の時代のものになってしまったのね。

よぼよぼハム子

2005年7月24日 日常
よぼよぼハム子
←若いころのハム子。

だいありーには何度も書いているが、うちには年寄りハム子がいる。
かれこれ2年半も生きている。
ハムを飼って8年ほどになるが、こんなに長生きしたのは初めて。
たいていは冬の寒さにやられてしまうことが多く、2年と生きない。
ハムは短命な生き物なのだ。
ハム子はジャンガリアンプディングという種類で、子供のころはふわふわの黄金色の毛並みがそれはそれはかわいかった。
ばあさんになった今でも容貌は衰えず、目はぱっちりしていてなかなかの美人。

が、さすがに年には勝てないのか最近足腰が弱くなってきた。
動きに若いころのようなキレがなく、歩き方もヨチヨチしてきたしおがくずのちょっとした段差にひっかかって転んでいる姿を見ることが多い。
あんなに手触りがよかった毛並みもボサボサになり、おしりのあたりは毛が薄くなってきた。
「今年の夏は越せないかもなあー・・・」と思うので、私も娘もさわれるときはさわってやり、エサもヒマワリとかくるみとかメロンとかさまざまあげていたのだが・・・。

最近、手にとろうとすると噛むようになったハム子。
おしりも前よりもハゲていて薄汚れていてみすぼらしい姿になってしまった。
お仕事柄、90歳を超えた人間のお年寄りを思う。
トシのせいでガンコになったのかなあ、とか、ハムもオムツが必要なのかなあ、とか・・・。

老犬の介護用オムツはあるらしいし、最近の新聞で「ペットの高齢化に対応するサービスが伸びる」なんて書いてあって、そうだよなあ、と思う。
ハムは小さい生き物で、たとえ垂れ流しであろうとゲージに入っていれば、まあなんとか・・・。
でもかわいがっていた犬が年をとって介護が必要になったら・・・。
人間のじいさんばあさんたちみたいなデイサービス(送迎付き一時預かり)や施設のショートステイ(お泊り)、または老犬ホームみたいなのがあったらいいかも。
手汚さずでペットをかわいがりたいのはきっとみんな同じなので、需要は多いと思う。

おがくずにもぐってまるまっているハム子を見ると、「息をしているか・・・」と確認してしまう。
できるならあんまりみすぼらしくならないうちに安らかに・・・と思うのだが、それも飼い主の傲慢なのかな。
残された日々はそんなに多くない気がする。

困る・うれしい

2005年7月22日 日常
介護のお仕事はその日のシフト表によって動いている。
まず、スケジュール表みたいなのに個人ごとに一週間くらい先までの「働ける曜日・時間」をそれぞれ書き込む。
それを見ながら上の方が調整してシフト表は出来上がる。

こちらとしては「月9時−15時」とかとりあえず自分の都合で書いていけばいいけれど、調整する人はものすごく大変だと思う。
学校が夏休みに入った今、小さいお子さんのいるヘルパーさんは休みたいだろう。
・・・とかいって、うちだって小さいお子さんじゃないけど、やっぱり毎日出ずっぱりはちょっとなあ、とか、お盆は恒例のカナダステイにも行きたいしなあ、とか・・・。

とにかく今は人が足りないらしく、夏休みに入ってからはヘルパーステーションは無人状態。
何かあったらすぐ対処できるよう、上の方々や社員さんはステーションにだいたいいるはずなのに・・・。
フルで出てるんだあー・・・と思う。

「磯野さん、ホントに申しわけないんだけど、夕方出られるかなあ。2日間1件ずつでいいんだけど・・・」。
きのうの帰りがけに、シフト調整している社員さんに言われる。
9時から3時まで出たあとに、夕方の6時から7時。
・・・1時間だけだからたいしたことはないけど、いったん帰っているからウチからだとちょっと遠いし、道が混んでる時間だから約2時間は見ないとだめだな・・なんて考えていると、
「・・・どうしよう。だれもいないんだよね。困ったな」と社員さん。

