父がうちに来たのは8年ぶりか。
母が体調を崩してからはそれどころではなくなっていたし、そうこうしているうちに父自身が脳梗塞のなごりで足元がおぼつかなくなった。
今回は妹がいっしょに来てくれたので3泊4日の旅が実現したのだった。

大相撲観戦の次の日は父の希望で富士山へ。
前に「どこに行きたい?」と聞いたときに「富士山だな!」と即答。やっぱりね日本人と生まれたからには、って感じ?
大相撲観戦は五月晴れだったのに富士山行きの日はあいにくの曇天。
河口湖インターを降りたときまでは雲の中にうっすらと雪を抱いた富士山を見ることができた。でもスバルラインを登るにつれて雲の中へ。五合目に着いたころには雨もポツンポツン。パワースポットの小御岳神社を参拝してお土産やさんを見ているうちに雨。

土産物屋も人であふれかえっていて品物を見るのもレジに並ぶのも大変。
で、ここで周囲に飛び交う言語で初めて気づく。あれれ?日本人私たちだけ??
富良野も小樽も京都も多かったけど富士山五合目の外国人旅行者の割合は最高。連休あけの月曜日だからかな?
そういえば大型バスは10台以上並んでたけど普通の駐車場には数台しかとまってなかった。土産物屋のなんてことないオバチャン店員さんも英語で応対してた。
うーんインバウンドおそるべし。

この日の昼食は飛騨高山から移築した合掌造りの古民家での炉端焼きと山梨名物ほうとう。

昼食後は河口湖オルゴールの森に行く予定が雨のため河口湖猿回し劇場へ。
南阿蘇にある猿回し劇場が被災しているので復興の一助になればいいかなとも思って。
これが思ったよりずっと良かった!
お猿さんがとっても表情があって身体能力が高くておりこうで。人のパートナーは犬だなと思ってたけど猿には負けたわ。
コンビを組むトレーナーさんたちも元気いっぱいでおもしろい。笑いあり涙あり。天井まで届くほどの高い竹馬に乗る場面ではドキドキハラハラ。
最後にはカワイイお猿さんといっしょに写真もとれるオマケつき。

後日、父からお礼状が届く。「この歳にして初体験の数々、いつもは独居の自分には大変刺激になりました」と。
ああそれは良かった。ちょっとは親孝行ができたかな。母も今まで元気でいてくれれば少しは私も余裕ができてこうしてご案内できたのに。
父もだいぶヨボヨボしてきたのでまた次があるかどうかはわからない。
青空をバックに雪を抱いた富士山の姿を見せてあげたかったなあ。
大相撲マス席デビュー
大相撲マス席デビュー
大相撲五月場所初日行きました!
念願のマス席だよー。超盛り上がったあー!

父と妹と私。マス席は狭いと聞いていたので3人でいいかと思ってたけど「社会科見学」と娘も参戦。
12時に国技館入り。もうー12時に入ってもいろいろやることがあって忙しいの。
力士の名前入りの色とりどりのぼりの前や国技館壁面の大きなお相撲さんの絵の前で写真をとったり、遠藤のお姫様抱っこパネルで写真をとったりテンションあがる!

地下のちゃんこは長蛇の列が国技館の外まで伸びていたのであきらめ、お席に座ってまずはお弁当と国技館名物やきとりを。
相撲そのものは朝8時からやっているので土俵上では熱の入った取り組みが行われてます。
腹ごしらえをしたらお相撲さんの入り待ちへGO。
関脇までのお相撲さんは歩いて国技館の横を通っていくのでほんとに間近にお着物姿のお相撲さんが見られる。
推しの勢と妙義龍。安美錦、嘉風・・見ているうちに横綱鶴竜が正面階段から入るという情報を得て正面へ。見た撮ったー鶴竜!横綱を間近で!

15時すぎお席に戻ってからも見どころたくさん。初日なので協会ご挨拶あり、幕内力士土俵入りあり、横綱土俵入りあり。1月場所の琴奨菊、3月場所の白鵬の優勝額披露あり。
そのころには観客も増え館内熱気と声援で盛り上がってくる。

マス席は鉄パイプで仕切られてあり座布団が4枚しいてある広さ。というか狭さ。足は伸ばせないからしびれるし体勢を変えたり立ったり座ったりもちょっと大変。2階のイス席の方が観戦にはラクかなあと思っていた。
が!1階と2階では臨場感がまるっきり違ってびっくり。
過去3回私は1人でイス席で見た。これは言ってみれば相撲観戦。箱根駅伝でも高校野球でもスポーツはやっぱりナマだなあ、会場の熱気がわかるし。なんて思ってた。

大相撲に関して言えばそんなものではない!
2階のイス席と違って1階マス席は4人ずつ座り、私たちは飲んでないけどたいていの席で酒宴が催されている。取り組みがすすむにつれて酒もすすみ声援もヒートアップ。あちこちでかけ合いで声援がとんだり大人数で叫んだり。
前後左右の区画が隣り合わせなので、推しのお相撲さんが同じだったりすると意気投合して話がはずんだり。
まあとにかく熱気が違って大関横綱の取り組みのころには盛り上がりMAX!
作成していったイチ推し「稀勢の里」の横断幕を広げるとまわりの人たちも『稀勢の里ー!」「キセちゃーん!!」「キセノーン!!!」といっしょに応援。
うわーなんて楽しいの!これはもう相撲観戦というか相撲宴会!?