・・・断れない。
最後の一言は、あくまでも社員さんの独り言。
「困ったなあ・・・」とシフト表を見ながら顔を曇らせている。
ああ、私はこの人を困らせているんだ・・・と申しわけなく思い、思わず「いいですよ。行けますよ」と返事。
「あっ。うれしい。助かります」と満面の笑顔の社員さん。

「うれしい」と言われたことで、私も人助けをした気持ちになり、なんだかいい気分になる。
私が都合悪くて出られないときに誰かが代わりに出ていることは確かで、お互いさまだし。
でもねえ、実際、2日続けて夕方の混んでいる時間帯に車を走らせるのはイヤだなー・・・。
夕ご飯も早めに準備していかなきゃなんないし。
まあ、ウチは小さい子じゃないからたいしたことないんだけど。
いったん帰ってきてからまた出かけていくのはおっくうだなあ。
まあ、しょうがないかあ・・・。

さて、この「わたしメッセージ」。
学校でお仕事していたときに、小学生や中学生相手によく使っていたテクニック(?)だ。
「私」を主語として人にメッセージを発信する、というもの。
たとえば、ゴミを片付けてほしいときに、「(あなたが)ゴミ片付けて」というのではなく、「(わたしは)きたないとイヤなんだよね」とか、「(わたしは)きれいになったらうれしいな」と言う。
自分の気持ちとして相手に発信することで、無理なく相手に動いてもらおうというもの。

同じことをやるのにも、人に命令されてやるより自分から動いたほうがいい。
今回だって、「磯野さん、夕方出てくれない?おたがいさまだし」なんて言われて出るより、すんなり出られる。
「困ったな」と言われたことで、その「困ったこと」は社員さんの問題から私の問題に移る。
そして、その問題を引き受けるのは私。
出る、と決めたのは自分なんだからモンクの言いようがない。
イヤだったらそれでも断ればよかったわけだし。

なんてハナシをうちに帰ってからコドモたちにした。
そのあと・・・ゴロゴロしながらテレビを見ていた娘。
「おかあさん、水持ってきて。・・・あっ!水持ってきてもらえたらすっごくウレシイんですけど。氷が入ってたらもっとウレシイな」。
ほう。娘、学習したと見た。

夏休みは始まったばかり。
私はお仕事だし、息子も娘も部活だ・プールだ・塾だ・・と出たり入ったり、今年の夏休みはそれぞれ予定があってなんだかわけがわからない。
うちも、一目で一日の動きがわかるシフト表みたいなのが必要かもね。

もうすぐ夏休み

2005年7月19日 日常
会社に戻るためにヘルパー号で住宅街を走っていると、下校途中の小学生たちに会う。
3月までお仕事で行っていた小学校の子供たち。

ここらでは、あしたが一学期終業式。
あさってから長い夏休みが始まる。
きょうはどこの小学校も給食なしでお昼で下校。
学校がもうすぐ終わるので、男の子も女の子もランドセルのほかにぎゅうぎゅうにお道具がつまった色とりどりの布バッグを肩から下げている。
鍵盤ハーモニカを持ったりプールバッグを持ったり大荷物。
もうすぐ夏休み!ということで、はじける笑顔の小学生たち。
横を通り抜けるときに、黄色いランドセルカバーをつけていないので2年生くらいかなー、車にぶつかりそうであぶないなーと思って見ていると・・・・
その中のひとりと目が合う。

「あーーっ!磯野先生っっ!」。
車にかけよってくる小学生たち。
「せんせー、どうしたのー?」「今、どこの学校行ってるのー?」。
ちょっぴりおにいさんおねえさんになった去年の1年生たちと再会。
車を降りてあれこれしゃべっておわかれする。

そうか。もう一学期が終わっちゃうんだなあ。
小学校という職場を離れて4ヶ月たったんだなあ。
去年の今頃は38度の猛暑で、教室はサウナ状態だったりいっしょにプールに入ったりしたことを思い出す。

最近やたら日にちがたつのが速くて、1年前のことなんてついきのうのことのよう。
学校を離れたらなつかしくて戻りたくなるかなあ、なんて3月には思ったがそんなことはなかった。
介護のお仕事は日々、人との出会い・触れ合いでなかなかエキサイティングだし、働く時間も調整できるし。
映画のレディスデイも行けるしジムも行けるし。
稼ぎもこっちの方がヨシ。
おかげで毎日があっという間に過ぎてしまう。

学校にお仕事に行っているときのように季節感がないから、どれだけ日にちが過ぎているのかいまひとつ実感としてつかめないが、梅雨も明けてセミが鳴くようになって気がつけば夏本番。
うちの子たちもあしたで一学期終わりか・・・。
昼ご飯に頭を悩ます夏休みはすぐそこ。

大豊作

2005年7月17日 日常
大豊作
←本日の収穫。

きのうとってなかったので、きゅうりは育ちすぎ。
春に庭のはしっこに2、3株ずつ植えたミニトマトときゅうり。
毎日、これくらいずつ収穫できてしまう。

収穫はたしかにうれしい。
でも、毎日毎日こんなにできちゃうんだよ。
そして、いまさらながらあることに気づいたのだった。
きゅうりとミニトマトはおかずにならない・・・。
サラダも浅漬けも、カレー・ハヤシなどにトマトを入れるのも、まあとにかくネタがつきたってカンジ。

来年はナスとピーマンを植えてやるぅぅぅ!と心に誓った今年の夏。
フォースとともに
ライトセイバーコレクションです。
息子のじゃなく、これは私のです(笑)。

手前より、ヨーダ・ダースベイダー・アナキン・ダースモール・ルークのライトセイバー。
音も光も出ますよ。ヨーダのは声も出るよ。
一番右のは息子がお祭りで買ったもの。
色的に、メイスウィンドウの紫のもほしいな。

日曜日にエピ3を見てきた息子があれこれ語りたがるし、おいてあったパンフレットをつらつら眺めると思いっきりネタバレしてるし・・・。
ついに年貢の納め時か。
伝説にピリオドをうたねばなるまい・・・。
七夕の昨日。娘の小学校参観日。
4月には不義理を働いてしまったので今回はお仕事を調整して参加。

といっても、授業は「総合学習」。
・・・前もあったが、えんえんと子供たちの発表が続くだけ、というおそろしく退屈な授業である。
たしかに「全員発表」なので、児童の活動とすればいいのかもしれないけどなあ。
ウチの子の発表場面だけ見れば、あとはよそさまのお子様の発表なんて別にどうでもいい。そんなもんでしょ。
蒸し風呂のような教室で、拷問のような時間が続くだけ・・・。
どうせ児童の活動なら、体育とか音楽とかのほうが動きがあってまだマシ。

最近、多いんだよなあ、こういう「発表形式」の授業参観。
私からすれば先生が「勝負」をさけているとしか思えない参観内容。
だって、先生は発表見てるだけだもん。
参観としては一番ラクなパターンだろう。
先生、あなたがどんな授業をしているのか、そしてその授業の中で子供たちにどう働きかけ、子供たちはどう反応しているのか、その姿を見せてくださいよ、と私は思うけどね。
だから、○組で「算数」の授業をすると聞くと、よし、あの先生は見所があるな、とか思うのだった。

懇談会、少しでも風が入る窓側の席を確保するも、眠気には勝てず。
場所からして、先生に一番近い席なのに・・・。
役員を決めるなどという緊迫した場面もなく、毎年同じ「夏休みの過し方」などというありきたりなお話なので、座れた安心感もあって眠くて眠くて。
配られたプリントの挿し絵の水着姿の小学生に色塗りなどして目を覚まそうとするのだが、だめ。
「磯野さん、先生の横で寝てたよね」とあとで何人かのおかあさま方に声をかけられる・・・。