一生に1度はマス席で大相撲を見てみたい。
そんな思いはひょいっと飛び越えて「またマス席で大相撲だー!」となったのでした。
父をいつかはマス席にご招待したいと思ってたのもやっと実現できて良かった。
大相撲のあとはちゃんこ屋さんでちゃんこ。
なんなら座布団を投げる心の準備もしてたけど、横綱大関も順当に白星を並べ大満足の国技館五月場所初日。
九州新幹線が9日ぶりに一部再開!
「再開の見込みたたず」と報道されていたので早い再開にあー良かったなあ、と。

ユーチューブで九州新幹線全線開業時のCMをひさびさ見直して泣けた。
テンポのいい音楽にのせて九州新幹線が鹿児島から博多まで走る。沿線のたくさんの人たちが新幹線に向かって笑顔で踊ったり手をふったり。
カラフルな色合いと楽しい音楽で見てる自分も笑顔に・・と思ったら涙がにじんでいる。年をとると涙もろくなっていけませんわ。

九州新幹線全線開業は2011.3.12なのであの3.11の次の日。
3.11で東北新幹線が動かなくなったときのことも思い出して泣けたー。
新幹線は故郷との絆。
遠い故郷でも新幹線でつながっていると思えば、いざとなればすぐ行けるという安心感がある。
3.11のときにも「東北新幹線再開見込みたたず」と報道され、壊れたホームや高架をニュースで見ると胸がつぶれる思いがした。故郷と自分をつないでいる糸がプツンと切れたような。
だから、当時も「東北新幹線再開!」がとてもとてもうれしかった。

きっと今回も私のように新幹線再開を待って喜んだ人がたくさんいると思うと。そしてその陰に夜を徹して作業をした多くの現場の方々がいると思うと。
胸がいっぱいになる。

地震はまだまだ落ち着く気配を見せない。
日本列島どこにいても危険なことに変わりはない。でもやっぱり良いニュースはうれしい。

熊本地震

2016年4月17日 日常
熊本地震。
震度6や7が連発するのはどれほどのものか想像を超えすぎていてその惨状に心を痛めています。被害にあわれた方々、関係の地域の方々にお見舞い申し上げるとともに一刻も早い収束を願います。

14日の夜。たまたま代休で家にいた息子とNHK9時のニュースを見ていた。そこに突然の緊急地震速報!
ひさしぶりなので一瞬なんのことか理解が追いつかず、え?え?え?とただテレビの前で突っ立ったまま。続けてものすごい勢いで揺れるテレビ画面。「震度7です」との女性アナウンサーの声と画面の数字を見ても現実感がなく。
緊急地震速報流れても何もできないもんだな、と自分にがっかり。息子も微動だにせずソファに座ったままだったしね。

コレきっと「関東」って出ても何もできなかったと思う。
もしここであの時間に震度7が来たら即停電かもしれないんだから、速報が流れると同時にスマホや懐中電灯くらいつかまなくちゃなあ。
去年の今頃からずっと地震予知のサイトをいろいろ見たりして防災意識を高めているはずなのにこのザマ。あー情けない。

地震予知サイトを見ているとよく「日向灘(ひゅうがなだ)」という地名を見かける。
ざっくりいうと九州と四国の間らへんの海。南海トラフの西の端で「ここが揺れたらヤバい!」ところらしい。
どうヤバいかというと日向灘地震➡︎南海トラフ地震(南海・東南海・東海地震の総称)➡︎富士山噴火・首都圏直下地震という連鎖が起きる流れだそうだ。

今回の地震でも熊本から大分へと中央構造線に沿って震源が移動。
ええーどうなの?とコレって普通じゃないよね?と思っていたところに16日昼前に「震源 日向灘」という地震速報が!!
テレビ画面でその文字を見たとき戦慄が走りました。結局のところそれは誤報だったみたいだったけど。頼むよー誤報にしても怖すぎるよ。

何もできないけれど被災地にはせめて義援金を。
そしてトイレットペーパー、水、電池、ウェットティッシュ、ラップなど買い足してきたのでした。

桜前線停滞中
福島・安達太良サービスエリアの満開の桜とポメ子


桜前線の北上とともに実家へ。
母の一年祭(仏教の一周忌)のためダンナ・息子・ポメ子と。
娘がいない車での帰省は、密室6時間会話なしの移動という状況を作り上げる。ううう(泣)。

関東で散り始めた桜は福島仙台では満開。お天気も良く遠くに見える雪を抱いた山並みは青空に映えてとてもキレイ。

ちょっとウトウトしている間にどこで桜前線を追い越してしまったのかインターを降りるとまだ桜は一分咲き。
ちょうど母が亡くなった日もこんなふうに桜が少しだけ咲き始めた日だったっけ。葬儀の日には満開になっていたので今年もあと2、3日すれば、と期待して待ったけれど。