さて、七夕。
コドモたちが幼稚園のときは笹の葉に七夕飾りをつけたものを持ち帰ったり、家で飾ったりもしたが、おととしあたりからはスルー。笹の葉飾りも小学校低学年までがせいぜい。
季節の行事はひととおり押さえているのに、なぜ???
ここ何年か自分でもなにゆえ七夕はスルーしてしまうのかはっきりしなかったけど、朝の娘の一言ではっと気づく。
娘「おかあさん、七夕は何食べる日?」。

・・・・そうか!
節分は太巻きといわし、ひな祭りはちらし寿司とひなあられ、五月の節句は柏餅、土用はうなぎ・・・などなど、うちでは「季節の行事=何か食べる日」なのだった。
だから、「半夏生(はんげしょう)」というそれほどメジャーじゃない日も私の中では定着している。
だって「半夏生=タコを食べる日」だもん。

今年は7月2日が半夏生。
「稲の根がタコ の足のように大地に広がってしっかり育つように」との願いを込め、またこれからくる暑い夏に向けて体力をつけるように、ということでタコ。
・・・七夕には何だろう。
ここらでは、毎年、小中学校の給食にも「七夕スープ」として素麺や星の形の麩(ふ)やオクラの輪切りが入ったスープが出る。
「七夕スープ」と聞けば、ああまたこの季節がめぐってきたなあ、と思う。

まあ、一般的にはそうめんが七夕の食べ物なのかな。
でも、そうめんじゃ弱いのだ!
夏休みになれば「えーまたソーメン?」とコドモたちにいやがられるほど連日昼の食卓にのぼるものだし。
だいたい、商魂たくましい昨今、「七夕には流しそうめんを!」とかなんとかそうめん業界が一大キャンペーンでも起こせばもっと定着するのに。
ぐるぐる回る「卓上流しそうめん機」も売れるし。
それかいっそのこと「半夏生」と「七夕」、日にちも近いので「七夕にはタコ」としてしまえば・・・。

季節の行事が定着するには「食べ物」が不可欠だとあらためて思った七夕の日であった。

伝説は完結する

2005年7月6日 日常
伝説は完結する
←はい。今度は盗撮ではなく息子が並べて自分で撮ったオフィシャル(?)写真です。

☆ ☆ ☆

朝、ゴミ出しに行く。
本日は「カン・ビン・ペットボトル」の日。
ペプシツイストのカンがぎゅうぎゅうに入ったゴミ袋を提げ、ゴミステーションに到着。
すると、近くのアパートから出てきた学生さんもペプシの空きペットボトルがつまったゴミ袋を手にさげている。

おっ・・・あなたも?
ええ、そうなんですよ。
どうですか、戦果は。
はい、なかなかのもんですね。でも、基本ともいうべきR2-D2とジャバザハットがないんですよ・・・。
そうですか。それは残念ですね。サーチしやすいからとっととなくなっちゃったんでしょうね。
もうペプシは飽きちゃいましたね。
ええ。血液がペプシになってるみたいです・・・。

などと、私は息子のようなその学生さんと脳内会話を勝手にかわして、ペプシの袋を置いてゴミステーションをあとにした。

「スター・ウォーズ エピソード3」公開まであとわずか。
エピ1もエピ2も前売り券を買ってグッズをもらったり、先行で見たりしていたが、今回はまだチケットもとっていない。
シネコンとネット予約のおかげで、あせらなくても見られるようになったことは大きい。
もちろん、早く見たい!
が!
「見てしまったら伝説が完結してしまう」ということがなんともカナシイのである・・・。

「スター・ウォーズ」との出会いから28年。
私にとって「スター・ウォーズ」との出会いが映画との出会いだし、高校大学というものすごく多感な時期にこの映画に出会ったということはとても意味のあることだった。

一作目を見たのは高校のある北国の地方都市。
ひなびた映画館だったけれど、オープニングのファンファーレ&テーマ曲にカミナリが落ちたような衝撃を受け、文字が流れる映像(はるかかなたのナントカ・・ってやつ)でトリハダがたち、画面いっぱいにズズーンと登場するスターデストロイヤーで腰がくだけそうになるくらい感激したのを覚えている。
なんたって私を魅了したのはジェダイの騎士のライトセイバー。
(こうして今書いていてもトリハダがたってくる)

田舎の高校生だった私は、東京の大学に行くため上京し新宿の大スクリーンで「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」と再会する。
地方都市の映画館とは比べものにならないほど大きく新しい映画館でルーク・レイア・ソロ船長と再会。
まだお互い双子とは知らないルークとレイア、ソロ船長との三角関係もあやうくてワクワクしたし、ファルコン号を操るワイルドなソロ船長にときめいた。
ダースベイダーがルークの父?とドラマティックな展開にドキドキし、映画ラストでカーボナイト凍結して石にされてしまったソロ船長の姿に胸が締め付けられた。
あの夏、私は確かにハン・ソロに恋をしていたのだった・・・。

・・・・と「私とスターウォーズの28年間」はまだまだ書きたいことはたくさんあるが、このへんにしておくか。

旧3部作が特撮技術の進歩でよみがえり、映画館で公開されたときは、まだ幼稚園だった息子を連れて見に行ったっけ。
今思えば、吹き替えもなしの字幕版、幼稚園児の息子はどう思って見ていたのか。
自分が好きだったもの・影響を受けたものをコドモに伝えたかったんだなあ、と今思う。
知ってる限りのウンチクも息子に語ったし。コドモにとっちゃ迷惑な話である。
それでも息子は興味を持ってくらいついてきたから、それが息子オタク化の第一歩だったかも?

前作「エピ2」まではいっしょに映画館に見に行ったもんだったが、いくら私と息子がスターウォーズ仲間だとしても、中学生になった息子と母が連れ立って見に行くのはヤバいだろ、くらいの常識は持ち合わせている。

とにかく・・・「伝説は完結してしまう」のだ・・・。
この夏3回くらいは見るつもりだし、サントラもDVD買うつもりだけど、それでもいっしょに歩いてきた「スターウォーズ」という人生のお友達がいなくなるようでさびしいなあ。

音楽バトン♪

2005年7月3日 日常
遅くなってごめんね。やっと書けました。
ありがとう。りかっちさま・海さま。

☆パソに入っている音楽ファイルの容量
426.27・・・ってこれかな。

☆今聞いている曲
お仕事にはCD、ジムにはデジタルオーディオ、と音楽は必需品。
大好きなポルノグラフィティ、心落ち着くバッハやモーツァルト、元気になるジョン・ウィリアムズの映画音楽、とそのときに気分で聴く。
でも正直言って上記のは、暗記するほど聞いたので飽き加減だったりする。

というわけで、最近は流行りモノを聴くことが多い。
息子の所有、「ORANGE RENGE」「NOBODY KNOWS+」「HOMEMADE家族」あたり、かなり好き!

☆最後に買ったCD
って最近買ったってことね。・・・はもちろんポルノグラフィティアルバム「THUMP×」。

☆特別な思い入れのある音楽
サザンやユーミンは青春の一ページだから思い入れのある曲はけっこうあるし、映画音楽だって好きだし、ポルノだって・・・。ポルノの中で好きな曲は「サウダージ」「メリッサ」「シスター」・・・うーん。5曲にはしぼれないなあー。

恋愛シーン、特にせつない気持ちの記憶には音楽がBGMとして貼りつく。
だから、そのとき聴いていた音楽を聴くとふと情景や記憶がよみがえる、というか。

たとえば・・・
オフコースの「さよなら」を聴くと、雪が降りしきる一面真っ白な校庭をもうすぐ卒業でお別れかもしれない彼氏Aと歩いた記憶がよみがえる。
オメガトライブの「君は1000パーセント」を聞くと、遠距離恋愛の彼氏Bのアパートに泊まりに行って、それぞれ道が違ってしまった自分たちの人生を思い「終わり」を予感した記憶がよみがえる。
サザンの「海」を聞くと、目の前に広がる湖と飛び交う赤トンボ、運転席でハンドルを握る友達以上恋人未満の男友達Cの笑顔が。そして、ユーミンの「DANG DANG」や「パールピアス」では、Cにふられたせつなく甘い記憶が。
彼氏Dと最後の電話をして、悲しい気持ちでケータイを切ったとき車で流れていたのはポルノの「ヴィンテージ」・・・とか、さまざま。