週明けには雪まで散らついて冷え込んでくる。
いつでも咲けるようにピンク色にふくらんだつぼみはきゅっと閉じたまま。
まさかいらないよねーと思いながら持参したヒートテックを重ね着したりファンヒーターをつけたり。

今年の実家の満開の桜は見られなかった。そもそも去年が特別だっただけで例年は4月下旬だものね。咲きはじめを見られただけでも良しとしなくちゃ。

小江戸川越お花見
小江戸川越お花見
雨の谷間の暖かくてお天気のいい日に主婦友たちとお花見に行きました。

今回は「小江戸川越ミニパックツアー」に申し込んでみた。
川越は何度か来てるけど、喜多院と本丸御殿をガイドさんの説明を聞きながら回ってみたいなあーと。
私たちを出迎えてくれたのは真っ赤なブレザーがお似合いのシニアガイドさんとレトロかわいいボンネットバス。
コースは
喜多院(桜の名所。満開でキレイ!五百羅漢も見て楽しい)
川越本丸御殿(ここに川越城があったなんて)
菓子屋横丁(見るだけで楽しい。パン屋さんシャレてる)
蔵の街(こんな近くにこんなステキなところが!)

桜満開。おいしいものいろいろ。店頭で出来立てが売られていて食べ歩きできるのがいいね。
朝ドラ「つばさ」舞台の陶器屋さん陶路子(とろっこ)のさつまいもミニ懐石はぜひ次回食べたい。乾物屋さんの行列ねこまんまおにぎりも。あぶり珈琲とか紫ギョウザも気になる。

新しい発見がいっぱいあってじっくり見たいものもあるからまたすぐにでも行きたいと思った。
娘がいなくなって1週間が過ぎた。

3日ほどは何かにつけ涙が出た。
半分の量に減った白や黒の地味な色合いの洗濯物を干すとき。食器だなに残っている娘の茶碗や箸が目に入ったとき。
外で自転車がとまるような音が聞こえてポメ子が「おねえちゃんおかえり!」と思って玄関に走って行ったとき。
「つぶつぶみかんならわかるけどつぶつぶピーチってなーに?」と笑いながら娘と飲んだ「つぶつぶピーチ」の空き缶がゴミ出しで目に入ったとき。

娘からも国試結果以外の連絡も来ないし、3月中は友達と毎日出かけたり新居にきて鍋パだとか予定があると言っていたのでこちらから連絡してもなあ、と思う。

淡々としているダンナに「娘いなくなってどう?何か思うの?」と聞いてみる。
「別に」と。そうだよね聞いた私がバカだった。気持ちの共有も何もできない人だって20年前にわかっていたのに。聞かなきゃよかった。

それでも、仕事やジムやコーラスに行ったり主婦友と話したりしているうちに「まあしょうがないよね」と思うようになる。
おかあさんだいすきなポメ子がいて。リフォームで長く休んでいても復活できる仕事があって。ジムで体を動かしコーラスで気持ちよく歌を歌って。主婦友たちと花見の予定をたてて。
ないものを嘆くよりあるものに感謝して日々を丁寧に生きていこう。

職場のお姉さま方(60越え)もみんな同じ思いで子供を旅立たせていた。
「1ヶ月は泣いてたね」「あらあたしなんか夏まで泣いてたわよ」「娘はさびしいよねえ」「でも家にいて嫁に出すともっと寂しいからいったん1人暮らしで出して慣れてからのほうがまだマシ」「男はダメ。女親の気持ちなんてわからない」「でもカッコ悪くて寂しいなんて言えないから別になんて言ってんじゃないの?」などなど。

娘がいないとテレビが自由に使える。
撮ったまま見る時間がなかったドラマや映画を見る時間ができた。撮りためておいたものだけじゃなくて見逃した映画のDVDを借りて見る時間もできた。
ダンナと息子は帰りが遅いのでひとりご飯でテレビや映画が見放題。

風呂も寝る前に入れる。
娘がいると1時間も風呂に入ってるのでタイミングを逃すと私はいつまでも入れない。自衛手段で風呂ラッシュ時間前の20時半ころ入ってそのままで足が冷たくなってから寝たりしていた。寝る前に風呂に入ってポカポカのまま布団に入ることができる。

あれあれー?なにコレってちょっと悪くないかも?なんて。
つきあいが長くなりすぎてこれ以上発展性がないと思う男と別れたときの感じがよみがえる。
別れた直後は失われた時間を思って悲しいけれど、少し時間が過ぎるとまあこれで良かったんだなあと思ったときみたい。

ユキヤナギが満開で花桃も咲き始めた。
つぼみがひとつふたつ開いた桜はこのところの寒さで様子見だけど春はすぐそこまで。


就職する娘が引っ越した。

就職先は家からじゅうぶん通えるけどひとり暮らしは人をオトナにする。
私も18で家を出たしハタチ過ぎた子供との暮らしってのはちょいちょい軋轢を生んでいたから、娘が就職と同時に1人暮らしをすると聞いたときはいいんじゃない?と思った。

新居の下見・契約、各種事務手続き、新生活に必要なものリストの作成、買い物などなど引っ越しはやらなければいけないことがたくさん。
「うあーもうめんどくさい!もうどーでもよくなった!」としっかり者の娘がアタマをかかえるほど。

ひとつひとつ新生活への準備は整っていった。
自分なりの新生活へのビジョンがあって、こちらはちょっとしたお手伝いくらいでひとりでちゃっちゃっと物事をすすめていく娘はえらいなあと思った。

でもちょっと待って待って。
買い物にいっしょに出かけていろいろ見たり帰りに何か食べてきたりすること、ポメ子がああしたこうしたといっしょに笑うこと、ふだんの何気ない会話やグチの言い合い、そんな今まで普通にそこにあったことがこれからはなくなるの???
・・・「子離れできない情けない親」なんてみっともない姿はさらせないので普段通りいつも通り。

1日1日引っ越しの日がせまって。
「住民票移しました」の連絡にはホロリときた。ああーもううちの子じゃなくなったか、と。

引っ越しの朝。
いつものように洗濯物を干すと娘のものはなかった。洗濯すると持っていけなくなるから、と洗濯機に入れなかったのだろう。
バタバタいそいで荷物を車に積み込み出発して引っ越しをすませて帰ってきて・・・
娘の靴が入っていた玄関の靴箱ががらんとしていた。洗面所にたくさん並んでいた色とりどりのビンやスプレーもなくなっていた。
あんなに物があふれかえっていた娘の部屋も片付いていてカーテン越しの陽射しがやけに明るかった。

1人暮らし?いいんじゃない?と思っていたのに。
もう干渉されたくない年齢の子供たち、見えるところにいるからつい口出ししてしまう私。ときどきはぶつかって「もうオトナになったコドモとの同居はムリ!はやく出ていけば?」と思うこともたびたびだったのに。
子供が独立していった主婦友が「さびしい」と言うのを聞いて「立派に社会に出て行ったんだからそれで良かったんだよ」なんて思っていたのに。

世の中の母親たちはみんなこんな思いで子供を独立させてるんだな。
涙を笑顔に変えて旅立ちを応援する。でもぽっかりと自分の身体の一部分がなくなったような喪失感。

18で家を出て北国の片田舎から東京の大学に行ったとき、私は毎日が楽しくて家のことも故郷のことも思い出さないほどだった。
都会へ旅立つ娘を父母はどんな思いで見送ったのだろう。
母が亡くなってから父が話していた。私が東京に出たとき、結婚して埼玉に行ってしまったとき。母はいつも座っていた居間のコタツで1日中泣いていた、と。いつも淡々としていた母なのでとても意外だった。
母の涙を見ていたら私は新しい生活に迷いなく入ってはいけなかっただろう。未来を見ている若者は実家のことなど思い出さないくらいでいい。親は顔で笑って心で泣いて。

人生いくつになっても初めてのことばかり。実際自分の身に起きてみないと身にしみてわからなかったことにまたひとつ遭遇した。


エクストラスーパーショートケーキ
食べてないので参考画像


娘の卒業式で都内へ。
朝、ポメ子をお散歩しながら白いモクレンが青空に映えているのを見て「あー最後の卒業式だなあ」としみじみ。
幼稚園の卒園式、小学校中学校の卒業式、高校の卒業式などなど思い出しながら涙が出そうだった。
袴姿の娘を見て涙ぐんでもいいように、ちょっといいハンカチをバッグにしのばせる。

が。現実は違った。
せっかく都内のホテルまで行くんだから、と前日にちょいとググッたところ・・・。
ココロをわしづかみにする情報が!
ホテルニューオータニのカフェSATSUKIには「エクストラスーパーあまおうショートケーキ」なるものがある。1カットなんと3000円(税別)!
季節限定のプレミアムショートケーキだと。
スーパーショートケーキは1000円。ケーキセットは1300円との料金を見ていくとエクストラスーパーがどれほどのものなの???ととっても気になる!

さらに見ていくとエクストラスーパーメロンケーキ3800円(税別)とかエクストラスーパーピーチケーキ3200円(税別)とか。ホールではなくて一切れの価格です。
ふだんケーキが一個500円だと「高いなあ」と思うけど、何?この価格破壊。

などと気になってしまい式の最中も気持ちはSATSUKIへ。
式終了と同時に行ってみる。残念なことにスーパーショートケーキは売り切れで1時間待てばできるとのこと。
1時間は待ってられないしケーキ一個に3000円はどうなの?と思い、普通のケーキセットにする。