最近は、ものすごく気持ちが浮き立つこともないけれど、ものすごくどよーんと沈むこともない平穏な日常。
あと何年かしてオレンジレンジを聞いたら、今このときの記憶はどうよみがえるのか。

この平和な日常には音楽は貼りつかないかもなあ。
だって、少し前の宇多田ヒカルやマキハラを聴いても「ああ、なつかしい♪」とは思うけど「子育てで大変だったな」くらいの気持ちだし。
やっぱりきゅーんとなるのは「恋愛」シーンを彩るBGMとしての音楽かも。

☆指名は苦手なのでここで終わりです。

萌えるオタク魂

2005年7月2日 日常
萌えるオタク魂
夏はコレですね?

画像がちっこい&暗いためになんだかよくわからないが、息子のオタクコレクションシリーズを無断盗撮。
ペプシのボトルキャップです。
やっぱりマスターヨーダはかっこいい。
下の段はスライムコレクション。

もともと最初のシリーズのときはスターウォーズ好きの私が集め始めたボトルキャップだったのだが・・・
今回は、息子、学校を帰ってきたかと思うとペプシを求めて三千里。
「マルエツに入荷!」とか「コンビニではサーチしにくい」とか「ドラッグではオトナがケースで買っている(怒)!」とか、情報も飛び交っているようで。
友達同士ダブったボトルキャップを交換したり、ひとりではサーチ(パッケージの上から触って形を判断)するのが恥ずかしいというビギナー(?)の友達につきあったり・・・。

スーパーめぐりをして戦果を持ち帰った息子は、まさにアキバ系の方々のような姿。
Tシャツにチェックの半そでシャツを重ね着した息子曰く「アキバスーツ」に、ペプシが6本ほど入ってパンパンになったリュック。
「・・・ヤバいでしょ。Aボーイだし」と声をかけると、「あやしまれないように、牛乳も買ってきてやった」と、リュックから牛乳を取り出す。
・・・牛乳をカモフラージュで買ったところでなあ・・・ペプシの山の前でゴソゴソ探って、しかも6本も買ってりゃごまかしはきかないだろう。

いや、私もオタクが入っているのでわからないわけではないけど、オタクの人というのはエネルギーやお金のかけ方が違うなあと息子の行動パターンを見ていてつくづく思う。
前も、フィギュアを入れるケースを何千円も出して買っていて驚いたが、今回もかれこれ3000円近くペプシに費やしている。
ペプシ本体は私たちに1本100円で売りつける、と抜け目がない。
そして、なんと4500円もするデススター型ボトルキャップコレクションステージを申し込むという!
私が、息子の夏期講習代の工面で苦労してるのにー。
お金あるんなら出してよー(涙)。

とか言いながら、私もサウンドビッグボトルキャップとかいうのを申し込んでしまった・・・ううう(金3200円也)。
息子の申し込み用紙を見ていたら、「ああ・・・マスターヨーダ・・」とムラムラとオタク魂が萌えてきたのであった。
スターウォーズを前にしては経済観念などブッ飛んでしまうのか。
おそるべし、オタク魂・・・。

真夏のコタツ

2005年6月27日 日常
梅雨はどこへ?
いきなり蒸し暑くなってエアコンなしでは生活できないー・・・。

土日にやっとホットカーペットやファンヒーターをしまって扇風機や夏用ラグマットなどを出した。
いつまでもファンヒーターと扇風機が並んでいるのが気になっていたのでやっとすっきり。

ここ1ヶ月ほどお仕事でよそのお宅のファンヒーターやじゅうたん類をいくつしまったことか。扇風機をいくつ出したことか。
ああ、そんな季節だなあーとは思ったが、よそんちのことばかりやっていて自分とこには手が回らない。
「紺屋の白袴」ってヤツ?