まあこのいちごショートは甘さも控え目で普通においしかったけど、ラグジュアリーな空間でコーヒーもおかわりできて1300円なら安いものだった。

それでもやっぱり帰りがけにショーケースに並んでいるスーパーエクストラケーキたちを見てううーん食べればよかったか?と。
またご縁があれば食べる機会もあるだろう。
娘の卒業式のおかげでちょっと素敵な時間を過ごせました。
「リトルマーメイド」
初演当初からずっと観たいと思ってました!
幕が上がったらそこは海の中!!
水のゆらめき、光のきらめきの海の中感がすごい。
お魚たちや海の生き物たちが優雅に泳ぐ。海藻がゆれる。人魚たちがヒレを使って上から下へ左から右へゆらゆらスイスイと泳ぎまわる。
うわーすごいぃぃぃ。

やっぱりミュージカルはいいわあー。
「リトルマーメイド」といえば、のアリエルの「パートオブユアワールド」はもちろん、アリエルの6人のお姉さまたちとキュートなお魚フランダーが歌う「 恋してる」も楽しい。アリエルとエリック王子がキスできるかどうか、の「キスザガール」もワクワクきゅんきゅん。

でもやっぱりカニさんセバスチャンの「アンダーザシー」が最高だあー。
ずーっとザリガニさんかと思ってたらカニさんなのね。
歌がすすむにつれてどんどんお魚たちや生き物たちが増えて舞台がカラフルになっていって楽しい楽しい!

歌って踊って、だから当然若い人かと思って見てて、でもなんかセバスチャンって朴訥な感じで見るからに「いい人」そうで。メイクとったらどんな役者さん?ってググッてびっくり!
飯野おさみさん69歳、初代ジャニーズから劇団四季へ。四季歴43年の大ベテランだと。ええー69歳??四季の底力を見た思い。

今年は秋の帝国劇場の「ミスサイゴン」が楽しみだし、劇団四季ももっと観たい。
国民的ミュージカル「ライオンキング」も観てないしなあ。
「アラジン」も「マンマミーア」も「コーラスライン」も行きたい。
四季の会に入会しようかなーどうしようかなーと迷ってます。
一年一本
一年一本
雛のつるし飾りキットで作り始めたのが2週間前。
説明書では「1本2時間」のはずが・・・。
一本作るのにまあ3日ほどかかった。
そのあまりの大変さに放置しておいたのがきょうやっとひもを通して一本(!)完成!
あーひな祭りに間に合ってよかったよ。
7本セットのうちの「金運」。
宝袋や俵ねずみなどいかにも金運が良くなりそうなラインナップ。

カワイイ柴犬チャイ子のカレンダーといっしょに一枚。
去年・おととし買ったつるし飾りとともに一枚。

いやもう長いスパンで取り組むことにしました。
一年一本!


冬ドラマも中盤。
ちょっとダレてきてもういいかなーと思うのが「わたしを離さないで」「家族のカタチ」。
「わたしを離さないで」はテーマも映像もとてつもなく暗くて。
誰かのクローンであり生まれながらにして果たさなければならない「提供」という使命を持つ人々。結末は?と思いつつもあのコミュニティもなんか得体が知れなさすぎて違和感。どんより重くてあまりすすんで見る気にはなりません。

「家族のカタチ」
家族という群れに属すると俺の時間と金が搾取される。そんなのごめんだ。俺ひとりの城と俺の生活を守りたい。
コレすごいよくわかる!私も今の時代だったらシングルのままだったよ。
と、とっても共感できるところから見始めたはず。
が、回を重ねるごとに人がごちゃごちゃと集い始めて。気づけば「俺ひとりの城」に人がゴタゴタと出入りしている。
俺ひとりの時間と城!と思うならとっくにブチ切れて関わりを絶ってしまうはず。でもそれに流されだんだん人と関わっていく主人公。
違うんじゃないのぉー??もう共感できない。

「ナオミとカナコ」
カナコのDV夫を殺すまでは綱渡りみたいに緊迫の汗にぎる展開。殺して身代わりを逃亡させた今となってはバレるかどうかドキドキ。でもコレ絶対バレるでしょ?逃げ切れないよね。
特筆すべきは高畑淳子。あやしい中国人女社長の役なんだけどすっかり主役たちを食っててすごい!出番が少ないとつまんないからもっと出て!

「真田丸」
なんだかちょっと乗り切れずに見てはいるのですが。
大河ってこんなんだっけ??
「花燃ゆ」は最初から見る気にならなくて見なかった。「江」もひどかったけど「花燃ゆ」でNHKは以前からの大河ファンを手放したなと思った。「幕末男子の作り方」みたいなイケメンパラダイス的なのを見たいんじゃないんだよ。

じゃあどんなの?って問われるとまあ時代の空気もあるんだろうし、「真田丸」はベストなんだろう。三谷脚本で戦国。萌え武将ベスト3の真田幸村。
演じるは笑顔で喜怒哀楽を表現する男・堺雅人。
いいんじゃないの?のはずなんだけど。
ただでさえ人物が錯綜する戦国時代。そこにもってきて真田父があっちについたりこっちについたりするもんだから気を抜くとわからなくなりそう。

大河ってオープニングのテーマ曲重要。
今回のはワクワク感疾走感あり、さらには不穏な雰囲気も漂って本編始まる前から高まる。真田父から信繁(幸村)の時代になればおもしろくなるはず、と期待を抱きながらもう少し見ようと思います。