土日にやっとしまったもの。
ホットカーペットと冬じゅうたん。裏表とも掃除機をかけ、じゅうたんはコインランドリーの大物洗濯機で洗い干す。箱にしまう。
冬用掛け布団。干して押入れへ。
ファンヒーター4個。灯油を使い切ったものはクリーニング。3個は微妙に灯油が残っている。
梅雨時の洗濯物を乾かすときに必要かも、と思い1個を残し灯油を処理。少しだったので古布に吸い込ませてゴミへ。
この残った灯油、各家庭ではどうしてるんだろう。
たいていはそのまま夏越しして使うよね?
・・・え、うちだけ?
扇風機残り2個組み立てて出す。

ところで、お年寄りのお宅を訪問すると、エアコンをきかせつつコタツに入っている、という光景を見かける。
こちらは暑い炎天下から入っていくので「ああー涼しいー」とホッとしつつ、「ああーコタツ?」と思う。
声をかけると、「だってね、磯野さん、足が冷たいじゃない。それにしまったり出したり大変だし」。
・・・そうか。

トシをとると手足などの末端までなかなか暖まらないし、一度冷えたら冷えたまま。
自分もそうだが、足が冷たいのは限りなくカナシイ。
たしかにコタツの出し入れという重労働を考えると、一年中出しっぱなしのほうがいいのかも。
息子さんや娘さんたちと同居しているお年寄りは、若い方々が気を回してコタツを出したりしまったりしてくれるんだろうけど。

そうだよなあ・・・・。
こんなお仕事を始めるようになってから、私も遠くはなれた実家の両親を思うことが多くなった。
父母は70過ぎて老人二人暮らし。
今は元気だし、家事だってなんだって「自分たちでやるしかないからかえって元気でいられるから心配しないで」とはいうけれど。
訪問介護のお仕事で、お年寄りのお宅のお掃除をしたりお料理をしたりするとき。お年寄りが病院に行く付き添いをするとき。
・・・近くにいればときどきお掃除に行ったり病院に連れて行ったりできるのに・・・としみじみ思う。

実家では居間に堀りゴタツがある。
昔は練炭、今は電気のヒーターが入れてある。
北国でも連日最高気温28度や26度が続いているようだが、居間のコタツはしまっただろうか。
訪問介護で行く利用者さん宅で。

一人暮らしのKさんは90歳はとうに過ぎていてちょっとボケ加減のおばあちゃん。
一日中コタツで寝たり起きたりしていて過している。
朝行くと「オムツがかゆくて」とはずしてしまっていてオシリ丸出しのときもあるが、そのボケっぷりがとってもかわいらしい。
私たちが行くとうれしそうにいろいろおしゃべりして、お菓子なども出してくれる。

お昼ごはんにおじやを作って、デザートにサクランボを出したとき。
Tさん、おもむろにサクランボをつまんで「♪しゃぶってごらんよぉぉー」と詩吟みたいなうなり声で歌いだす。

・・・・も・も・もしかして、それは・・・?
記憶の引き出しの奥の奥のほうに眠っていた歌がよみがえる・・・。
「♪ほらほーら 黄色いサクランボー・・・かなあ?」と歌ってみると、ものすごくうれしそうな顔をして「ああ、それそれ。♪黄色いサクランボー」。

うわーなつかしいー。
小学生かその前か・・いやいや、やっぱり小学校低学年のころか。
ちょっとイロっぽい女の子グループが歌っていた「黄色いサクランボ」だ。
昭和のナツメロだなあ。

記憶を探って思い出しながらTさんといっしょに手拍子しながら歌う。
♪若い娘が ウッフーン お色気ありそで アッハーン なさそで ウッフン ありそで アッハン ほらほら黄色いサクランボ♪
Tさんとふたりきりだから歌えるけど、ホント人前では歌えないヘンな歌・・・。

ヘルパーステーションに戻ってその話をする。
「ああー、そうそうTさん、サクランボ出すと私のときも『きいろいサクランボ』って歌ったよ。昔の歌だったんだあ」と若いヘルパーさん。「『サクランボ』っていったら「」♪あーたしさくらんぼー』だよねえ」。
・・・まあ、そうだよね。

話を聞いていたオバちゃんヘルパー、「・・・『ゴールデン・ハーフ』だっけ?エバちゃんとか」。
ああー、そうそう!