今いちばん楽しみなのは「スミカスミレ」。
松坂慶子が45歳若返ってハタチの桐谷美玲になる。大学生になってカラオケに行ったり富士急でデートしたりゼミでいじめられたり。
レトロな服装と言動の桐谷美玲(中身は65歳)が可愛らしい。あー松坂慶子ならこうするよねえこう話すよねえ、とほほえましい。
それ以上に可愛らしいのが松坂慶子。
ハタチの姿で「殿方と恋愛」なのだが、ときどき術が解けて65歳に戻ってしまう。これがまた見ているこちらまでドキドキハラハラ。
65歳の姿で立ち上がるときに「ああ膝が・・・」なんて膝が曲がりながら歩き始めるのなんてすごいリアリティ!
桐谷美玲の姿からぼよよよーんと広がって松坂慶子になる場面など、美貌女優なら絶対イヤだろう。松坂慶子に女優魂を見た!

ああーそれと「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」。
月9は娘が録画しておいてご飯のときなどに見るので見てしまうのですが。
前回の山Pのも前々回の福士くんと翼ちゃんのも、展開がぬるくてまあこんなもんかと見ていた。
ゆうべ娘が2話続けて見ていていっしょに見ててついつい引き込まれる自分。
それまでは娘は違う時間に見てたので私が「いつ恋」みたのはこれが初めて。5話6話見ました。
あれれ?ずいぶんとまたビンボくさい話だな。コレはいつものキラキラフワフワの月9じゃないぞ。6話終わったところで「続きが見たい。レンに何があったのか知りたい」と。
で、エンドロール見てたら脚本が坂元裕二じゃないの!!
古くは「東京ラブストーリー」、「それでも、生きていく」「最高の離婚」「問題のあるレストラン」の!
これはツボるはずだわー。次回からも見ます。

雛のつるし飾り

2016年2月18日 日常
雛のつるし飾り
キッチンリフォーム中。
軟禁生活なのでずーっとチャレンジしたいと思っていた雛のつるし飾り作ってます。

完成品を購入すれば万の単位のもの。
「初心者向け。1本の作成時間は2時間。7本セットの華やかな雛のつるし飾りです」という作成キットがあったのでリフォーム前に買っておいた。

色とりどりのちりめんの布や金や赤の紐、ふんわりした白い綿など詰め合わされたセットを手にとり、作る前に思った。
リフォーム時期は2月。リフォーム中は時間もあるから、お雛様を飾る前に作れる。3日もあればできるかな。
軟禁されてる和室のコタツで楽しみながらちりめん細工を一針一針縫う・・・
うわ!なんてステキ!ずーっとやってみたかった願いがまたひとつかなうのね。

ところが。
現実はそんなもんじゃなかった。
なにコレ???
1本には7個の飾りがついててコレ全部で2時間でできるはずが・・・。
ひとつの飾り作るのにも半日かかるんですけど(泣)

とにかく作り物がかわいらしくちっちゃくて。
切るのが大変。縫うのが大変。裏表に縫ってひっくり返すうちに縫い目がほつれてくる。
ボンドではるのを時短のためアロンアルファでやってるんだけど、指につく!
指についてそこに綿やほつれた布がつく。
作った大根とかと指が接着!
指についてとれないままだからスマホ反応しない。あげくのはてにはスマホ画面にアロンアルファついてとれず(泣)

それも、山と積まれたキッチンの荷物類の段ボールの谷間のコタツでだよ?
コタツ周りには新聞とか雑誌、職人さん用のお菓子とかペットボトル、ポットや紙コップやカップラーメン。ポメ子の水やペットシーツやコロコロ。
もー足の踏み場もないってこのこと?
ポメ子の抜け毛と雑多なものに囲まれては優雅にちりめん細工を作るもなにもあったもんじゃない。

2日かかって1本やっと。あと6本もある。
ムリなんだけど。
優雅にのんびり作るはずが・・・もはや苦行。こんなことするより片付けでもしたほうが。
限りなく挫折の匂いがするつるし雛作成。
金沢グルメ旅
金沢グルメ旅
金箔ソフトクリーム・・・心残り!資料画像です
北陸新幹線かがやき・・・ ボディラインのゴールドがゴージャス!



今月初め。金沢行ってきました。
なんと金沢は極上グルメの街だった!

兼六園、金沢城を見た。北陸新幹線かがやきに乗った。それだけでもちょっと達成感があるのだけど、金沢ってそれだけじゃなかった。

一泊二日で回れるコンパクトな町並みもさることながら、兼六園あり金沢城ありお茶屋街あり武家屋敷あり市場あり美術館ありでバラエティに富んだ見所。
市場や回転寿司では新鮮とれたての海鮮が食べられ、お茶屋街では治部煮など郷土料理を盛り込んだ和の御膳が食べられる。
もちもちの麩料理や麩スイーツ、加賀棒茶と和菓子、カリスマ辻口シェフのケーキ、それぞれが金箔などあしらわれて、食べたいものがたくさん。
札幌の海鮮と京都奈良の和の融合?みたいな感じで全部一気に味わえるお得感!

北陸って日本海側だから遠くて、しかも雪深いイメージがあったのだけどそれも違ってた。
京都奈良に行くのは東京駅まで出てから新幹線に乗らなきゃいけない。札幌行くのは羽田まで出なくちゃ。
ところが金沢、最寄りの新幹線駅から2時間8分!あれれ、これって実家の岩手行きより近いじゃん?てことは日帰りもじゅうぶんできる近さ。

雪もなくて気温は首都圏と変わらず。
よくパンフレットに載っている兼六園の雪景色の写真、あれを期待して行ったらダメなのだった。雪はあまり降らないみたい。
まあ観光するにしても何にしても雪はないほうがいい。2日間歩き回っていろんなものを見ておいしいものを食べて大満足。
回転寿しののどぐろや白子・かにみそのおいしさに感動。生あわ麩の葛湯のやさしい味わいに感動。

唯一思い残すとすれば金箔ソフトクリーム!
アイスの部分がびっしり金箔でおおわれているゴージャスな一品。
雪はないけど寒くてさすがの私もソフトクリームどころじゃなかったんだよね。

このところの変な陽気で金沢が20度とニュースで流れた。なんとその中で私が食べ逃した金箔ソフトクリームを食べてる人が映ってるー。
うわーくやしいっ!
次に行く機会があったらぜひコレ食べなくちゃ。
ポメ子7歳
ポメ子7歳
はやいなあー。ポメ子が来てからもう7年目???

7歳からは犬の世界ではシニア犬。
ポメ子も立派な高齢犬の仲間入り。
これからはフードもおやつも「7歳からの」ってのを買うことになる。

今年のお誕生日ケーキはヘルシーに手作りしてみました。
だって去年「犬用ケーキ」買ってみたのはいいけどその直後のお誕生日記念血液検査の数値がヤバくて再検査!
私が食べても甘くておいしかったもんね。

ポメ子ケーキは・・・紫芋をつぶして形を作る。水切りした脂肪ゼロヨーグルトをのせる。トッピングはりんごとフルーツ。
レバーとブロッコリーとうずらたまごのメインディッシュもケーキもはぐはぐペロリ、でした。

花に雪

2016年2月7日 日常
花に雪
立春も過ぎて陽射しも春めいてきたかと思っても、まだまだ安心できません。
毎日新聞の須田桃子記者による一連のSTAP細胞事件のレポート。
「科学史に残る大スキャンダル」とまでされるあの出来事は何だったのか。

私の中で過去の人っぽくなってた小保方晴子氏。
こんなに可愛らしい若い科学者がムーミンの研究室でおばあちゃんの白い割烹着を着てチャッチャッと何かやったらSTAP細胞できちゃった!みたいな感じだった。
すごい!と思った。

図書館でのリクエスト本が今頃回ってきたので読むのが今になってしまった。
専門的な内容も多いので難しい部分もあるが事の顛末は時系列なのでくわしくわかる。それでも読んでやっぱり疑問は疑問のまま残る。

STAP細胞はあったのかなかったのか。
ES細胞が混入したものだとすればそればいつだれがやったことなのか。
小保方氏をリケジョの星と持ち上げた最初の記者会見の演出は何だったのか誰の発案だったのか。
小保方氏と実験をともにしたのは若山氏で笹井氏は論文のお手伝いなのになぜそれほどまでに笹井氏が追い詰められ死ななければならなかったのか。
そもそもタイトルにあるように悪意のある「捏造」だったのかどうか。
わからないことだらけ。

うーん。この一連の騒動のどこかに悪意があったものかどうか。これが1番の疑問。オボちゃんは確かに未熟だったろうし周囲が騒いで持ち上げすぎたのはあるだろうが。

さて、読了したと思ったらタイムリーに小保方晴子氏の手記「あの日」が発行された、と!

世紀の大発見、とかリケジョの星、とかセンセーショナルに取り上げられたのが2年前の1月28日だったんだね。その日にあわせて手記出版!
しかもずっと極秘ですすめられていたらしい。
リクエストが回ってきてからなので「あの日」を読むのはまだ先になると思うが、ぜひ読んでみたいと思う。
1月27日は母の誕生日。母は去年亡くなったのでもういないけれど。

今日の朝もかなり冷え込んだ。
ポメ子のお散歩のあと足を洗おうとしてもここ数日水道が凍っていて出ないことが続いている。

母はこんなに寒い季節に生まれたんだなあと思う。
1月の末は大寒なので寒さの底。母が生まれた昭和ひとけたの岩手の冬はさぞ底冷えする寒さだったろう。

母が体調を崩した7年前の冬。
正月明けから母は急に眠れなくなり風呂にも入らず明るいのも騒がしいのもだめになった、と父から連絡があった。

体調を崩した7年前の母の誕生日。
遠くにいた私は母に元気になってもらいたくて、すがる思いでネットでフラワーアレンジメントを選んで注文した。気持ちがぱっと明るくなってくれればいいなと祈りながら黄色とオレンジの花を選んだ。お風呂も気持ちよく入ってゆったりしてくれればいいと思い、いい香りのする入浴剤を送った。
娘が高校受験をひかえていたし正月に行ったばかりだったので、母の様子を見に行くという選択肢は私の中ではなかった。