そのキーワードで記憶の引き出しがガーンと開いた気がした。
当時ホットパンツと呼ばれた太もも全開の短いパンツで歌いながら踊るハーフの女の子グループ。
ドリフターズの「8時だよ!全員集合」にも出ていて、人気だったのはかわいい笑顔のエバちゃん。
そういえばそんなグループあったよねえ。

お年寄りと話していると、記憶の奥底に沈んでいてとっくに忘れていたと思っていたことを思い出すことがよくある。
「黄色いサクランボ」がフルコーラス歌えてしまった自分にびっくり。
そのたびに、「ああー、昔の記憶って忘れ去られたわけではなく、ちゃんと記憶の引き出しの奥底に眠っているんだなあ・・・」と思う。
最近の記憶はさっぱり定着しないんだけどね。

つゆだくメロン

2005年6月15日 日常
最近、訪問介護のお仕事で行き始めたSさん宅。
「買い物・掃除」の家事援助で入るのだが、買い物といってもメモされた品物をいくつか買うだけだし、お掃除だってヘルパーが来る前に掃除機かけているのでは、と思うほどきれい。

お仕事の内容自体これといって大変なこともなく、毎回お茶の時間をとってくれてさまざまな茶菓子や季節のくだものなどでねぎらってもくれる。
帰りがけにはわざわざ手土産まで持たせてくれる。
本来、私たちはお茶やお菓子や、ましてや手土産なんていただいてはいけない立場。
「お客様じゃないんだからいいんですよ」と何度も断るのだが、「こうして若い人たちとお話するのはいいことだから。ひとりでお茶飲んでもさびしいでしょ」と言われると、それもそうかなあ、と。

きのうなどは、「北海道からメロンが届いたから」と冷蔵庫から木の箱を取り出すSさん。
なんと!ぜいたくに4分の1にカットされたメロンが涼しげなガラスの器に載せられ運ばれてくる。
スイカと違ってメロンなんてそうそう買ってまで食べる果物でもなく、しかもこんなに大きくカットされたものを食べることなんてない。

スプーンですくって口に運べば、とろりととろけるようなジューシーな甘さが口いっぱいに広がる。
果肉からあふれたメロンのジュースが最後には皿に残る・・・ううーもったいない。
うちでだったら迷わず皿を手に取り飲んでいるところだ。

話を聞くと、Sさん、果物はハシリのものを産地から取り寄せて食べるのが好きだそう。
スイカは3月から食べているし、「そろそろブドウね」と言っていた。
「磯野さん、あのね、食べ物はケチっちゃだめよ。年中ボロを着ていてもなんでも、体の中に入れるものをケチると気持ちがシミったれてくるからね」とSさん。
決してボロを着ているわけでもなく質素だが品のある雰囲気のSさんの言うことになるほどなあ、と思う。

Sさんに限らず、私が訪問しているお宅は裕福なお年寄りの方が多い。
1時間200円ちょっとの負担でお掃除に来てくれるなら週に何回か頼もうかしら、若い人とお話するのは楽しいし、みたいなカンジはある。
不動産の収入があったり貯蓄があったり、年金も今のお年寄りはそこそこ出てるみたいだし。

「サラリーマンじゃ収入はたかがしれてるから、いい時期に株でもうけた」という方もいる。
そうか。サラリーマンじゃだめか・・・。
今の生活の延長上にある自分の老後のことを思う。
お金に困らない・・・とは特別なことがない限り思えない。
つゆだくメロンを4分の1カットで食べられる年寄りにはまずなれそうもないのかなあ。
ちょっとカナシイ。

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