あのときすぐ行けばよかった、と今なら思う。
1月末の母の誕生日のころならまだ少しは母と話ができたのかもしれない。お誕生日の花を持って母の様子を見に行けば良かったのだ。

結局母に会いに行けたのは娘の受験が終わった3月の初め。その頃にはもう母はすっかり別人のように変わり果てて私の知っている母ではなかった。まともな会話もできなかった。
3月だからひな祭りのちらし寿司でも作ろう、なんて思って用意していったもののそれどころではなかった。そんなお気楽な思いだった自分が恥ずかしくなるほど事態は深刻だった。

今思えばはじまりはやっぱりうつ病だったんだろうか。それが認知症に移行してそのまま母は向こうの世界の人になってしまった。
7年前の正月に母と話したきりぷっつりとコミュニケーションがとれなくなってそれっきりだ。

去年の桜の季節に母は逝った。
早いものでまた桜の季節に近づいている。

冬はカニ

2016年1月24日 日常
冬はカニ
あれれと思うともう一週間。
はやいなー。

先週は雪が降ったり用事で出かけたりであっという間。
大相撲初場所もおもしろい展開だし、スキーバス事故の続報、SMAPの解散騒動も目が離せなかった。

琴奨菊優勝しちゃうかな?
絶対的横綱の白鵬の調子がいまひとつっぽいからこのチャンスをつかめるかどうか。今場所は連日のように国技館で座布団が舞った。なんたって日本人力士10年ぶりの優勝か?という大相撲史に残る出来事。
うーんこれが稀勢の里だったらなあー!もっとテンションあがって感慨深かったのに。キセちゃんファイト!

さて写真はがってん寿司の本ズワイガニと紅ズワイガニの甲羅寿司。金のお皿が光り輝いてます。
やっぱり夏はウニ。冬はカニだよね!
「カニを味わう3日間」とのチラシに誘われひさびさのがってん行き。やっぱり美味しかった。カニも白子もあん肝もサーモンもおいしゅうございました。

カニのホントのおいしいところは甲羅につまってる味噌と卵。脚よりずーっと美味。
ましてやカニ食べ放題などで山積みされているカニの脚はもはやカニじゃない。
その昔実家にいたころは冬になるとスーパーで栗ガニが山積みされてて(500円くらい)、ゆでてバキバキと脚を折ったり甲羅をはがしたりして1人1杯カニに食らいついたもんだった。味噌はスプーンですくって。
今の時代、実家近くのスーパーでも昔のように栗ガニが安く売られることもなく、おいしいカニ味噌が身近で食べられることもなくてホントに残念。



今回のスキーバスの事故。
未来ある若者たちの前途が突然絶たれてしまった。
この春卒業するうちの娘と同年代の大学生たちが、と思うと他人事ではない。

事故の状況のニュースを見るたびにやるせない思いになり胸が苦しくなる。
犠牲になった大学生たちの笑顔の顔写真。涙なしでは見られない。
おそらく自分と同年代の親御さんたちがどんなにつらく悲しいかと思うと胸がしめつけられる思いだ。

格安スキーバスツアーはうちの息子も娘もいつも利用していた。
息子は就職してからは「体がキツくて大変」と宿泊のプランで行くようになったが学生のときは今回のような夜行便だった。
ワンシーズンに数回0泊2日のスノボに行くのが恒例。家で夜のご飯を食べ風呂に入ってから出て行き、都内23時ころバスは出発する。
早朝より1日滑ってその日の夜中帰宅。
私とすれば夜行便は心配だが「あぶないから行くな」と言って素直にやめるはずもないので、心で手を合わせ安全を祈るばかりだった。

バスツアーそのものはリフト券付きで1万円前後。プラス500円でスノボやウェアのレンタルもできる。
娘などはおよそスキー場に行くのではないペラっとした軽装で出かけていく。
リフト券が5000円くらいすることや宿泊すればホテル代だけで1万弱かかることを思うと激安だろう。

今回事故を起こした運転手さんは、12月までは短距離で小型バスだけ運転していたこと。
休憩予定のパーキングエリアはいつも混んでいるので別のところで休憩したこと。そのために高速を使わないで下道を走らざるをえなかったこと。
などなど調査が進むにつれてさまざまなことがわかってきた。
運転手さんの技量だけの問題ではない。

今回は事故になったために明るみに出たけれど、問題があってもとりあえず無事にツアーが終了していて表沙汰にならないケースも多々あるだろう。
夜行便の運転手さんは無理に無理を重ねていることが多いだろうことも推測できる。

息子や娘が乗ったスキーバスだって運が良くて戻って来られただけかもしれない。
そう考えると本当に他人事ではない。全容解明してひずみが弱いところに行かないような形でしっかり規制して安全を確保してもらいたい。
未来ある若者の命を奪った今回の事故は本当に心が痛い。合掌。

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